「縁の下の力持ち」って良い言葉だと思いませんか?
小生は、とても好きな言葉であり、今の自身の行動にも
大きく影響しています。
改めて「縁の下の力持ち」を調べると
『目立たないところで他人や周囲のために苦労をし支えること、
またそのような人物を指すことわざ』
急にどうしたの?
今の世の中で、この「縁の下の力持ち」というと
むしろ疎んじられたりしているような気がするんですよね。
先日、過去自分がやっていた仕事を思い出していたんです。
入社以来28年間、トラックやバスの設計をやっていました。
最初の頃の担当装置は、前車軸とステアリングです。
その後、後車軸やタイヤ、サスペンション、ブレーキなどの
シャシ機構装置を担当するようになりました。
自動車の三大性能は、「走る、曲がる、止まる」であり、商用車の場合
それに「積む」がありますが、全てをシャシ機構装置が担っているんです。
ところが、荷主さんや運送会社のニーズは、もちろん安全第一ですが、
燃費や走行時間などの運送費用やメンテナンス費用が主なんですね。
技術で言えば、エンジンが花形です。
今はハイブリッドシステムやEVなどです。
社内のエンジニアも何となくランク付されていたような・・・。
それでも、小生はこのシャシ機構装置設計が好きで誇りを持っていました。
自動車と運転者が運転時常時接しているインターフェースは、
ステアリングホィール(ハンドル)です。
自動車と道路が常時接しているインターフェースはタイヤです。
つまり、自動車の最重要装置はステアリングとタイヤだ。
それを設計しているのが我々なんだ。大きな誇りと夢と希望を持とう!
といつも自分と部下に言っていました。
さすがに我々は、「縁の下の力持ち」だとは言いませんでしたが、
その自覚は、皆持っていたと思います。
更に「縁の下の力持ち」を調べると
『「縁の下」というのは普段は意識していなければ人目に触れることはない場所。
その縁の下で他人を支えるために一生懸命尽くす様子を指しています。
決して目立つことはなく、縁側の下からしっかりと支える柱のごとく
人知れない努力をしている人のことを表しているのです。
また、「縁の下の力持ち」は陰の存在でありながら、その存在なしでは
成功や達成することはできません。
つまり、有能で価値の高い人物を指している言葉とも言えるでしょう。』
まさしく、今、人として求められている一番重要な事『利他の心』ですね。
改めて今思うに、少しでもそのような気持ちを持って仕事をしてきて、
少しでも今、『利他の心』を考えることができる自分を嬉しく思います。
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「縁の下の力持ち」に関しては、同感です。
小生も商用車メーカーに入社以来、31年間トラック・バス・クレーンなどの設計をやっていました。
最初の担当装置は、ラジエーターとその冷却システム設計でしたが、その後 機構設計部に異動になって、ステアリング(ギヤボックス、ステアリングコラム)、前車軸、後車軸、ブレーキおよびドライブライン全体(トランスミッション、クラッチ、プロペラシャフト、ファイナルドライブ)も見るようになりました。
小生もさすがに「縁の下の力持ち」とは言いませんでしたが、
皆その自覚を持って役割・責任を果たしていたと思います。
なぜならば、足回りの装置は、重要保安部品の塊で壊れなくて当たり前の世界だったからです。
小生もいろいろ経験をしてきましたが、機構設計に長年携わってきたことに誇りを持っています。
また、その間 素晴らしい仲間や同士と一緒に仕事をすることが出来て本当に今もやりがいを感じています。感謝です。。
そうですね~まさに「利他の心」を醸成することが出来た貴重な時間だったと思います。