取りたてのたけのこは、それは美味いっす。
今がまさに旬の時です。

我が町内には、竹藪がたくさんありまして、ところどころに
たけのこがひょっこり出ています。

隣の叔母ちゃんが毎年取り立てのたけのこを糠で煮込んで
柔らかくしてからいっぱいくれます。
ほんと、さっぱりとした元気の良い叔母ちゃんで、84歳なんだけど、
決しておばあちゃんというイメージ無し。
そう、竹を割った様な性格というか、たけのこの食感のような叔母ちゃんです。

そのたけのこを刺身にしてもよし、たけのこご飯にしてもよし、
煮物にしてもよし、それはそれは美味いんですよ。

もう一つの食べ方は、たけのこの先端の柔らかい所をあみで少し焼いて
お醤油で食べる。それにビールがあれば超最高。
町内会の道路清掃後、外で一杯(いっぱい)、最高の御馳走です。

話は変わり、小生のウォーキングコースにも竹藪があって、
毎日たけのこを観察しています。
次の日通ると、あれま何と早い成長ぶり。

たけのこは一日、どのくらい伸びるか知っていますか?

な、な、なんと、1日で約30センチも伸びるそうです。
1時間に1.3㎝です。
じっくり見ていると成長がわかるかもしれませんね。

そんなたけのこを見たり、食べたりすると、隣の叔母ちゃんを思い出します。
実は叔母ちゃんは一昨年突然亡くなってしまったんです。
病院から無言で帰ってきた時は、ほんと悲しかった。

今、隣の家はひっそりしていて、だれもいません。
それでも時々、窓を開けて、元気の良い叔母ちゃんが
「たけのこ煮たから、とりにこ~し~! こぴっとし~」 ← 山梨弁
と叫んでいるようです。

叔母ちゃん、ありがとうございました。

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