自称鉄道評論家・折乃笠が大手私鉄16社の特徴について、
独自にデータをまとめ、それに沿って独断と偏見で述べさせて
いただきます。

先ずデータの出典は以下となります。
全国大手私鉄16社の輸送人員数ランキング

2018年度版で少し古いですが、数字から傾向を掴むだけなのでOKと致します。

まず表を御覧下さい。折乃笠が作成しました。

黄色は年間の輸送人員で順位別に並べてあります。

空色は営業キロ数です。

黄緑は黄色の輸送人員を空色の営業キロで割った数字で、数字が大きいほど
距離に対する輸送人員が多いということで、収益が高くなるということです。

また、両方の表を結んでいる線は輸送人員の順位が輸送人員/営業キロの順位で
どう変化するかを表しています。

つまり、線が右肩上がりは、概略延べの輸送人員は少ないが、キロ当たり
多くの人数を輸送している、ある意味では輸送効率が良いということです。

逆に右肩下がりは、延べの輸送人員は多いが、キロ当たりの輸送人員は
少ない、ある意味では輸送効率が良くないということです。

さて、この表からとても面白いことがわかります。

まず傾向的に4つのグループに分けられるということです。

第一グループ:長距離観光+通勤通学型
極端に右肩下がりの会社が3つあります。
東武鉄道、近畿日本、名古屋鉄道です。
三社共、営業キロ数が400キロ以上でダントツに多いです。
東武鉄道では日光、鬼怒川、赤城などの観光地を持っており、
近畿日本はさらに規模が大きく、名古屋、京都、奈良、大阪、
伊勢志摩、吉野山、他の観光地を網の目の様に結んでします。
名古屋鉄道も然り。
つまり、座席指定特急などを運航しているため、人員は限られてしまいます。
しかし、収益という面では、特急料金、座席指定料金、お弁当代、
お土産代などの収入が多くあるため、むしろ収入効率は良いかもしれませんね。

第二グループ:通勤通学型
右肩上がりの会社が多くあります。
特に極端なのが、阪神電鉄と相模鉄道。
営業キロ数は50キロ以下ですが、キロ当たりの輸送人員がとても多いです。
近郊型私鉄としてとても輸送効率が良いのでしょうね。
特に相模鉄道は、近年JR東日本に乗り入れて新宿までやってきます。
また、もうすぐ東急東横線、副都心線、西武鉄道、東武鉄道まで
乗り入れ予定です。
小生が予測するに、輸送効率はベスト3に入るかもしれません。

第三グループ:中距離観光+通勤通学混合型
若干の右肩下がりの会社が2つあります。
西武鉄道と京阪電鉄。
関東と関西ですが路線を考えると傾向が似ています。
通勤通学が主体ですが、中距離の観光地を持っています。
西武鉄道は秩父、狭山、所沢など、京阪電鉄は京都、大阪、宇治、琵琶湖など。
また、若干の右肩上がりの会社が4つあります。
京王電鉄、京浜急行、京成電鉄、南海電鉄。
傾向的には混合型ですね。
ですが、鉄道マニア的にはもう少し個性を発揮してほしいですね。

第四グループ:立地条件抜群タイプ型
輸送人員、キロ当たりの輸送人員共トップクラスの会社です。
東京メトロは東京のど真ん中から少し近郊までと立地条件が
抜群の所を走っています。
東京急行と小田急も立地条件は抜群ですが、これは自社による
高級ブランド作りや駅の廻りの街作りが功を奏しているのだと思います。
特に東京急行は他社との乗り入れが多く、まだまだ伸びしろがあると思います。
小田急は増々ブランドアップが期待されましが、新しい路線が欲しいですね。
例えば片瀬江ノ島から逗子や湘南など。

以上、データから大手私鉄16社の特徴分析でした。

以上を踏まえて、やっぱ現地現物乗りに行かないといけませんね。

 

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