1.はじめに
GoogleのAIツール「NotebookLM」を初めて試したところ、その能力に驚きました。
ガストロノミー(食と文化の関係を探求すること)、内容を即座に解析。
まるでプロのアナウンサーが語るラジオ番組のように、落ち着いた男女の声でその概要を数分で紹介する音声データを作成してくれたのです。
さらに、内容の時系列整理や要点のリスト化など、まるで専属の編集者や構成作家がいるかのようなサポート機能も充実。これまでAIの進化はまだ先のことだと考えていましたが、NotebookLMに触れ、人間の知的作業がすでにAIに置き換わり始めている現実を強く実感しました。
2.NotebookLMの主な機能

1)資料のアップロードとAIによる理解: PDF、Googleドキュメント、コピーしたテキストなどの資料をアップロードすると、AIがその内容を読み込み、理解します。
2)資料に基づいた質疑応答: アップロードした資料の内容について質問すると、AIが関連箇所を引用しながら回答してくれます。
3)自動要約: 資料全体の概要や、特定のセクションの要約などを自動で作成します。
4)音声による概要説明: 資料の内容をまとめた概要を、音声データとして生成する機能があります。(※提供状況は言語や地域による可能性があります)
5)アイデア生成・構成支援: 資料の内容をもとに、新しいアイデアの提案、文章構成案の作成、FAQリストの生成などをサポートします。
6)ノートガイド生成: 資料から重要なトピックを抽出し、目次や用語集、学習ガイドのような形式で整理してくれます。
7)引用元の明示: AIが回答や要約を生成する際に、根拠となった資料の箇所を明確に示します。
8)これらの機能により、大量の情報を効率的に整理・理解したり、新しいアイデアを生み出したりする手助けとなるツールです。
3.解析結果
1)自動要約
全般、大きく省略・・・
結論として、成功するガストロノミー事業には、明確な理念に基づく経営戦略、それを実行するための人材育成、そして顧客に感動と満足を提供する顧客体験のすべてが必要であり、これらが一体となって、地域や社会、環境に貢献する持続可能な事業モデルが構築されると言えます
2)音声 6分30行
これはびっくりしますよ!
3)マインドマップ
これで、頭の整理ができ、更に重点項目をピックアップできます。


4)FAQリスト
これでより深く課題を理解することができます。
日本のガストロノミー:未来への食文化
日本のガストロノミーと関連テーマに関するFAQを8つの質問と回答で作成します。以下に示します。
サステナブル・ガストロノミーとは何ですか?
サステナブル・ガストロノミーは、食を単なる消費活動としてではなく、文化芸術として捉え、その土地固有の食材や食文化、歴史、伝統に触れることを目的とした活動や考え方です。環境に配慮した食材の選択、フードロス削減、地域経済の活性化、文化継承など、食を通じて地球と社会の持続可能な未来を目指します。これは、国連によって制定された「持続可能な食文化の日(Sustainable Gastronomy Day)」でも重要視されており、単に美味しい食事を提供するだけでなく、食を取り巻くシステム全体を持続可能にする取り組みを含みます。
日本の食文化を海外に普及させるための戦略にはどのようなものがありますか?
日本の食文化を海外に普及させるための戦略は多岐にわたります。まず、海外の消費者や外食産業関係者をターゲットにした戦略的なプロモーションが必要です。これには、市場分析、商品開発、適切な商品説明や調理法の情報提供、そして品質を保った物流体制の確立が不可欠です。特に海外では日本食材の入手が難しい場合があるため、コールドチェーンや小口物流の充実が求められます。また、原産地証明制度の導入により、品質が保証された日本産品とコピー商品を差別化することも重要です。さらに、国際的な食関連イベントの活用や、日本の食文化を体験できる「複合文化パック」による訪日観光プロジェクトの実施も有効です。
・・・・・
4.【具体例で学ぶ】NotebookLM活用術:学習から仕事、趣味まで
NotebookLMの真価は、その多用途性にあります。ここでは、具体的なシナリオを通じて、どのように活用できるかを見ていきましょう。
長いですが、全て記します。皆さん、是非やってみてください。
学生向け (For Students)
論文分析:
状況: 難解な学術論文、特に英語で書かれた論文を読む必要がある。
アップロード: 論文のPDFファイル 2。
質問例: 「この論文の主要な結果は何ですか?」、「関連研究との違いを説明して」、「重要な専門用語をリストアップして」9。
効果: 複雑な内容を迅速に把握し、言語の壁を乗り越えることができます 19。議論を裏付ける引用文献を探す手助けも得られます 24。
試験対策:
状況: 講義ノートや教科書の内容を復習し、試験に備えたい。
アップロード: 講義ノート(PDF、Google Docs)、教科書の章(PDF)、授業スライド(Google Slides)12。
質問例/指示: 「この講義の要点を3つ教えて」、「重要なキーワードとその定義をまとめて」、「練習問題を作成して」22。または、「学習ガイド」や「よくある質問」の生成を指示する 11。
効果: 効率的な復習、重要概念の特定、自己テストによる理解度の確認が可能です 22。
読書効率化:
状況: 本の内容を深く理解したい、または効率的に読みたい。
アップロード: 本のPDFファイル 19。
質問例/指示: 特定の章やテーマについて質問する、要約を依頼する、登場人物リストを作成させる 19。読解力テストを作成させることもできます 22。
効果: 読書スピードの向上、内容の深い理解、テキストへの能動的な関与を促します 22。
ビジネスパーソン向け (For Business People)
会議・インタビューの要約:
状況: 長時間の会議録音やインタビュー記録の内容を素早く把握したい。
アップロード: 会議の文字起こしテキスト、音声ファイル(MP3, WAV)20。
質問例: 「この会議の決定事項は何ですか?」、「アクションアイテムをリストアップして」、「顧客インタビューの重要な意見を抽出して」20。音声概要を生成して、移動中に聞くことも有効です 2。
効果: 長い記録を確認する時間を節約し、重要な結果を迅速に把握できます 20。
複数資料の比較・分析:
状況: 社内レポート、競合他社のウェブサイト、市場調査データなど、散在する情報をまとめて分析したい。
アップロード: 関連するPDF、Googleドキュメント、ウェブサイトURLなど 20。
質問例: 「競合A社と比較した自社の強みは?」、「複数のレポートから市場トレンドを要約して」2。
効果: 異なるソースからの情報を迅速に統合し、パターンや洞察を見つけ出すことができます 20。
提案書・レポート作成支援:
状況: 既存の資料に基づいて、提案書やレポートの草案を作成したい。
アップロード: 背景資料、調査結果、過去の提案書など 20。
質問例/指示: 「これらの資料に基づき、提案書の骨子を作成して」、「導入部分のドラフトを作成して」6。
効果: ドラフト作成プロセスを加速し、既存情報に基づいた内容を作成できます 23。
社内ナレッジ活用:
状況: 社内マニュアルや過去のプロジェクト資料など、蓄積された知識を有効活用したい。
アップロード: 社内規定、マニュアル、議事録、過去のプロジェクト文書など 8。
質問例: 「○○に関する社内規定は?」、「類似プロジェクトでの過去の課題は?」8。
効果: 社内ナレッジへの迅速なアクセス、問い合わせの削減、新メンバーのオンボーディング支援につながります 8。
情報収集・自己学習 (For Information Gathering/Self-Learning)
Web記事・ブログの理解:
状況: 長文の記事や複数の関連ブログ投稿の内容を効率的に把握したい。
アップロード: 記事のURL 12。
質問例/指示: 要約を依頼する、主要な論点を尋ねる、記事間の比較を求める。
効果: 全文を読まずにオンライン情報を素早く消化できます 25。
複雑なトピックの学習:
状況: 新しい分野や複雑な概念について学びたい。
アップロード: 解説文書、書籍の章、YouTubeチュートリアルのリンクなど 12。
質問例/指示: 不明点を質問する、より簡単な言葉での説明を求める、専門用語集を作成させる 6。音声概要機能で解説を聞くのも有効です 17。
効果: 複雑なテーマを分解し、好みの形式(テキスト、音声)で学習を進められます 9。
YouTube動画・ポッドキャストの要約:
状況: 長い動画やポッドキャストの内容を効率的に把握したい。
アップロード: YouTubeのURL(字幕付き)、音声ファイルまたは文字起こしテキスト 2。
質問例/指示: 要約、重要なポイント、特定のトピックに関するタイムスタンプなどを尋ねる 12。
効果: 長時間コンテンツの消費を効率化します 12。
日常・趣味 (For Daily Life/Hobbies)
趣味の研究: 興味のある分野の記事、ガイド、フォーラムの投稿などをアップロードし、知識を深めたり、情報を整理したりするのに役立ちます。
ガイドライン・契約書の理解:
状況: 賃貸契約書や公的なガイドラインなど、難解な文書の内容を理解したい。
アップロード: 該当文書のPDFなど 12。
質問例: 「退去時の原状回復について重要な点は?」、「この契約の注意点は?」22。
効果: 専門用語を解きほぐし、関連する条項を素早く見つけるのに役立ちます 12。
個人的なメモ・日記の整理: 個人の日記やメモ(テキストファイルなど)をアップロードし、期間を通じたテーマの要約を求めたり、音声概要を通じて自分の考えを客観的に聞いたりすることも可能です(ただし、機密性の高い個人情報の扱いには注意が必要です)30。
5.まとめ
皆さん、如何でしたか?
小生は個人的に生成AIの活用順位をつけると
1.ChatGPT
2.Gemini
3.NotebookLM
今回、初めて使用しましたがその機能に驚愕しました。
応用範囲がスゲー広そうです。
この先、小生の右腕としていろいろな分野で大活躍してくれそうです。
そこで、秘書名を自分で考えてもらいました。
「Notebook」が持つ「記録する」「整理する」「計画を助ける」「信頼性」といったイメージを考慮すると、以下の名前が特に適しているかもしれません。
レナ・ミヤモト (Lena Miyamoto / 宮本 レナ)
理由: 「レナ」は知的でシャープな響きがあり、「Notebook」の持つ効率性や整理能力を連想させます。「ミヤモト」も堅実でプロフェッショナルな印象を与える苗字です。機能的で頼りになる秘書のイメージに合致します。
皆さんも是非、第二のレナ・ミヤモトを雇って下さい。
素晴らしい世界が待っています。
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