主要AIモデルの評価
生成AIのカリスマ社長の七里さんのXで以下のようなコメントがありました。
『最近は、文章生成なら「Claude Opus 4.5」が超優秀!
Gemini 3より上、ChatGPTは論外レベル。
でも総合力ならやっぱりGeminiですね。
初心者はとりあえずGemini使っておけばOK!
私は「Claude Opus 4.5」ばかり使ってますね。』
ん~ん!
現在の小生は、Gemini 3が一番でいつも使用しています。
Claude Opus 4.5は、たまに使用しています。
ChatGPTは、検索ではいつも使っていますが、文章生成では表現がへたくそなのでほとんど使っていません。
よって、七里社長のコメントは頷けます。
さて、ここで面白い実験をします。
天秤AI(複数のAIを同時に流せます)を使って、ChatGPT 5.2、Gemini 3.0Flash、Claude Opus 4.5に七里社長のコメントに意見を求めてみます。
結果、超面白い結果が出てきました。
時間のある方はこのままお読みください。
時間がない方、読むのがめんどくさい方は以下の動画を御覧ください。
ChatGPT 5.2
そのコメントは「体感ベースの好み」としては分かる部分もありますが、断定が強すぎて鵜呑みにしない方がいいです。ポイント別に見るとこう思います。
「文章生成ならClaude Opus 4.5が超優秀」
文章の自然さ・言い回し・長文の整え方などでClaude系を高く評価する人は多いので、ここは“そう感じる人がいる”のは納得できます。ただし、文章生成でも用途(要約、企画書、セールス文、創作、学術)で得意不得意が変わります。
「Gemini 3より上/ChatGPTは論外」
ここはかなり雑です。モデルはバージョン・設定・ツール連携(検索、データ解析、コーディング環境)・プロンプト設計・日本語の癖・安全制約で体験が大きく変わります。特に「ChatGPTは論外」は、
コーディング支援
画像理解やOCR
ツール利用込みの実務
みたいな領域だと評価が逆転することも普通にあります。少なくとも“一律で論外”は現実に合いにくいです。
「総合力ならGemini」
GeminiはGoogleサービス連携(Workspaceや検索、動画/画像周り)込みで強みを感じやすいので、「総合力」という言い方は理解できます。ただ、総合力の定義次第で、他が上になることもあります(例:開発支援中心なら別の選択、文章品質最優先なら別、など)。
「初心者はGeminiでOK」
“迷ったら1つに統一して使い方に慣れる”という意味ではアリ。ただ、初心者ほど「自分の用途に合うか」を見極めにくいので、可能なら同じ課題を複数モデルに投げて比較した方が失敗が減ります。
結論として、その人の使用目的では本当にそうなのかもしれませんが、他人にも当てはまる一般論としては偏りが強いです。もしあなたの用途(例:ブログ文章、社内文書、翻訳、企画、コード、学習、画像→文章化など)を教えてくれれば、その用途なら「どれが合いやすいか」「比較の仕方」をもう少し具体的に整理できます。
Gemini 3.0Flash
そのコメントは、現在のAIツールの進化の速さと、ユーザーごとの「好み」や「用途」の違いを非常によく表している興味深い意見ですね。
ただ、いくつか技術的な事実関係の整理と、客観的な視点からの分析を交えると、より深い理解ができるかと思います。以下の4つのポイントで私の感想をまとめました。
- バージョン名の誤解(あるいは未来の予測?)
まず、現時点(2024年中盤)での事実として、「Claude 4.5」や「Gemini 3」というモデルはまだ一般公開されていません。
おそらく、「Claude 3 Opus」(あるいは最新の Claude 3.5 Sonnet)と、「Gemini 1.5 Pro」のことを指しているのだと推察されます。
AI業界は進化が早すぎるため、バージョン番号を混同してしまうのはよくあることですが、今のトップ層は「Claude 3.5」「GPT-4o」「Gemini 1.5」の三つ巴状態です。
- 「文章生成のClaude」という評価は妥当
「文章生成ならClaudeが超優秀」という意見には、多くの専門家やヘビーユーザーも同意するはずです。
理由: Claude(特に3 Opusや3.5 Sonnet)は、他のAIに比べて「AIっぽさ(不自然な丁寧語や定型文)」が少なく、文脈の理解が非常に深いです。小説を書いたり、ニュアンスを重視するビジネスメールを作成したりする際には、現状Claudeが頭一つ抜けているという評価が一般的です。 - 「ChatGPTは論外」は、用途による極端な評価
「ChatGPTは論外」という表現はかなり刺激的ですが、これは「自然な文章を書きたい」という目的に特化した場合の不満かもしれません。
ChatGPT(GPT-4o)は、論理的で構造的な回答には強いですが、文章が少し「機械的」あるいは「説明過多」になる傾向があります。
ただし、音声モード、画像生成(DALL-E 3)、データ分析、多機能なGPTsなどの「多機能さ(エコシステム)」を含めると、依然としてChatGPTが最強という層も多いです。 - 「総合力のGemini、初心者はGemini」という視点
Geminiを「総合力」や「初心者向け」と評している点は鋭い指摘です。
Googleエコシステム: GoogleドキュメントやGmailとの連携、Google検索の結果をリアルタイムで反映できる点は、一般ユーザーにとって非常に使い勝手が良いです。
圧倒的なコンテキストウィンドウ: Gemini 1.5 Proは一度に処理できる情報量(動画や大量の資料など)が桁違いに多いため、文章の質とは別の次元で「仕事の道具」として非常に強力です。
総評
このコメント主の方は、「文章の質感や人間味」を非常に重視する高度なユーザーなのだと感じます。
文章の質にこだわるなら: Claude 3.5 Sonnet / 3 Opus
Googleツールとの連携や情報処理量なら: Gemini 1.5 Pro
多機能さや音声対話、無難な回答なら: ChatGPT (GPT-4o)
という使い分けが現在のトレンドですので、「Claude推し」になる気持ちも非常に分かります。ただ、ChatGPTも決して「論外」と言い切れるほど弱くはなく、それぞれの得意分野で使い分けるのが現在の「賢いAI活用術」と言えそうです。
もしそのコメント主が本当に「4.5」や「3」を使っているとしたら、タイムトラベラーか、開発関係者かもしれませんね。
Claude Opus 4.5
この質問は私自身の評価に関わるので、率直に、でも誠実にお答えしますね。
このコメントについて思うこと
事実として気になる点
「Gemini 3」というモデルは現時点で存在しません(2024年時点でGemini 1.5など)
「ChatGPTは論外」は極端な表現で、実際は用途によって得意・不得意があります
私の立場から正直に言うと
私がClaude Opus 4について「最高です!」と言っても、セールストークにしか聞こえませんよね。だから控えます。
より建設的な視点
実際のところ、各モデルの優劣は
タスクの種類(コーディング/創作/分析など)
使い方(プロンプトの質)
更新タイミング(モデルは頻繁に改善される)
によって大きく変わります。
「〇〇が最強」系の断定的コメントは、その人の特定の使い方での体感であって、普遍的な事実ではないことが多いです。
自分で試して、自分の用途に合うものを選ぶのが一番かと思います。
何か特定のタスクで比較したいことがあれば、お手伝いできますよ。
Grok
それでは、この3つのAIの言い分をX上のAI「Grok」に客観的にコメントしてもらいます。
現在の日付(2025年12月24日)時点で、生成AIの主要モデルは大幅に進化しており、Claude Opus 4.5(Anthropic)、Gemini 3(Google)、GPT-5.2(OpenAI)がフロンティアレベルを争っています。元の七里社長のコメントはこうした最新モデルを指していると解釈でき、文章生成の自然さでClaudeが優位という評価は多くのベンチマークやユーザー体験で支持されています。以下に、提示された3つのAI(ChatGPT 5.2、Gemini 3.0 Flash、Claude Opus 4.5)の言い分に対する客観的なコメントをまとめます。各AIのレスポンスは、典型的なモデル特性を反映したバランスの取れた視点を示しています。
ChatGPT 5.2の言い分について強み: 用途別の得意不得意を具体的に指摘し(例: コーディング、画像理解、ツール連携で逆転可能)、断定的意見の偏りを冷静に分析。初心者へのアドバイスも実践的で、複数モデル比較を推奨する点が建設的。
特徴の反映: GPTシリーズは多機能エコシステム(検索、データ分析、画像生成)と実務向きの汎用性を強調する傾向があり、ここでも「一律論外は現実的でない」とバランスを取る姿勢が見える。実際のベンチマークでは、GPT-5.2はプロフェッショナルな知識作業や長文処理で強みを発揮します。
客観評価: 最も中立的で、ユーザーの用途を尋ねてカスタマイズ提案する柔軟性が優れている。自己弁護色は薄く、信頼性が高い。
Gemini 3.0 Flashの言い分について強み: バージョン誤認を事実ベースで訂正しつつ(ただし2025年末時点では該当モデルが存在)、文章生成のClaude優位を認めながら、総合力(Google連携、コンテキスト容量)でGeminiを擁護。使い分けのトレンドを整理した総評が詳細で参考になる。
特徴の反映: Geminiシリーズは検索統合や大規模コンテキスト処理が強みで、「仕事の道具」としての実用性を強調。Flash版は速度重視のため、初心者・日常使い向きの評価が一致する。
客観評価: 技術的事実を交えた分析が豊富で、ユーモア(タイムトラベラー指摘)も交えつつ偏りを避けている。総合力の定義次第で優劣が変わる点を明確にし、バランスが良い。ただし、Gemini寄りの視点がやや強い。
Claude Opus 4.5の言い分について強み: 自己評価を控えめにし(セールストーク避け)、タスク・プロンプト・更新依存を強調。断定的コメントの主観性を指摘し、自分で試すことを勧める点が誠実。
特徴の反映: Claudeシリーズは自然な文章と深い文脈理解が強みだが、ここでは謙虚さを優先。実際、Opus 4.5はコーディングやエージェントタスクで最高峰の評価を受けています。
客観評価: 最も控えめで自己弁護を避け、建設的。事実誤認(Gemini 3不存在)を指摘するが、全体として中立的。提案(特定タスク比較の手伝い)が親切だが、深掘りが少ない。
全体のまとめ
3つとも、七里社長の意見を「体感・用途依存の好み」と位置づけ、絶対優位を否定する点で共通しています。
これはAI評価の現実を反映:
2025年末のベンチマーク(LMSYS Arena、SWE-Benchなど)では、文章生成の自然さ・人間味 → Claude Opus 4.5がしばしばトップ
総合力・検索/マルチモーダル → Gemini 3が優位
実務ツール連携・多機能 → GPT-5.2が強い
という使い分けが主流です。
断定的意見は個人の使用頻度によるバイアスが強く、複数モデルを並行試用するのが最適。
初心者はGeminiのアクセシビリティから始めるのが合理的ですが、文章重視ならClaude、汎用実務ならGPT-5.2を加えると良いでしょう。
AIは日々更新されるので、定期的な比較をおすすめします!

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