我が家の第六花壇は野菜専用ステージです。
冬の間土を寝かせ、春に太陽光で十分殺菌し、
鶏糞&化学肥料で栄養を与えて土を造ります。

そして4月下旬オープン、野菜を植えました。
ししとう、ピーマン、鷹の爪、おくら、みつば、パセリ
あしたば、サツマイモ2種、長ネギ3種です。

ししとうは、大好物のため同種類のものを2本植えました。

同期の野菜たちは、明るい太陽、恵みの雨、十分な土の栄養、
折乃笠家の愛情を受けて、すくすくと育ちます。

しばらくすると、問題が発覚します。
1本のししとうが全然成長していないのです。

同期のししとうは大きく成長し続けています。
日に日にその差は大きくなり、小さなししとうはいじけています。

先天性の病気なのか?そこだけ土が悪いのか?水が足りないのか?
小さいだけで顔色は良いのです。土は最上級だと思います。
水も均一にあげています。
愛情が足らないのか? 問題発覚から毎日励ましの言葉をかけています。

原因はわかりません。
遺伝子の問題かもしれません。

さて、どうするか?

ものを評価する方法として、比較評価と絶対評価があります。

今回、比較評価をすると、同期のししとうに大きく負けています。
同期のししとうは、もう花を咲かせ始めました。

絶対評価をすると、この先大きくなる気配はまったく見られず、
野菜としても使命(美味しく食べられる)は達成できそうもありません。
現在、小さなしし唐は第六花壇の一等地にいます。

ここで写真を御覧ください。
大きな同期のししとうやピーマンに比べて本当に小さいです。

ししとう比較.JPG

かと言って、ししとうという命ある食物を見捨てるわけにはいきません。

小生が取った決断は、第六花壇の端、長ネギを取った後に
引っ越ししてもらい、静かに暮らしてもらうことにしました。

この先、どうなるかわかりませんが、観察を続けます。

尚、一等地にはたいへん元気なジャンボししとうが本日
ホームセンターより転校してきました。

この小さなししとう物語。

何か人生の縮図を見ているようでとても気分が重くなりました。
もしかすると、小さなししとうは自分ではないのか?

とても深く考えさせられました。

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