昨日の夜、プロジェクトの役員会を実施し、現状と今後の進め方をレベリングしました。
そこで、皆様に全体のおさらいと近況報告を会話方式で報告致します。

記者: 本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。まず、折乃笠さんの自己紹介と、このユニークなプロジェクトについてお聞かせください。
折乃笠: こんにちは、令和ビッグムーンプロジェクトで事務局を担当しております、折乃笠です。本日は私たちの活動に関心をお持ちいただき、本当にありがとうございます 。このプロジェクトは、特定の政党や団体に属さない、純粋な「超党派の市民運動」として始まりました 。大月市は、都心から1時間ほどという地理的な魅力がありながらも、多くの地方都市と同じく、人口減少や高齢化、そして「富士山の乗り換え駅」というポテンシャルを十分に活かしきれていないという課題を抱えています 。私たちは、こうした現状をただ受け入れるのではなく、「衰退地域」というイメージを払拭し、市民自らの手で大月の新しい価値と誇りを創造しようと、熱意ある有志が集まって立ち上げたのです。
記者: その活動の象徴として、クラフトビール「BIG MOON BEER」が発売早々、大きな話題を呼んでいますね。数ある地域資源の中から、なぜ「ビール」を最初のプロダクトに選んだのでしょうか?
折乃笠: 良い質問ですね。まず、大月(Otsuki)という地名を「大きな月(Big Moon)」と読み替えることで、キャッチーで夢のあるブランド名を思いついたのがきっかけです 。しかし、これは単なる言葉遊びではありません。このビールは、私たちの理念を体現する「物語る商品」なんです。主原料となる大麦は、市内で増え続けていた耕作放棄地を再生した畑で、「梁川地球自給研究所」さんが農薬や化学肥料を一切使わずに有機栽培で育てた、まさに大地の恵みそのものです 。そして、その貴重な大麦を最高のビールに仕上げるため、隣の小菅村で国内外から高い評価を得ているクラフトブルワリー「Far Yeast Brewing」さんと戦略的なパートナーシップを結びました 。つまり、この一本の缶には、「耕作放棄地の再生」「有機農業の推進」「地域間の連携」といった、私たちが目指す未来へのストーリーが凝縮されています。ビールという、誰もが手に取りやすい「モノ」を通じて、私たちの活動という壮大な「コト」を伝えたかった。いわば、地域活性化という大きな目標への関心を引くための、美味しくて魅力的な「起爆剤」なんです。
記者: なるほど、ビールがプロジェクトの理念を伝える非常に強力なメディアになっているのですね。そして、活動のもう一つの重要な柱として「農福連携」を掲げていらっしゃいます。これは具体的にどのような取り組みで、プロジェクトにおいてどのような意味を持つのでしょうか?
折乃笠: はい、「農福連携」は私たちの活動の魂とも言える部分です 。ご存知の通り、日本の農業は担い手不足と高齢化という深刻な課題に直面しています 。一方で、障がいを持つ方々がその能力を発揮し、やりがいを持って働ける場はまだ十分とは言えません 。農福連携は、この両者の課題を同時に解決し、新しい価値を生み出す素晴らしい取り組みです。私たちは現在、「社会福祉法人芽生福祉会」さんと連携し、農産物の生産や販売の検討を進めています 。しかし、私たちの目指すところは、単に作業をお願いするという関係性ではありません。将来的には、新しく設立する法人組織の運営そのものに、福祉団体の方々が経営パートナーとして「参画」していただく構想を持っています 。これは、福祉を単なる支援の対象としてではなく、地域経済を共に担う対等な主体と捉える、という私たちの強い意志の表れです。経済的な価値と社会的な価値を分断せず、一体のものとして追求する。それこそが、真に持続可能な地域づくりの鍵だと信じています。
記者: 市民の皆さんの手で、経済と社会課題の解決を同時に、しかも非常に先進的な形で進めていることに感銘を受けます。最後に、この素晴らしいプロジェクトの今後の展望について、詳しくお聞かせいただけますでしょうか。
折乃笠: ありがとうございます。私たちの挑戦はまだ始まったばかりです。今後の展開として、いくつかの重要な計画を進めています。まず第一に、現在の市民運動という形態から、より安定的で社会的な信用力を持つ組織へと進化させるため、一般社団法人の取得を急ぎます。これにより、行政や企業との連携をさらに深め、持続可能な運営基盤を確立します 。
第二に、ビールをきっかけに生まれた関心を、大月の食文化全体へと広げていく大月ローカルガストロノミーの協力推進に本格的に取り組みます 。すでに試作が進んでいる「大月ブランド御膳」などを通じて、大月の豊かな食の魅力を発信していきます。
第三に、私たちの活動の原点である有機農業や環境との共生をさらに推し進めるため、大月エコの里と協業で新しい企画推進も計画しています 。
そしてもちろん、プロジェクトの顔となったビールの次期ビッグムーンビールの販売企画も着々と進めています。皆さんに喜んでいただけるような、新しい驚きをお届けできると思います。
私たちの活動は、誰か一人の力で成し遂げられるものではありません。これからも大月を愛する多くの市民の皆さんと手を取り合い、対話を重ねながら、この街の新しい物語を一緒に紡いでいきたいと心から願っています。
この動きは、愛(AI)の街大月活動と大きく連携させて進めたいと思っています。
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令和ビッグムーンプロジェクトは、愛(AI)の街大月活動や大月エコの里などと繋がっているんですね! その繋がり・連携が強ければ強いほどそれぞれの活動の推進力になると思います。
そして、ビッグムーンに込められた希望は、都市と地方、経済と福祉、人と人の関係を照らす灯台のようですね。このビールが単なる地元産品としてではなく、大月の新しい物語を高める触媒になることを願っています。
次なる大月ブランド御膳やローカルガストロノミーの展開も楽しみですね。クラフトビール飲んでみたい~~(笑)