折乃笠の故郷・葛飾の真ん中を走るのは京成電車です。

京成というと皆さんどんなイメージをお持ちですか?

京成? 何それ? どうせ田舎の電車でしょ。銚子電鉄なら知ってけっど。

イチチ! 驚くなかれ、京成電鉄株式会社は今や世界的に有名な東京リゾート
すなわち東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを経営するオリエンタルランドの
親会社なんですぞ!

それに、上野と成田空港を結ぶ特急スカイライナーは私鉄最速の時速160kmで走り、
その素晴らしいデザインは、世界的に有名なデザイナー山本寛斎氏なるぞ。

今や、京成は日本を代表する大手鉄道会社なのです。(折乃笠の勝手な解釈)

さて、話は昔に戻しますが、小生は葛飾立石に生まれ、その後よちよち歩きの時、
2歳上の兄と父親に連れられて、初めて電車に乗ったのが京成立石駅からの
京成電車でした。

その頃の京成電車は超田舎電車で、ウ~ンとモーター音を唸らせながら、
音のわりには加速しないのどかな電車でした。

小生が少し大きくなって、今でも覚えていることは、千葉の方から押上行の1両で
車両の前に「荷」と札が掲げられた電車です。

その電車は、千葉の農家のおばちゃんたちが自分の体の3倍位の荷物(野菜)を
背負って行商に来る専用電車だったのです。

一度、間違って乗ってしまった時、おばちゃん達は明るく迎えてくれて、
顔は日に焼けて真っ黒、体は日頃の重労働で痩せていましたが、
その屈託のない笑顔に、子供ながらに癒された覚えがあります。

小生にとって、京成のイメージはそのおばちゃんたちの顔です。

話は変わり、京成の社名は起終点の頭文字である東京の「京」と成田の「成」に
由来するといいます。

今や関東地区の路線距離は、ここへきて小田急を抜いて4位(150km)と
増々発展しております。

鉄道評論家の折乃笠もその発展に目を細めていますが、一つ京成に提案があります。

現在、京成の成田空港は、都営地下鉄浅草線経由で、京浜急行の羽田空港と
一本の線路で結ばれています。

直通のアクセス電車もありますが、約2時間掛かってしまいます。

そこで、スカイライナー車両を使用して、成田空港~羽田空港までノンストップ1時間の
特急を走らせたらどうでしょうか?

課題は都営浅草線をノンストップにするためには、最低2か所の特急追い抜き線を
有する駅が必要になります。
浅草橋駅と東銀座駅当たりに新設しては如何でしょうか?

これから先、成田空港と羽田空港両空港を含めたアジアのハブ空港(乗り換え空港)化
にするために、短時間で両空港を移動できる手段が必要になります。

あるいはいっそうの事、津田沼駅あたりからデイズニーリゾート駅、お台場駅を経由して
羽田空港に至る海底鉄道の新設も良いかもしれません。

いやあ~。鉄道を考えるってほんと楽しいですね。

故郷を走る京成電車。
今でも千葉の行商のおばちゃんたちの笑顔が目に浮かびます。

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