東京オリンピックは、日本人選手の大活躍が素晴らしいですね。

7月28日(水)午後5時現在で一番感じることは、選手の「人間力」です。

結果的に、廻りからは金メダルを取った選手が称賛されますが、
たとえ金メダルを取れなくても、試合の過程やその後の振る舞いで
素晴らしい「人間力」を感じた選手がたくさんいました。

初日の女子柔道の芳田司選手。
小生は初めてお目にかかりますが、見るからに真面目で実直タイプ。
柔道も正攻法で、どんなに不利な状況でも組んで技で勝負する。
準決勝では、相手を最後まで追い込んだが、最後の最後相手の
技ありで負けてしまいました。
その後の3位決定戦で勝ったけど笑顔はありませんでした。
小生、芳田司選手からは、相当な苦労人のオーラを感じると同時に
素晴らしい「人間力」を感じました。
『”野獣”松本薫さん、生放送で号泣…銅メダルの芳田司を涙で祝福
 「(芳田)司の苦しい時、ケガして練習できなかったところいっぱい見てきたので、
 それでも頑張って勝ち取った銅は、おめでとうしかありません。
 金メダルを取りたかったと思います。悔しいと思います。
 これを糧にしてまた頑張ってほしいなと思います」』
と語りました。

次は、サーフィンの五十嵐カノア選手。
惜しくも金メダルを逃し銀メダルでしたが、礼儀正しい振る舞いと
本質を見極める「人間力」を感じました。
見た目は一見、銀髪で今どきのチャラい兄ちゃんですが、
やはりきりっとした顔つきと澄んだ目は素晴らしいものがありました。
『強力なライバルたちを次々と破り、決勝にたどり着いた五十嵐だったが、
 最後は見せ場を作れずに終わりを迎えた。
 海から上がると、サーフボードを抱えたまま、波打ち際でひざまずいた。
 「目標に届かず悔しかった。だけど、ここまでよくやれたなって」。
 一宮の海に感謝の思いを込めて、最後に頭を下げた。
 「一人でも多くの子どもたちが自分を見て、サーフィンをしたいと思ってくれたらうれしい。
 五輪でその姿を少しでも見せることができたら幸せ。メダル(獲得)よりも大切なことだ。」
 すっきりした表情でそう話し、ビーチを後にした。』
日本人として、誇りに思えますね。

その他にも多くの選手がいます。

卓球の水谷隼選手と伊藤美誠選手の最後まで諦めない「人間力」。

柔道の阿部一二三&阿部詩選手の精神的強さと家族愛の「人間力」。

競泳の大橋悠依選手の無欲とさわやかさの「人間力」。

女子ソフトボールチームのチームワークの良さと有言実行の「人間力」。

その他にも多くの選手に「人間力」を教えていただきました。

反面、「やっちまった!」「「めちゃくちゃ流れが悪い」と言い訳をいう選手や
金メダル候補として期待されていたが、まさかの敗退。落胆の色は濃く、
試合直後は大会で義務付けられている取材エリア、ミックスゾーンを
通過せず、会場外へと向かった選手など・・・。

我々凡人には想像もできない重圧があるのだと思います。

人間は、オリンピックのような極限状態の場で持っている「人間力」の違いが
明確になることがよくわかりました。

まだまだ続く東京オリンピック。
日本人だけでなく、世界の選手の素晴らしい「人間力」に期待したいです。

◆ホームページにお戻りの方が下記をクリックして下さい。
 http://orinokasa.com/index.html

◆御意見をいただける方は下記 Commentをクリックして下さい。