皆さん、こんにちは。
今回は、「世界一過酷なモータースポーツ競技」ダカールラリーの紹介その9です。
ダカールラリーはサウジアラビアを舞台に2022年1月2日~14日に開催されています。
本ブログでは、2022年1月のレースが終わるまで、1~2回/週のペースで
「ダカールラリー」のいろいろを皆さんに紹介しています。
その目的は、以下を紹介しながら、「人間らしく生きる」を考えていきたいと思っています。
1.ダカールラリーの素晴らしさ
2.日野チーム菅原の凄さ
3.菅原照仁さん、折乃笠が過去何をやってきたか
4.ダカールラリーの2021年~2022年の最新ニュース
5.近い将来制作のドキュメント小説『哲人 菅原照仁』のために
今回は、上記4.最新ニュースで、前半戦のレース状況報告です。
この話で、皆さんが元気になっていただければ幸いです。
2022年1月3日 / メールのやり取り
照 : 「初日から苦戦してます」
折 : 「照ちゃん、日本でレバ刺しが待ってるよ!」
↑
後で考えると全然応援になっていない(笑)。
2022年1月6日 / 現地レポート
大会最長の超ロングステージに挑む! 日野チームスガワラがステージ4で12位と大躍進!
まさに日野チームスガワラの本領が発揮されるロングステージだった。
前日のビバークでのメカニックによる懸命な作業により、ハンドリングに影響を与えていた
キャパシタケースの振動を抑える改良に成功。
HINO600シリーズは464.76kmのSSで素晴らしい快走を見せた!
2022年1月7日 / 現地レポート
ステージ5は12位でゴール!
日野チームスガワラ、快調な走りをみせ累計総合順位もポジションアップ!!
この日の行程はリヤド~リヤド。
同地をスタート/ゴールとするループ状のコースに394.81kmのSS(競技区間)が
設定された。
ハイブリッドシステムを搭載した日野チームスガワラのHINO600シリーズは
昨日に続いて順調に走行。
トラック部門総合12位でゴールし、この日までの累積順位を一つ上げて総合19位とした。
望月同乗メカニックのコメント
エンジン出力に余力がある場面ではエンジンで発電した電力をキャパシタに蓄電する
制御があるのですが、今日は上手く作動しない状況がありました。
それ以外は大きな問題はありませんでした。
1月7日(金) / フェースブック 推定現地時間18時
「序盤は解決すべき問題がたくさんあったけど、ここにきてようやくペースが
上げられるようになってきた。
電動マシンを投入したアウディの苦戦に比べれば上々の滑り出しかと。」
1月7日(金) / フェースブック 推定現地時間21時
「前半レース終了!
燻製肉パーティーです!
とても美味しいお肉に満足しました。
美味しい夕食をありがとう!」
1月8日(土) / フェースブック 推定現地時間12時
「いまのダカールではカミオンのリミットスピードである時速140キロを如何に維持できるかがタイムに直結するので、とにかく踏み続けられる車のポテンシャルとドライバーの技量が求められるんだけど、序盤で苦しめられたのがキャパシタ(ハイブリッド用のバッテリー)の動きが収まらず、車両のコントロールがまったくきかない状態での走行を強いられたこと。
精密機器であるキャパシタを保護するためフローティング状態で搭載している400キロ近い重量物がギャップの度に暴れてしまい、とにかくペースが上げられない苦しい展開に。
キャパシタへの入力を最小限に抑えつつ動きを規制したり、サスペンションセッティングを調整したりの試行錯誤の結果、一昨日あたりからようやく光が見えてきました。
ダカールでは2030年に向けて次世代エネルギーへの転換が進められていて、我々がチャレンジしているような新たな取り組みは、今後どこのチームも乗り越えていかなくてはならず、こうして一歩先に進めていることは必ず大きなプラスとなります。後半戦も引き続き未来に繋がる走りで駆け抜けます。」
応援メッセージ
小生、ダカールラリーのチーフエンジニア(開発責任者)だった10年前と同じように
レースをドキドキしながら観ています。
どうか、皆さんも応援をよろしくお願い致します。
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