映画 ”黄色いリボン” をアマゾンプライムで観ました。

1949年度 アメリカの色彩西部劇。

ほんと久々にスカッとする西部劇を見ました。
それも、人情味のある感動ドラマです。

ストーリーは
『1876年。西部の白人達は、一斉蜂起したインディアン種族のために
 苦境に立たせられた。スタアク砦のブリトルス大尉(ジョン・ウェイン)は
 老齢のためあと6日で退役の身であったが、最後の奉公としてシャイアン族
 の掃蕩作戦を指揮することになった。
 任務は途中で終わってしまったが、隊員から餞別の時計を贈られた大尉は、
 カリフォルニアに旅立ったが、渡河点の隊員が気になって馬を返す。
 部下達は苦戦に陥っていた・・・。』

小生、最後は部下達といっしょに戦って殉死してしまうかと思っていました。
ところが、大尉の作戦で隊はインディアン集落に夜討をかけ、馬を全部追払って敵を
抗戦不能におとしいれる大活躍をし、中佐に昇格するのでした。

いかにも、アメリカ西部劇らしい清々しい終わり方でした。

それにしてもジョン・ウェインの退役直前老大尉役の演技は素晴らしいです。
カッコ良い、渋い、しっかりした部下への指示、部下思い、部下の命が一番大事、
奥さんと息子を亡くしている哀愁・・・。
言葉ではなく、顔の表情と後姿で演技しているんですよ。

もう一つ、豪快な西部劇シーンとして、暴走する駅馬車、モニュメントバレー、
騎兵隊の突撃、インディアンの襲撃、多々。

騎兵隊の青い制服とモニュメントバレーの赤い荒野の対比などため息が
でるような色彩感覚も素晴らしい。

この映画は、西部劇特有の戦いやアクションが主テーマではなく、世代交代に
直面しつつ最後の最後まで責任を果たそうと奮闘し前進していく主人公と彼を
慕い助け続ける人々の人情劇なのです。

昔の映画に感動をいただきました。

今、ジョン・デンバーやジョーン・バイズのカントリー曲を聴きながら
このブログを書いています。

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