小生、過去、ほんといろいろな失敗をしてきました。
「失敗をしてきました」ではなく「失敗をしています」ですね。
失敗の中には、
①次に活かせる(活かせないとダメな)失敗
②自分としてどうしても納得のいかない失敗
③絶対してはいけない失敗(過ち)
などなどいろいろあると思うんです。
今回、御紹介するお話は、①と③の両方です。
小生は、東京の下町、葛飾区の立石出身で20歳まで立石で
両親と愛犬と賑やかに暮らしていました。
その間に、幼稚園、小学校、中学校、高専でいろいろな人と出会い、
いろいろな経験をし、いろいろな思い出を作って参りました。
その中で、中学校は子供から大人の世界への入り口に立った時期であり、
多感な3年間を過ごして参りました。
人間味のある先生に恵まれ、楽しいクラスに所属し、純粋な澄んだ目を持ち
性格が実直で素朴な友達といっしょに、楽しい中学時代を過ごしていました。
そんな中で、今でも忘れられない失敗を多く仕出かして、周りの人に
迷惑を掛けたり、自分自身が大きく傷ついたりしてきたんです。
その中の一つに、修学旅行ガム持参事件があります。
中学三年の修学旅行は京都・奈良見物で、仏閣や文化財が多いため、
ガム持参が禁止されていたのです。
経緯は忘れてしまいましたが、その旅行中にガムを持参したことが
先生に見つかり、その夜、旅館の大広間にガムを持参した者が
集められました。
全員、直立不動です。
その中に小生もいたのですが、学年主任の先生は小生を一歩前に出させ、
小生のおでこを小突きながら、「こら、お前、何やってんだ~。」と激怒しました。
小生にとって、この時間は本当に長い長いつらい時間でした。
その後、その場がどう解散されたのか、覚えていないのですが、
小生は走って自分の部屋に戻り、布団をかぶって泣きました。
ありがたかったのは、同部屋の同級生は皆、声を掛けなかったことです。
小生は、布団の中で思ったことは、ガムを持参してしまった後悔よりも、
自分の実力「身の丈」に気がついてしまい、本当に悔しかったのです。
「身の丈」を国語辞典で引くと、「力相応に対処すること。分相応。」
小生は、その時クラスを代表する旅行実行委員で、本来ならば、
皆のお手本にならなければならないのに、自ら決まりを破ってしまった。
学年主任の先生が、激怒するのも当然で、その件は小生も納得していました。
小生は、旅行実行委員をクラスの中で推薦ではなく、自分で立候補したんです。
それは、小学校時代は毎年学級委員や児童会役員に推薦されて
それが当たり前だったんですが、中学校に入ると全くそのようなことは
無くなり、とても悔しい思いをしていたのだと思います。
そこで、中学三年生の最後にと立候補したのでした。
「やはり周りの目というのは、しっかり人の実力を見ている、
人には「身の丈」というものがあるんだ。」
と一晩中布団の中で考えていました。
その後、高専、大学、会社でも、まったく同じことを経験してきましたが、
やはりこの中学時代の苦い経験はとても役に立っていて、自分で自分を
コントロールできるようになっていました。
時と場合によっては、「身の丈」と分っていても、それ以上に努力をして「身の丈」を無理やり打破することも何度もありましたし、今もあります。
ポジティブに考える様にしています。
ただし、布団をかぶった自分を思い出すと今でもちょびっと切なくなります。
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