皆さん、アポロ11号を知っていますか?
もしかすると、年代的に知らない方もいるかもしれませんね。
1969年7月20日、ニール・アームストロング船長と
バズ・オルドリン月着陸船操縦士の2名のアメリカ人が、
人類で初めてアポロ月着陸船「イーグル」号を月に着陸させました。
小生も興奮してテレビを観ていました。
それから、実に51年という歳月が流れて、民間企業による有人ロケットが
国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられます。
民間企業スペースXが開発を進めている新型宇宙船「クルー・ドラゴン」。
その打ち上げが2020年5月28日5時32分(日本時間)に決まったことが
NASAから発表されました。
もうすぐですね。
その次は、JAXAの野口聡一宇宙飛行士がミッションスペシャリスト
として搭乗し、国際宇宙ステーションに向かうそうです。
今回の民間有人ロケットは、何が凄いのでしょうか?
小生???
たぶん、資金力が凄いのではないでしょうか。
ロケットの開発費、ロケットの製造費や発射台を含めて建設費、
NASAとの費用分担、人件費、多々。
数兆円は必要だと思います。
これだけの費用を掛けて、ペイできるのでしょうか?
たぶんできないと思います。
そうすると、何が凄いかって?
数兆円掛けて、夢を買っているのではないでしょうか。
今のこのたいへんな御時世の中、何事も性善説でいきましょう。
とても幸せな気分になれますよ。
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日本のロケット
日本のロケット開発は、昭和30年(1955年)、東京大学生産技術研究所で開発された長さ23cm、直径1.8cmの固体燃料を使用する超ミニサイズの機体から始まりました。
鉛筆程度の大きさのこのロケットは、そのものずばりの「ペンシルロケット」と呼ばれました。
また並行して、固体燃料を使用した長さ1メートル程度のロケットも開発され、こちらは「ベビーロケット」と命名されました。
その後、上層大気を観測するためのロケットとして、本格的な固体燃料ロケットが開発され「カッパー(K)」と命名されました。
このロケットは4型、6型、8型、9型、10型など各種が開発され、地球の上層大気の観測に大きな貢献をしました。
カッパーの後は、さらに大型の「ラムダ(L)ロケット」が開発され、我が国初の人工衛星の打ち上げが行われました。昭和45年(1970年)のことです。
ラムダロケットの後は、大型化した科学衛星打ち上げ用の固体燃料ロケットの「ミュー(M)ロケット」が開発されました。
固体燃料を使うロケットは、開発順にペンシル→ベビー→カッパー(K)→ラムダ(L)→ミュー(M)となっています。
一方、実用衛星打ち上げ用型ロケットして開発した液体燃料ロケットは、固体燃料ロケットのK、L、Mに続く「Nロケット」と命名されました。「N」は日本の頭文字でもあります。
NロケットはI型とII型が開発・運用されましたが、その後より大型の「Hロケット」開発が行われました。
このロケットの第2段には高性能の燃料である水素が使われていることから、ロケットの名称に水素の頭文字(H)が使われました。
H型のロケットもI型とII型が開発されましたが、現在はII型の発展型のH-IIAロケットが運用されています