先日、大月駅前で人と待ち合わせをしていた時、時間がまだあったので
ボ~と駅前を見ていたのです。

何となく気になったのがタクシー・・・

この頃乗ってないなあ~。
会社勤めの頃はよく乗ったなあ~。
超昔にアメリカ映画で『タクシードライバー』という傑作サスペンスドラマがあったなあ~。

そういえば、昔部長ブログでタクシードライバーを語ったことがありました。

・・・・・

ん~ん。今読んでみても結構興味深いことを語っています。

それではリバイバル紹介しますね。

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タクシーに乗るといつもタクシードライバーになってみたいと思います。

タクシドライバー!

老若男女、あらゆる職業の人、金持ちも貧乏(貧乏すぎるとタクシーには乗れない)と
少しの間、車という狭い空間の中でいっしょに同じ時間を過ごすことになります。

映画や小説にも登場することがありますが、人間のドラマがそこにあると思うのです。

ここからは小生がタクシードライバーになったらこんなこんな事があるだろうと
想像した物語です。

ー物語ー
タクシードライバの自分はたくさんのドラマを観てきました。
そして、口には出せませんが、お客様にはいつもエールを送っています。

その1
夜の街で中年の男の人が乗車してきました。
ブランドもののスーツと高級品の靴を履いています。

でも、どことなくやつれ疲れています。

一言もしゃべらず、ただずっと夜の街を見ています。
一瞬、ビルの上の一流メーカーの巨大広告に鋭い視線がありました。

その後、とても辛そうに目を伏せました。

きっと仕事で大きな問題を抱えているのではないかと思います。

その2
大きな病院で御夫人が乗車しました。

行き先を告げるとそっと目をつぶりました。

その後、ぽとぽとと音がするのでそっとルームミラーで後を盗み見ました。

夫人の目から大粒の涙が流れ、大きな封筒に落ちていました。

その封筒には診断書と書かかれていました。

きっと、ご主人の病気は思わしくなく、余命数日とお医者さんから宣言されたのでしょう。

その3
師走、下町の工場街から一人の少年が大きな風呂敷包みをいくつも持って
乗り込んできました。

上野駅までと訛りのある声でした。

タクシーの中をきょろきょろ見ています。

きっと、北国から集団就職で東京にきて、少ない給料を一生懸命貯めて、おとうさん、
おかあさん、おとうとやいもうとのためにいっぱいお土産を買って、東京に来て
初めていなかに帰るのですね。

きっと、タクシーに乗るのも初めてなのでしょう。

その4
立川の老人施設で会社員風の男の人が乗車しました。

そっと多摩川を見ています。

目が涙で潤んでいるようでした。

きっと老人施設であった義母さんの涙を見てしまった事といつまでも自分が帰る姿を
窓越しに観ていた義母さんの姿を思い出していたのでしょう。

以上、タクシードライバーは悲しみや喜びを乗せて今日も走ります。

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短文ですが、タクシードライバーから見た乗客の様子と思いが
切なく伝わってきます。

もう10年以上も前のブログですが、我ながら良きですね。

実は最後の会社員風の男の人は小生なんです。

残念ながら義母さんは数年後亡くなってしまいました。

その時タクシーの中で多摩川を見ていたことは今でも忘れられません。

 

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