突然ですが、11月29日に小山田信茂公顕彰会主催のバス旅行があります。
皆さん是非参加下さい。

ところでそのバス旅行の目的は・・・ 

小生???。

それでも顕彰会役員かい!と怒られそうです。

そこで、今回必死に調べて皆様にわかりやすいように説明します。

改めて、来る11月29日(土)のバス旅行 、行き先は「高遠城址」 。
そしてテーマは「松姫様の東下に思いを馳せて」 です。

「なぜ高遠城?」「なぜ松姫様?」そして「それが何故、我々小山田信茂公顕彰会と繋がるのか?」 そう思われる方もいらっしゃるでしょう。小生も役員でありながら、その結びつきの重さを改めて調べることになりました。そして、その背景を知れば知るほど、これは我々にとって非常に意義深い旅であることがわかったのです。

高遠城:武田家の「栄光」と「終焉」の象徴
まず、高遠城とは武田家にとってどのような場所だったのか。 この城は、武田家の歴史において二つの対極的な意味を持っています 。

一つは、信玄公の時代、信濃侵攻の重要な橋頭堡であり、西上作戦では前線基地となった「拡大と栄光」の象徴です 。1545年、信玄公が攻め寄せた際、城主・高遠頼継は戦わずして逃亡し、城は「自落」しました 。武田家にとって、信濃経営の「容易な拡大の始まり」を象徴する城でした 。

しかし、我々が今回訪れる意味は、もう一つの側面、すなわち「終焉と悲劇」の象徴としてです 。

1582年3月2日:高遠城の「玉砕」
武田家滅亡の年、天正10年(1582年)2月。織田信長による「甲州征伐」が開始されます 。 織田信忠を総大将とする3万(一説に5万)の大軍が伊那谷に侵攻すると、周辺の武田方の城は次々と戦わずして降伏していきました 。

その中で、唯一。 高遠城だけが、織田軍に対して「唯一戦場となった要衝の地」 となりました。 城主は、信玄公の五男にして勝頼公の実弟、仁科盛信 。彼は織田の降伏勧告を拒否し、わずか3,000の兵とともに籠城し、徹底抗戦を選びます 。

3月2日未明、織田軍の総攻撃が開始 。盛信率いる武田軍は壮絶な抵抗を見せますが、圧倒的な兵力差に加え、一部からの内通者も出て城門が破られます 。 その結末は、戦国史上類を見ない「玉砕」でした。城主・仁科盛信は自刃。籠城していた3,000の兵は「全員討死」するという壮烈な最期を遂げたのです 。

この高遠城の陥落は、武田家にとって「物理的な砦」と、武田一門の忠誠という「精神的な最後の砦」の同時崩壊を意味しました 。 高遠城が玉砕したわずか9日後の3月11日、勝頼公は天目山で自害 。高遠城の悲劇は、武田家滅亡の「序曲」そのものだったのです。

それでは、その状況を動画でご覧ください。

なぜ「松姫様の東下」なのか
ここで、今回の旅のテーマ「松姫様の東下に思いを馳せて」 が繋がってきます。 松姫様(信玄公の娘)もまた、この武田家崩壊という未曾有の事態の渦中にいたお一人です。

チラシにある通り、松姫様は「高遠から八王子へと東下された」 とあります。 そう、仁科盛信が高遠城で玉砕し、武田家の組織が崩壊していく、まさにその時。松姫様は甲斐を脱出し、八王子へと逃れる苦難の旅路におられたのです。高遠城の悲劇は、松姫様の「東下」の直接的な引き金となった歴史的事件でした。

そして、この松姫様の逃避行において、我らが小山田信茂公が深く関わってくるのは、皆様もご存知の通りです。 仁科盛信が高遠城で一門としての「忠誠」と「意地」を最期に見せた頃、武田家中枢では穴山信君 や、そして他の家臣の「裏切り」 という(これは)、全く対照的な出来事が起きていました。

松姫様が八王子へ向かう中、信茂公の居城・岩殿城へ立ち寄ろうとした逸話は、あまりにも有名です。

結論:我々が「高遠」を訪れる意味
我々、小山田信茂公顕彰会が「高遠城」を訪れること。 それは、武田家が滅亡へと突き進む、その最初の「激震地」を訪れることに他なりません。

仁科盛信の「玉砕」という壮絶な忠義のあり様をその地に感じ 。 その悲劇が引き金となって始まった、松姫様の「東下」という苦難の旅に思いを馳せ 。 そして、その激動の最中、信濃の地で、あるいは甲斐の地で、武田一門の武将たちが何を思い、どう行動したのか。我らが信茂公の選択も含め、その「最期」のあり様を深く考える。

これこそが、今回の旅の最大の目的です。 現在は「天下第一の桜」の名所として知られる高遠城址 ですが、我々はその桜の下に眠る、武田家の栄光と悲劇の歴史 を、秋の静かな城址でじっくりと辿りたいと思います。

皆様、11月29日(土)、大月駅でお待ちしております 。 共に、高遠の地で歴史の転換点に立ち会いませんか

 

ブロトピ:人生応援ブログ 毎日ブログを更新しています

ブロトピ:ブログ更新しました

 

◆お願い (お手数お掛けします)                                               ブログを読まれた方は下記2つのボタンを順番にクリックをお願いします。                      クリックしてアクセスするだけで点数が入り(投票され)順位が上がります。                       アクセス後は何もせず、本ブログに戻ってきてください。

にほんブログ村 その他生活ブログ 人生相談へ
にほんブログ村


セルフコントロールランキング