”人間らしく生きる”ために、先ず自身に必要なことは、自身の”心””体””頭”を
鍛えることと”人”を知ることだと思っています。

”人”を知ることは、本当に素晴らしいことだと思います。

是非、皆さんにも知っていただきたく、このシリーズを設定致しました。

人を知るって素晴らしい TAKさん

TAKさんは、ライバル商用車メーカーの市場サービス部門の方でした。

初めてお会いしたのは、2004年4月23日、場所は国土交通省のロビー。
お互いの肩書は、TAKさんI社市場サービス部長、小生H社車両R&D部走行設計室長。
国土交通省が主催する某調査検討会に自動車工業会のサービス、技術のそれぞれ
代表として出席したのでした。

これが我々の運命の出会いです。これを機に深いお付き合いが始まるのでした。
TAKさんは、そのことを「奇跡の友よ」と今だに言っています。

それまでお互い全く面識はなく、TAKさんの第一印象は”気さくな蟹江敬三”。
小生、このような大きな場は初めてのため緊張していたのですが、
TAKさんは、「実はね、中国に出張に行ってて・・・・。だはは!」
一生懸命、ロビーで冗談を言って笑わせてくれたんですね。
そのおかげで小生緊張も取れて、本番の会議でも実しやかな技術論なんか
しゃべった様な気がします。

実はこの会議はテレビ取材が来ていて、全国版のニュースで流されたんです。
小生の普段の行いを知っている輩は、手を叩いて笑ったそうです。

我々は調査検討会終了後、、商用車メーカー4社の仲間が待っている
浜松町の自動車工業会に帰り、報告を簡単に済ませ反省会に出かけたのでした。

ここに、正式名称自工会タスクフォース・チーム、別名ボトルの会が
発足したのでした。

TAKさんは初代主査(リーダー)として、商用車100年に1度と言われるぐらいの
タイヤ取り付け構造大変更プロジェクトをけん引していくことになります。

このタスクフォース・チームは、会議では非常に密度の濃い議論を交わし即断即決、
担当も自主的に決まり、とにかく素晴らしいチームワークを発揮しました。

その後毎回実施される反省会がこれまた凄い、最後は記憶があるのはTAKさんのみ。
実はTAKさんは、お酒は一滴も飲めないのですが、必ず最後まで付き合ってくれました。

今でも、この一大プロジェクトにたづさわった商用車メーカー4社や部品メーカーの
方々とは、ボトルの会として深い交流が続いています。

小生、これだけは断言できますが、商用車メーカー4社と部品メーカーの組織体で
ここまで一体となって一つの目標のために活動した組織は世の中にはないと思います。

全くと言ってよい程、会社対会社の醜い駆け引きはありませんでした。
むしろ、酔っぱらうとパンツの中まで見せる様に自社の丸秘事項を話していたと思います。
それでも大丈夫、皆ベロベロで覚えていない。(TAKさんだけは憶えている?)

それでは、TAKさんの素晴らしいところはいっぱいありますが、3つ紹介します。

一番目は、物腰は柔らかいのですが、強力なリーダシップをお持ちです。
タスクフォース・チームがEXILEだとするとTAKさんはまさしくHIROさんです。
初代EXILEのリーダーを務め、現在でもEXILEファミリーの総司令官です。
(ちなみに冴えない2代目が折乃笠で、人気絶頂3代目がSF様です。)
TAKさんは2年前に会社を引退されましたが、それまでタスクフォース・チームを
支え続け、今でも裏の世界で元部下を支えているみたいです。
TAKさんはタイヤ取り付け構造大変更プロジェクトと共に未来永劫語り綴られるでしょう。

二番目は、たいへん思慮深く、知識が豊富です。元々読書量は膨大なもので
今でも国会図書館に通っているみたいです。よって報告書も緻密でプロ並みです。
下記を御覧下さい。
http://johohoko.com/page4.html
3月4日 投稿 鉄道レポート:中央本線昔話(純技術論)
半端ねえ~でしょ?

三番目は、度胸満点です。どんな人にも物申せます。
他社の社長だろうが、国土交通省の官僚だろうが、自動車工業会の幹部だろうが。
もちろん我々仲間にもざっくばらんに・・・。
ただちょいと女性には弱いかな?
TAKさんとは、国際現地調査団第4班として、タイ、香港、台湾へ行ったり、
国内でもありとあらゆる所に御一緒しましたが、顔に似合わずシャイでした(笑)。

TAKさんには、自社とは全く異なった考え方、行動、ものの言い方等を
実践的に勉強させていただきました。

合わせて、リーダーシップのあり方を教えていただきました。

感謝・感謝です。

TAKさんとは、これからも奇跡の友でいたいと思います。

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