標記講座は、恵林寺住職・古川老大師様が講師になり、5月22日~7月17日
(3時間×6回)に開催されました。

今年の講座は例年とは大きく異なり、敢えて禅や仏教の用語を極力外して、
問題の骨組みを追いかけるようになっています。

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第6回目の課題 ”自分らしく生きるには”

本課題は、小生何年も前から考え続けてきたテーマであり、自分なりの考えはありました。

しかし、今回の事前ビデオ講義「自分らしく生きるには・・・」は内容が広く深く濃く、
全体をスルーで考えまとめるのが非常に難しい。
よって老大師様がビデオで言われている「全体像をある程度あいまいでも全体を見通していく」
ために、先ずは大項目毎の中のみで考える→それを1つ1つのパーツとして考える→それらを
組み立てて行くにしました。

いくつかのパーツを紹介すると
『Q1.人生の意味・目的はどの様に考えるか
 A1.「自分の人生には何も良いことがなかったし、大したこともできなかった。
     こんな人生、意味がない。」と否定的に自分に問いかけた。
    「そんなことはない。いろいろな苦を経験し、なんとか乗り越えて、前向きにベストを
     尽くして努力してきた。会社では、人間力、技術力で貢献した。
     社会に対しては、多少なり共世のため人のために尽くしてきた。
     と、自己肯定ができるし、社会や他者からもそう理解されていると思う。
     人生をやり直したいと思わない程だ。」

    自分の人生の終わりを考える時、これから先も基本スタンスは変えずに、
    更なるパワーアップをして進んでいきたい。』

『Q2.自分の人生が終わる時、自分の人生を全体としてどう考えるか?
 A2.「自分の人生に後悔しないで生ききったこと」と「最後の最後、他者に迷惑を
     掛けなかったこと」は、残したいと思う。
     そのために、今やることは (上記A1の更なるパワーアップ策)
    ・今日一日を大切に過すこと、一日一生
    ・自分で自分を否定しないこと、他者と比較しないこと
    ・家族や大切な人に、心から愛情を持つこと
    ・いくつになっても、何事にも、チャレンジすること』

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           ・
『Q6.「自分らしく生きる」と言う時、欲望と執着と習慣によって強化させてしまった
    「自己イメージ」に基づいて「自分らしく」を考えることは進むべき道から遠ざかる。
    自分を束縛する「自己イメージ」を解除するためには揺さぶるような「出会い」が必要。 
 A6.ということは、上記A1~A5は、間違っているのか?
    「自己イメージ」の範囲内で考え行動しているに過ぎないのか・・・』

レポート提出時、最後の最後(全講座の最終パワーポイントぺージ)で、大どんでん返しで
敗退という感じでした。

そして、老大師様の講義での御説明
『禅は解毒剤あるいはちゃぶ台返しのようなものともいえる。
 ガチガチに縛られてしまって身動きがとれなくなる…
 そんなことにならないように、解毒剤として、ちゃぶ台返しとして使う。』

『新A6.自分自身の根本となる考えはしっかり持つ。
     ただし、人生、四苦八苦を含めて何が起こるかわからない。
     ガチガチに固まった「自己イメージ」ではなく、都度臨機応変に対応できる
     柔軟な自己を確立する必要がある。
     そのためにも、積極的に自己を揺さぶるような「出会い」が必要である。』

講座中には答えを出せませんでしたが、上記は、頭を冷やした後もう一度考えた答えです。

今後、”自分らしく生きるには”については、更に深く考え続けていきたいと思います。

そして、その内容は、
エッセイ第3弾『人として何が大切か、真の幸せとは何か 折乃笠は考え行動する』
に是非盛り込みたいと思います。

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