1.はじめに

10月16日(日)沼津市立図書館で沼津芹沢光治良文学愛好会の
定例会があり、会員の方が「芹沢光治良と白隠禅師の健康法その相違性」
という題目で講演をされます。

小生、もっとも尊敬する小説家が芹沢光治良先生であり、修行として禅を
学んでいます。
白隠禅師様は禅宗臨済宗の中祖と言われるたいへん有名な高僧です。

お二人の共通点は、同じ沼津出身であることしか知りません。

芹沢先生の小説の中には、白隠禅師が少し出てくるという認識しかありません。

よって、小生、今回の講演の聴講はとても楽しみです。

聴講するにあたって、事前にお二人の共通点について考えてみました。

2.芹沢光治良先生 御紹介

出典: ウィキペディア(Wikipedia)
芹沢光治良、1896年(明治29年)5月4日 – 1993年(平成5年)3月23日)は日本の小説家。
静岡県沼津市名誉市民(1980年‐ )[3][4]。1965年‐1974年に日本ペンクラブ会長を務めた。
日本芸術院会員。
フランス留学後、『ブルジョア』で出発。『巴里に死す』で注目された。作品は父性希求、
天理教を主題にしたもの、日本と西洋の対比やその矛盾を追究するものの系列があり、
冷徹な目を据えながら、生と死、愛の問題を扱った主知的ヒューマニズム作家。
日本よりもむしろ海外(特にフランス)で高い評価を受けた。
自身がノーベル文学賞候補者となっていたことは確認されないが、日本ペンクラブ
会長時代の1970年に伊藤整と石川達三を候補者に推薦したことが確認されている。

文学愛好会の方が芹沢先生を以下の様な方と紹介しています。
 ・生命を大切にする
 ・ヒューマニズム(人間愛・人道主義)
 ・平和を希求する、
 ・正義感
 ・権威や権力に迎合しない
 ・迷信を排し科学的客観的な証拠に基づいて合理的で公正な判断をする、
 ・恵まれない人、貧しい人、弱い人を思いやる憐憫の情
 ・逆境にあってもそれを打破して前向きに明るく希望をもって進む
 ・自分を顧みて反省する
 ・誠実
 ・向上心
 ・勉学意欲
 ・語学力
 ・文学や音楽などの芸術を愛してこれらを守る
 ・自国だけでなく他国も尊重して共存する

小生、これぞ ”人間のあるべき姿” だと思いました。

3.白隠禅師様 御紹介

「駿河には過ぎたるものが二つあり 富士のお山に原の白隠」と言われるくらい有名人です。

出典: ウィキペディア(Wikipedia)
白隠慧鶴(はくいん えかく)、1686年1月19日- 1769年1月18日は、臨済宗中興の祖
と称される江戸中期の禅僧。
駿河国原宿(現・静岡県沼津市原)にあった商家の長沢家の三男として生まれた
白隠の幼名は岩次郎。
岩次郎は、15歳で松蔭寺の単嶺和尚のもとで得度し、慧鶴と名付けられた。
16歳で沼津大聖寺の息道和尚につかえていたある日、『法華経』を読んでいて、
こんなたとえ話の多いお経に功徳があるのかと思った。
その後、諸国を行脚して修行を重ね、24歳の時に鐘の音を聞いて見性体験するも
増長して、信濃(長野県)飯山の正受老人(道鏡慧端)にあなぐら禅坊主と
厳しく指弾され、老婆に箒で叩き回されて次の階梯の悟りを得る。
のちに禅修行のやり過ぎで禅病となるも、白幽子という仙人より「内観の秘法」を
授かって回復した。
更に修行を進め、42歳の時にコオロギの声を聴いて仏法の悟りを完成した。

この経験から禅を行うと起こる禅病を治す治療法を考案し、多くの若い修行僧を救った。
「内観の秘法」は気功でいう気海丹田式の功法に相当するものであり、またこれは
天台小止観と同じとも言っている。

また他の宗門を兼ねて修道すべきではないと戒めている。
これは他の宗門を排除するためではなく、それぞれの宗門を修めることがそれぞれに
成道することに繋がると捉えているからである。

地元に帰って布教を続け、曹洞宗・黄檗宗と比較して衰退していた臨済宗を復興させた。

現在も、臨済宗十四派は全て白隠を中興としている。

現在、墓は原の松蔭寺にあって、県指定史跡となり、彼の描いた禅画も多数保存されている。

4.お二人の共通性

1)出身地
・同じ 沼津

2)宗教感
・無宗教
・仏教 臨済宗

3)性格
???

5.結論

わかりませんでした。

よって、今回の講演に大きく期待します。

参考 10月13日に文学会代表が沼津朝日新聞に投稿した情報が入ってきました。
    予習ができて良かったです。

  

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