生成AIを使うことを目的にするのではなく、各種課題を達成するのに生成AIを如何に有効活用したらよいかを検討してきましたが、ほぼ方策が分かってきたので今回で最後にし、来月からいよいよ本番に移行します。
尚、市役所でも、時々、生成AIを使って業務遂行をしていますが、自分が如何に頭でっかちで実務に則した技術を持っていないことを思い知らされています。
さて、今回の最後の課題は2つあります。
Ⅵ.工数シミュレーション
【結論】
超マクロ見積に使う
案0:類似プロンプトを改造して使用
以下は料金シミュレーションと同じ
案1:エクセルでデータを整理し、ChatGPTで計算させる
・本日別課題でやってみたがプロンプト次第ではかなりのことができそう
案2:Microsoft製Copilotを使用して工数シミュレーションシステムを作る
・案2の応用版
案3:Difyにて工数シミュレーションシステム(チャットポット)を作る
・最終的な姿
今後、コスト、システム作成時間、将来性を考えながら選択していく
【詳細】
0.超マクロ見積 類似プロンプトの改造
前提条件
- タイトル:システム開発工数見積もりプロンプト
- 依頼者条件:ソフトウェア開発プロジェクトに関与するプロジェクトマネージャー
- 前提知識:基本的な開発プロセスとタスクの工数見積もりに関する知識
- 目的と目標:システム開発プロジェクトにおける必要な工数を正確に見積もること
実行指示
{要件概要}と{開発環境}を基に、{過去のプロジェクトデータ}を参考にして工数を正確に見積もってください。
作業工程を列挙し、それに関するタスクを洗い出して工数の見積もりを行ってください。
{出力フォーマット}を参考にして出力してください。
以下省略
Ⅶ.バックオフィス診断(業界や従業員数、使用しているSaaS、バックオフィス担当者人数を入れると、どこに無駄があるか診断できる)
【結論】
下記を参考にしてDifyにてバックオフィス診断システムを時間を掛けて構築していく
・関連しそうなAIプロンプト(例:経営診断書によるクライアント企業の課題解決)
・市販サービス(例:経営診断書によるクライアント企業の課題解決)
【詳細】
1.Difyでバックオフィス診断を実現する方法
1)バックオフィス業務に関する社内規程、マニュアル、ベストプラクティスなどのドキュメントを収集
これらのドキュメントをDifyのナレッジベースにアップロード
2)AIエージェントの設定
バックオフィス診断専門家としての人格をプロンプトで定義
診断の前提条件や評価基準をプロンプトに含める
3)チャットボットアプリケーションの作成
Difyのエージェント機能を使用してチャットボットを作成
RAG(検索拡張生成)環境を構築し、ナレッジベースと連携
4)診断項目の設定
経理、人事、法務などの各部門に関する診断質問を準備
効率性、コンプライアンス、リスク管理などの観点を含める
5)対話型診断フローの実装
ユーザーとの対話を通じて、バックオフィス業務の現状を把握
回答に基づいて、適切なフォローアップ質問を生成
6)分析と改善提案の生成
収集した情報を基に、AIが現状分析を実施
ベストプラクティスと比較し、改善提案を生成
7) レポート生成機能の追加
診断結果と改善提案をまとめたレポートを自動生成する機能を実装
8)継続的な改善
新しい規制や業界トレンドに関する情報を定期的にナレッジベースに追加
ユーザーフィードバックを基に、診断精度と提案の質を向上
2.関連しそうなAIプロンプト
・経営診断書によるクライアント企業の課題解決
クライアント企業の現状を把握し、経営層に実用的かつ感動を与える診断書を作成する。
クライアント企業の市場成長性、競合情報、組織構造などを分析し、SWOT分析と財務分析を行った上で、企業の強みと課題をまとめ、経営者に向けた提案事項を記載した診断書を作成するプロセスを提供します。
プロンプト本文
前提条件:
- タイトル: クライアント向け企業診断書の作成
- 依頼者条件: クライアント企業の課題解決や関係構築に意欲的な経営コンサルタントであること。
- 制作者条件: 経営診断、分析スキル、そしてクライアントが共感する成果物を創出できるコミュニケーション能力を持つこと。
- 目的と目標: クライアント企業の現状分析と潜在課題の可視化を通じて、経営者にとって実用的で感動を呼ぶ診断書を作成
以下省略
3.市販サービス
・業界初、生成AIを活用した”経営診断AIサービス”
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000139207.html
Ⅷ.全体まとめ
課題Ⅰ~Ⅶまで概略検討してきましたが、ほぼ共通することは
①課題の解析ロジックをしっかり検討して実行に移すこと
②必要なデータをしっかり選択し、どう活かすかを事前に検討しておく
③アウトプットイメージを十分イメージする
④道具のメインは、ChatGPT、マイクロソフトコパイロット、Dify
特にDifyを如何に活用するかで精度が大きく異なる
以上、本ブログの読者の方はチンプンカンプンだったかもしれませんが、小生もまだチンカンプンプンです。今後、頑張りま~す。
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