小生、コロナ外出自粛の中、家の周りでウォーキング(3km~6km)を
実施しています。
目的は、運動不足対策、気分転換、考え事、そしてこのブログのネタ探しです。
このブログのネタ探しは、五感と心と頭を澄まして、感じながら歩く。
ある意味ではとても新鮮で今まで見えなかったことが見えてきます。
あまり、神経を使うと疲れてしまうので、集中と選択適度なバランスが必要です。
(集中と選択ってこういう時に使うのでしたっけ。)
おとといの13日も颯爽と大月インターの方に向かって住宅地を
歩いていました。
おお~ 懐かしい~ 何年振りかの再会。まだ、生きていたんだね。
VCとの再会がありました。
VC、元気にしていたか~?
それにしても懐かしい。
なんだ。こんな街中でおじさんに洗ってもらっているのか?
おらの葛飾の実家の近くに専門の修理工場があったなあ~。
そうなんです。VCとはVACUUM CARのことなんです。
もしかすると知らない方もいるかもしれませんね。
何十年も見ていない方もいるでしょう。
(是非、インターネットで御覧ください。)
原理は、自動車掃除機の様にタンク内を負圧にし、大気圧とタンク内圧の差により、
吸引ホースから液体(多少の固形物も可)をタンク内に吸い上げます。
お食事中の方、おやつ中の方、たいへん失礼申し上げました。
昔の機械を旧友の様に懐かしむ。
こんなことも人生を豊かにしますよね。(しない、しない)
お後がよろしいようで。
P.S.この様なお話は、小生最も得意としています。
リクエストがあれば連絡ください。
◆今、ホームページトラブル中です。復旧に悪戦苦闘中です。
http://orinokasa.com/index.html
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少し長くなりますが、VC(バキュームカー)にちなみ、臭い話をお届けします。
日本人は直截的(ちょくさいてき)な物言いを嫌い、婉曲的な表現を好む。
トイレを便所と言えば、大・小便をするところ、そのものズバリの表現なので、露骨過ぎる。
そこで、昔の人は「手洗い」と呼んで用を足した後の動作でそこが便所であることを暗示した。
「お」をかぶせて「お手洗い」と言ったりもしたが、祖母は「手水(ちょうず)」とか「手水場(ちょうずば)」と呼んでいた。
人目を避けて入るので「憚(はばか)り」と呼ぶこともあったが、「御不浄」と呼んで、遠まわしにそこが不浄な(=汚い)ものの排泄の場所であることを言い表したりもした。
このほか、トイレの異称には「雪隠(せっちん)」とか「閑所(かんじょ)、閑処」などがある。まれに「洗面所」と呼ぶ人がいたりする。
雪隠は、中国からの外来語で、雪竇(せっちょう)と言う禅師が、霊隠寺(れいいんじ)で厠の掃除を司っていた故事にもとづくそうだ。
閑所、閑処は文字通り人気のない所、静かなところで、便所の雰囲気を指している。
厠(かわや)には二つの説がある。
今でも東アジアの国の中には、川の上で用を足して、排泄物を魚の餌にしているところがある。
かつては、日本にもそうした地方があって、川の上に作った便所を「川屋」と呼んでいた。
「厠」は、この「川屋」から来た言葉とする人がいる。
一方、どの家も便所は母屋の片隅に置かれているためだ、と説く人がいる。
厠の厂(がんだれ)は、人の住むところを意味し、つくりの則は傍(かたわ)らを意味する「側」から来たもので、厠は、母屋に付随する建物=便所を現す文字と云うわけだ。
ちょっと理屈っぽいところがあるが、云われてみれば、そうなのかな、と思わないでもない。
「便所」「手洗い」「お手洗い」「手水」「手水場」「憚り」「御不浄」「雪隠」「閑所・閑処」などは、日本古来からの呼び方で、「トイレット(Toilet)」「ダブリュシー=WC(Water Closet)」「レスト・ルーム(Rest Room)」「ラバトリー(Lavatory)」は、近来の外来語だ。
トイレットを簡略化して「トイレ」と言う人がいるが、これは和製英語で、外人には通じないだろう。
「おトイレ」に至っては言うに及ばない・・・・・レスト・ルームは、休憩室、ラバトリーは、洗面所の意味合いが強い言葉で、大きな空間を持っているから、日本古来の便所とはすこしニュアンスが違う。
日本には、さまざまな便所の呼び方があるが、「雪隠」とか閑所(かんじょ)、閑処などは男言葉で、「憚(はばかり)」「御不浄(ごふじょう)」「手水(ちょうず)」「手水場(ちょうずば)」「お手洗い」などは女言葉で、何故か女言葉の方が多い。
「化粧室」それに「トイレット」に「W.C.(Water Closet=ウォーター・クローゼット)」などは、男女共通の言葉のように思う。
言葉ではないが、各種の男女のピクトグラム(絵文字)があったりして、便所の表現はいろいろある・・・。
憚り(はばかり)と紫式部
古来から日本人にとって、排泄行為は、他人に見られるのが、恥ずかしいこと「憚られる」ことだった。・・・たしかに手弱女(たおやめ)とトイレは馴染まない。
紫式部は奥ゆかしい人で、早朝に用を足して、トイレに行く姿を人に見せたことが無かったそうだ。
彼女の才媛振りを妬む人が、それを見て陰で式部を「朝糞丸(あさくそまる)」と呼んだとか。
ゆかしい彼女は、それを伝え聞くと、
「紫は、濃くも浅くも染まるなり 浅く染まる(朝糞丸)とは 誰ぞ云うらん」
と軽くたしなめたそうだ。
後世の作り話と思うが、それにしても良く出来ている。
たいへん貴重なお話ありがとうございました。
さて、そろそろ夕飯の時間です。
今日のいメニューはカレーライスです。食が進みそうです。