お医者さんとぎっくり腰の私の壮絶な会話

私: 「先生、ぎっくり腰になっちゃいました!急に腰がズキンってなって、動けません!これ、治りますか?」

お医者さん: 「ああ、ぎっくり腰ですね。魔女の一撃とも言われるやつです。大変ですね。しばらくはお風呂に入らない方がいいですし、禁酒も必要です。」

私: 「……え?お風呂に入っちゃいけないって、どういうことですか?そりゃ腰は痛いですけど、そんなに重症なんですか!?」

お医者さん: 「はい、お風呂に入ると血行が良くなって、炎症が悪化する可能性がありますからね。お風呂禁止です。」

私: 「えぇぇ!?お風呂もダメ!?でも、汗かきますよ!体臭も気になるし、何より湿布臭がすごいんですけど…。」

お医者さん: 「まぁ、確かに湿布の匂いは強烈ですけどね。いいじゃないですか、湿布の香り。どこにいてもすぐ見つけてもらえますよ。」

私: 「いやいや、臭いで人に見つけてもらいたいわけじゃないです!そんなこと言ったら、街中でみんなに避けられますよ!“あ、湿布の人が来た!逃げろ!”って…」

お医者さん: 「確かに。まあ、でも大丈夫ですよ。湿布の香りが周りに浸透する頃には、ぎっくり腰も治るはずですから。」

私: 「そんな気休めでどうにかなる問題じゃないですよ…。でも、我慢しますよ、風呂は。もういいです。じゃあ、あとはお酒もダメって言ってましたけど、それも何とかならないんですか?」

お医者さん: 「残念ながら、禁酒も徹底してください。アルコールは血行を良くして炎症をひどくするんです。ですから、ビールやお酒は厳禁です。」

私: 「禁酒…禁酒ですか…。先生、それはあまりにも厳しすぎませんか?私、仕事終わりのビールが唯一の楽しみなんですよ!一日の疲れを癒してくれる、あの冷たいビールが…。それを奪うなんて、拷問じゃないですか?」

お医者さん: 「気持ちはわかりますよ。でも、腰のためです。ぎっくり腰を悪化させるわけにはいきませんから。」

私: 「そうは言いますけど、先生。お風呂もダメで、お酒もダメなんて、これじゃあ私、まるで修行僧ですよ!何を楽しみに生きればいいんですか!?」

お医者さん: 「そうですねぇ…。修行僧だと思えば逆に心が解放されるかもしれませんよ。禁欲生活もたまにはいいかもしれません。」

私: 「いやいや、私、そんなストイックなタイプじゃないんです。欲望に忠実なタイプなんですよ。特にビールには。」

お医者さん: 「それは分かりました。でも、ビールの代わりにノンアルコールビールでも飲んでみては?見た目はほとんど同じですし、雰囲気も味わえるかもしれませんよ。」

私: 「先生、ノンアルコールビールはやっぱりビールとは違うんです!“ビールのフリをした水”みたいなものなんですよ!」

お医者さん: 「まぁ、確かにノンアルコールはビールと違いますが、代わりとしては悪くないですよ。」

私: 「うーん、先生、禁酒と禁風呂のコンボはキツいですよ…。それに、夢にビールが出てきそうな気がします。」

お医者さん: 「もし夢にビールが出てきたら、そこで腰をまた痛めないように気をつけてくださいね。夢の中でも禁酒ですから。」

私: 「夢の中でも禁酒ですか!?まさか夢の中でまでそんな苦しみを味わうとは…。先生、それは流石にひどいです!」

お医者さん: 「ぎっくり腰は甘く見てはいけませんからね。とにかく、お酒はやめてください。お風呂も数日我慢すれば大丈夫ですから、心を無にして頑張ってください。」

私: 「心を無にするって…。なんか禅の修行みたいですね。次回の診察までに私は僧侶みたいになってるかもしれません。」

お医者さん: 「その時は悟りを開いた報告をしてくださいね。『ビールも風呂もなくても、私は生きている』と。」

私: 「いや、そんな境地には絶対達しませんよ!先生、悟りの道は険しすぎます…。」

その夜: 禁酒と禁風呂の修行開始

診察から帰宅後、私は「お風呂もダメ、酒もダメ」の禁欲生活に突入しました。まず最初に襲ってきたのは、やはり禁酒の苦しみです。仕事が終わり、冷蔵庫に向かうと、そこにはキンキンに冷えたビールたちが待っているではありませんか。

私: 「うぅ…飲みたい。でもダメだ、先生の声が聞こえる…“禁酒”って…。」

冷蔵庫の前で葛藤していると、妻が冷静に言いました。

妻: 「そんなに見つめてどうするの?冷蔵庫が空くわけじゃないわよ。」

私: 「いや、ビールが飲みたくて。でも先生に禁酒って言われてるから我慢してるんだよ。もう辛くて…。」

妻: 「それならノンアルコールビール飲めば?味は…まあ、あれだけど。」

再びノンアルコールビールの提案です。しかし、ノンアルコールで満足できるのなら、最初から苦労しません。私はしぶしぶノンアルコールビールを手に取り、グラスに注ぎました。

私: 「はぁ、まるでビールの偽者だな。騙される気がしないよ。」

一口飲んでみるも、やはり本物のビールとは違います。しかし、それでも少しは気が紛れたかもしれません。次に待っていたのはお風呂です。

禁風呂の戦い

夜になると、体が蒸し暑く感じ始めました。汗がじんわり出てきて、湿布の香りがさらに強烈に漂います。これは流石に耐えがたい。シャワーくらいは…と思い浴室に向かおうとしましたが、その瞬間、腰にズキンと痛みが走りました。

私: 「ああ!これは神様が“お風呂に入るな”って言ってるのか…!」

仕方なく、浴室のドアを閉め、湿布臭の中で過ごすことに。妻が気を利かせて扇風機を回してくれましたが、湿布臭が部屋中に拡散するだけでした。

悟りの境地?そしてその後

禁酒と禁風呂を何日か続けた結果、私は不思議な感覚に包まれるようになりました。体臭がどうとか、ビールが飲みたいとか、そんな小さなことがどうでもよく感じるようになってきたのです。これが、もしかして悟りの境地なのかもしれません。

しかし、悟りを開いたその瞬間、先生から連絡が入りました。

お医者さん: 「あ、もうお風呂も入っていいし、少しならお酒も大丈夫ですよ。」

私: 「え!?今さら!?もう私は何も欲しない心境に到達しそうだったのに!」

結局、私は修行を解かれ、久しぶりにお風呂に入り、ビールを飲むことができました。しかし、そのその瞬間、私はまるで天国にいるかのような幸福感に包まれました。

お風呂とビールの祝福

私: 「これだ!これこそが人生の喜びだ!」

まず、お風呂。久しぶりにお湯に浸かるその瞬間、私は思わず声を上げました。体中の疲れがじんわりと溶け出す感覚、まるで全身が生まれ変わるような、そんな気持ちです。数日間溜まった汗と湿布の香りが一気に流れ去っていくようでした。

私: 「あぁ…これが“極楽”か…。」

お風呂の中で、私はしみじみと感じました。「人はお風呂なしでは生きられない。」それはまさに、私が悟りに到達する直前に再び世俗に引き戻された瞬間でもありました。人間の快楽は捨てられない。お風呂に浸かることで、私は完全にリセットされ、また普通の生活に戻ることができたのです。

次はビールです。風呂上がりに冷蔵庫の扉を開け、待ちわびたビールに手を伸ばしました。冷たい缶を持ったその瞬間、手に伝わる冷気が私に至福を約束してくれているようでした。

私: 「プシュッ!」

この音が部屋中に響き渡り、私はグラスにビールを注ぎました。黄金色の液体が泡立ちながらグラスを満たすその様子は、まるで希望そのもの。私は一気に飲み干し、長らく忘れていた快感が体に広がりました。

私: 「うまい!うますぎる!これだよ、これ!」

その瞬間、私は悟りました。「お風呂とビールこそが、私の人生における最高の楽しみだ」と。そして、ぎっくり腰がもたらした一時的な禁欲生活は、私にこの喜びを再確認させてくれたのです。

医者との再会

数日後、私は再び医者の診察を受けに行きました。腰の調子もすっかり良くなり、通常の生活に戻っていました。

私: 「先生、ありがとうございました。おかげさまで腰も良くなりました。」

お医者さん: 「それは良かったですね。禁酒と禁風呂、ちゃんと守りましたか?」

私: 「ええ、もちろんです。正直言って地獄のようでしたけど、何とか耐えました。もう一生ぎっくり腰にはなりたくありません。」

お医者さん: 「それは何よりです。ぎっくり腰は繰り返すことが多いので、予防も大切ですからね。腰に優しい生活を心掛けてください。」

私: 「はい、先生のおかげで、禁酒の恐ろしさを知りました。でも、あの時のビールの夢は…まだ忘れられません。」

お医者さん: 「ビールの夢ですか?」

私: 「ええ、夢の中で冷たいビールが現れて、飲もうとした瞬間、先生の声が『禁酒!』って響いて…。あれはトラウマですよ。」

お医者さん: 「ははは!夢の中でも私の指導がしっかり効いていたようですね。これからは現実でも適度な飲酒を心掛けてくださいね。」

私: 「そうします。もう禁酒はこりごりです。でも、お風呂とビールのありがたさを教えてもらったので、感謝してますよ、先生。」

お医者さん: 「それなら良かったです。ぎっくり腰も回復したことですし、これからも腰に負担をかけない生活を心掛けて、健康を維持してくださいね。」

私: 「はい!次はぎっくり腰にならないよう、靴下拾う時も慎重にいきますよ。」

結論: ぎっくり腰と共に生きる

こうして、私はぎっくり腰との戦いを終えましたが、学んだことは多かったです。お風呂やビールを当たり前だと思っていた日々が、いかに貴重だったか。そして、禁酒や禁風呂を通して私は“悟り”を感じることができましたが、最終的にはやっぱり人間らしい快楽の大切さに戻ってきました。

「ぎっくり腰なんて、もう二度とごめんだ!」と心に誓い、腰に気を付けながら慎重に生きる日々が続いています。そして、毎日お風呂に入って、ビールを楽しむ。これこそが私にとっての最高の贅沢です。

みなさんも、ぎっくり腰になった時は覚悟してください。禁酒と禁風呂の生活は大変ですが、その後に待っている「お風呂とビールの祝福」は、何ものにも代えがたい喜びを与えてくれるでしょう。

医者の最後の言葉を胸に刻んでおきます。

お医者さん: 「禁酒、禁風呂も良い修行だったでしょう?これからも健康第一で!」

皆さんも健康を大事にしつつ、腰を痛めないようお気を付けください。そして、禁酒と禁風呂がもたらす苦しみを知る前に、ぜひ予防を!

 

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