先ず、ゴール後、ドライバー菅原照仁さんが御自身のフェースブックに
投稿したコメントを紹介します。

フェースブック投稿 / 現地時間 1月15日(金) 22時 推定

照仁さんコメント
「ドライバーとして17回、ナビを含めると22回、サポートを含め24回目となる
 ダカールのポディウム。
 多くの方々の協力で作り上げたハイブリッドマシンのデビュー戦はトラブルが続き、
 連日連夜苦労が絶えませんでしたが、未来に繋がる有意義な大会となりました。
 メカニック陣の奮闘なしでは到底ゴールにはたどり着けなかったでしょう。
 彼らの頑張りを大いにたたえて下さい。」

尚、小生は、わざと他の情報を見ないで、このコメントのみ読みました。
よって、順位とかレース後のインタビュー内容とか知らない状態です。

折乃笠コメント
 照仁さんの人としての御性格とリーダーとしての裁量に拍手を送りたいと思います。
 
 思うようにレース運びができなくて、悔しい気持ちでいっぱいのところを押えて、
 ダカールラリーに携わってくれた全ての皆さんに対する感謝の気持ちを最初に
 表しています。

 気持ちを切り替えて、ハイブリッドマシンのトラブルを、未来に繋がる有意義な
 ことと捉えています。

 「メカニック陣の奮闘なしでは到底ゴールにはたどり着けなかったでしょう。
 彼らの頑張りを大いにたたえて下さい。」
 この言葉を聞いたメカニックの方々は、この言葉を一生忘れないでしょう。
 たぶん涙を流されたのでないでしょうか。(連日連夜、徹夜で初めての
 ハイブリッドシステムのトラブルと戦っていたと思います。)
 これからの人生や仕事の大きな励みになり、増々活躍されていくと思います。

 一見クールで現代人の菅原照仁は、知恵がすぐれ、見識高く、道理に通じた人、
 すなわちラリーの哲人だ と改めて思いました。

 

ここから、通常の紹介

今回は、「世界一過酷なモータースポーツ競技」ダカールラリーの紹介その10です。

ダカールラリーはサウジアラビアを舞台に2022年1月2日~14日に開催されました。

本ブログでは、2022年1月のレースが終わるまで、1~2回/週のペースで
「ダカールラリー」のいろいろを皆さんに紹介しています。

その目的は、以下を紹介しながら、「人間らしく生きる」を考えていきたいと思っています。
 1.ダカールラリーの素晴らしさ
 2.日野チーム菅原の凄さ
 3.菅原照仁さん、折乃笠が過去何をやってきたか
 4.ダカールラリーの2021年~2022年の最新ニュース
 5.近い将来制作のドキュメント小説『哲人 菅原照仁』のために

今回は、上記4.最新ニュースで、ゴールの報告です。

この話で、皆さんが元気になっていただければ幸いです。

 

2022年1月13日 / 現地レポート ゴール前日

12日の競技中に電気系の不具合に見舞われた日野チームスガワラは
メカニックによってトラブルを修復され、13日、ステージ11の競技に臨んだ。
この日はビーシャを基点とするループコースで345.64㎞のSS(競技区間)が行われたが、
日野チームスガワラはSSスタートから30㎞地点でオートマチックトランスミッションの
不具合によりストップ。
その後なんとか低速で移動出来る状態になったため、ループをショートカットして
SSのゴールに直接向かい、ビーシャのビバークに帰着した。

ビバークでは待ち受けていたメカニックたちが早速トランスミッションの交換作業を開始。

この日は競技スタートを切ったものの全てのチェックポイントとウェイポイント
(コース上で通過を義務付けられているGPSポイント)をパスしてゴールしたため、
大量のペナルティタイムが課される見通しだ。

これにより累積順位の後退が予想されるが、日野チームは初めてハイブリッドシステムを
搭載したラリートラックの走行データを可能な限り収集するべく、明日14日の競技に
参加してジェッダのゴールを目指す。

 

2022年1月14日 / 現地レポート ゴール最終日

ダカール2022は1月14日、サウジアラビアのビーシャ~ジェッダ間で最終の
ステージ12を実施してジェッダの最終ゴールに到着。
海岸沿いのf1サーキットでポディアムセレモニーが行われて14日間の大会の幕を閉じた。

日野チームスガワラは166.57㎞の最終SS(競技区間)をトラック部門総合15位で走破し、

累積順位のトラック部門総合22位で完走。

日野自動車にとって1991年の初参戦以来となる31回完走を果たした。

一昨日の電気系トラブルに続いて大幅なタイムロスとなったが、チームはひとつでも
順位を上げてジェッダにゴールするべく、集中力を高めてこの最終SSに臨んだ。
昨日までの不具合を解消したHINO600シリーズは快調な走りを見せ、ナビゲーションが
難しい区間もミスなくクリアして総合15位でゴールした。

日野チームがポディアムに到着したのは午後8時過ぎ。
大きな鯉のぼりを取り付け、ルーフ上にメカニックたちを載せたHINO600シリーズで
登壇した菅原照仁/染宮弘和/望月裕司の3人は観客の歓声に手を振って応えていた。

 

2022年1月14日 / 現地レポート 菅原照仁さんコメント

約2年間を掛けて開発したハイブリッドシステム搭載車両は多くの方々にサポートして
頂いたプロジェクトでもあります。
トラブルの発生により期待にお応えすることができませんでしたが、問題の出たところは
全てラリーの本番を走らないと確認出来ない部分です。
今回の結果は将来に繋がるものだと思います。
これだけトラブルが出たことはなかったので大変でしたが、メカニックも大変だったと思う。
改めて感謝したいです。

 

照仁さんから折乃笠へのメール / 日本時間 1月16日(日) 6時 

いま日野へのレポートまとめています。

 

応援メッセージ

何回も大きなトラブルに見舞われながらも完走したことは、ほんと凄いことだと思います。
(参考2020大会の全車完走率完走率65.5%!)

最後の最後まで、諦めないで順位を上げようとした心意気に感動しました。

また、今回、技術的に多くの貴重なデータと経験が蓄積されたと思います。
是非、来年に活かしていただきたいと思います。

本ブログを御愛読していただいている皆様、ダカールラリー2022を
応援いただきまして、誠にありがとうございました。

次回その11では、ダカールラリー2022のまとめを報告致します。

   

◆お願い (お手数お掛けします)                                               ブログを読まれた方は下記2つのボタンを順番にクリックをお願いします。                      クリックしてアクセスするだけで点数が入り(投票され)順位が上がります。                       アクセス後は何もせず、本ブログに戻ってきてくださいね

にほんブログ村 その他生活ブログ 人生相談へ
にほんブログ村


セルフコントロールランキング