第21弾 遠いくへ行きたい 山口

今週は ”遠いくへ行きたい旅ブログ”の第21弾として山口県じゃ。

冒頭、山口県を紹介する。
山口県は本州最西端に位置しちょり、三方を海に囲まれちょる。
県土の大半は山陽地方に含まれ、北浦地区(萩市・長門市やら)が
山陰地方の西端に当たるとされる。
県庁所在地は県央部の山口市だが、県内最大の都市は県西端に
位置する下関市じゃ。
令制国の長門国と周防国に相当するけぇ、防長という別名を持つ。
周防国と長門国は後に毛利氏によって統治され、江戸時代にゃあ
併せて長州藩と称しちょったことから、長州と呼ばれることもある。

山口県は、プライベートで一回、仕事で一回行ったが、
いづれも濃いい経験をした。

実はわしの家内のお父さん(義父)が山口県萩の沖合45kmにある
見島の出身なんじゃ。
よって、わしが結婚してすぐの時、その見島や親戚がおる下関に連れて行って
もろうた。
今でも見島や下関から送られるうまい海産物やらからいつも
山口県におるような気がしちょる。
また、仕事では今から5年程前に下関に行きよって、販売会社の役員が
元いっしょに仕事をした方じゃったため、仕事が終わってから市場や
関門海峡を観光させてくれた。
市場で買うた海産物と日本酒で帰路の空港で早うも一杯やったことを
今でもよう覚えちょる。美味かったなあ~。
山口県は政治的に大物が多いく、その特色やらにもたいへん興味があるんじゃ。

そねーなんを踏まえて、ベスト5を考えて行く。

ベスト5 秋芳洞
見島へ行く船に乗る萩に行く前に山陽から山陰に縦断途中、秋芳洞に
連れて行ってもろうた。
これまで、見たことのない経験したことのない未知の世界に来たという感じじゃった。
ここで紹介すると、秋芳洞は秋吉台の地下100~200mにある鍾乳洞で、約1km
の観光路をもって公開されちょる。鍾乳洞としちゃ日本最大規模。
夏じゃというそに肌寒う、臆病なわしゃ何か出そうで鳥肌もんじゃった。
洞窟内はその距離だけでのう広々としちょって、黄金柱や百枚岩、クラゲの滝登り
やら、必見のスポットがいくつも点在しちょる。
3億年の歴史があるということで、スケールの大きな歴史を感じた。
素晴らしい世界であったのじゃ。

ベスト4 下関
学生時代は歴史を真面目に勉強せだったけぇ、下関は歴史的に重要な地で
あるこたぁ知らず、下関は特急あさかぜ2号の終点というイメージしかないじゃった。
九州行きのブルートレインがほとんどなのに何であさかぜ2号だけが本州止まり
なんじゃと不服に思うちょったんじゃ。今思えば全く自分勝手な話じゃが、かわいい
と思うて良しとしなさんせ。
下関と言えば関門海峡はじゃのぉ。6年前に行った時、改めて近うで眺めるて思う
たこたぁ、こりゃ川じゃのぉということじゃった。一番狭い所で600mじゃ。九州が
すぐそこのあるんじゃ。が、大型船やらの船の交通量が半端ない。怖いくらいじゃ。
ようぶつからんのぉ。
今、九州に行くとしたらしたらどうすると自分に問いかけてみました。答えはトンネル
じゃ。橋は高いし、船は水の上じゃし。(ぶっちゃけた話、高所恐怖症で泳ぎがとくいで
ないだけ。)
近くの唐戸市場で食べたお寿司は超美味かった。タイやハマチがとろける様じゃった。
結論、もう一泊したいじゃった。

ベスト3 長州藩の人
長州藩は、江戸時代に周防国と長門国を領国とした外様大名・毛利家を藩主と
する藩じゃ。
幕末にゃあ討幕運動・明治維新の中心となり、明治時代にゃあ明治新政府に
政治家を多数輩出した。
代表格は、吉田松陰、高杉晋作、木戸孝允(桂小五郎)、伊藤博文、山縣有朋。
錚々たるメンバーじゃのぉ。必ず、NHKの大河ドラマに出てくる。
ここで面白いのがその伝統を繋いじょる山口県人の性格じゃ。
『今日の日本の建国に貢献した自負と、これまで8人の総理大臣を輩出したこと
 から、プライドがぶち高いのが特徴。また、負けず嫌いで見栄っ張り。カネにゃ
 あおおまかでも借金は嫌い。頑固で好き嫌いもはっきりしちょる。
 安易に妥協することがのうて、自己中心的じゃけぇ、ペースに合わせて付き合う
 のが大切。
 突如不機嫌になることがあるけぇ態度、言動に要注意。』
小生 「うああ~ だれかにぴったり過ぎる!」 

ベスト2 首相輩出
以上の背景からか、山口県は首相が一番多いく輩出されちょる。
やっぱ山口県は凄いのぉ。
1位:山口県 8人
伊藤博文・山縣有朋・桂 太郎・寺内正毅・田中義一・岸 信介・佐藤栄作・安倍晋三
2位:東京都 5人
高橋是清・近衛文麿・東条英機・鳩山一郎・管直人
3位:岩手県 4人
原 敬・斎藤 実・米内光政・鈴木善幸
また、総理大臣の通算の在任期間が全国最長の県じゃ。
代表的な人を紹介する。
・伊藤博文
  初代総理大臣じゃ。憲法制定や内閣制度創設やらを行った。
 明治18年に44歳(最年少)で総理大臣となったのを最初に、
 通算4度総理大臣に就任した。
・岸 信介
  外交、内政に優れた手腕を発揮した。
 昭和30年代に総理大臣になり、26か国を訪問し、積極的な首脳外交を展開した。
・佐藤栄作
 岸信介の弟で、初めての兄弟首相じゃ。
 連続在任期間7年8か月の記録をもっちょる。
 日本で唯一のノーベル平和賞受賞者であり、沖縄返還の立役者じゃ。
・安倍晋三
 岸元総理を祖父に、佐藤元総理を大伯父に持ち、平成18年に戦後最年少で、
 戦後生まれとしちゃ初めての総理大臣に就任。
安倍さんは超サラブレッドなんじゃのぉ。もう一走り頑張ってもらいたいのぉ。

ベスト1 見島
冒頭に紹介したようにわしの家内のお父さん(義父)が山口県萩の沖合45kmにある
見島の出身なんじゃ。
わし、29歳位の夏休み、連れて行ってもろうた。
結論から言うと、別世界、夢のアイランドじゃ。
見島は、山口県萩市に属する島。山口県の最北端に位置しちょる。
萩市にゃあ7つの島があるが、相島、大島、櫃島と並び、現在も人が住んじょる島じゃ。
見島はそれらの中で最も本州から遠いい位置にある。北長門海岸国定公園にも
含まれちょる。
古うから大陸との交易で栄え、約1000年の歴史がある。先祖が倭寇の出身者も
おる島じゃ。
義父さんの実家はお寺さんでお姉さん(小生の義叔母さん)と甥っ子(小生の義従弟)
御夫婦が住んでおり、島では一位二位の名家。もう一人のお姉さん(小生の義叔母さん)
の旦那さんは島の学校の教頭先生。といことで義父は、島では”殿”扱いじゃ。
(性格的にも山口県人)
毎日、採れたての海の幸(ウニ、あわび、エビ、各種魚)食べ放題。天国の様じゃった。
ボートで釣りに出た時は、アジ100匹ゲット。食べるそにたいへんじゃった。
その時は義父さん、いずれ見島に移住を考えちょったため、調子に乗って小生も
便乗しようかと考えたほどじゃった。島全体を活かしたリゾートランド計画を真面目に
考えようと思うちょったんじゃ。
残念ながら、実現はできんじゃったがぶち楽しい思い出じゃ。

さて、皆さん、山口県は如何じゃったか?
濃いかったじゃろう?

小生、まだまだ調べたいことがいっぱいあるんじゃが、
またの機会に致そう。

そんではまた来週をお楽しみに。

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