小生、禅は、”人は如何に生きるべきか”を深く考え実行するための
ヒントを与えてくれる非常に有効な手段であると思っている。

それを少しでも自分のものにするために本講座に参加している。

第三回目は、講義を理解するという観点では、小生にとって
非常に厳しいものであった。

先ず、テキストをいただき予習をし、次にに古川老大師の講座のビデオを観て、
自分で悩み考えて、レポートにする。それを事前に提出し、本番のオンライン講座で
議論させていただく。

今回の講座の命題は、小生が今まで考え続けていたことそのものであった。
・人生の目的とは
・人生の目標とは 幸福の実現? 徳の実践?
・無常(生老病死)を考えた時、幸福、徳をどう考えるか?

今回、講義に参加して、改めて自分の宗教的アプローチ、更には
物事を大きく捉える力の欠如を痛感した。
エンジニア固有の白黒はっきりさせる、定義を明確にする等で柔軟な思考が
できない事に気が付いた。
分からないから思考を停止するのでなく、更にいろいろなアプローチで考え続ける事が
大切であると考え直した。

本件に対する講義の要点は以下となる。

『全てをクリアにして定義できると思っているような人でも、
体は完璧にはコントロールできない。
設計でき、論理が使える世界とそうではない世界がある。
論理で考えられるものと、論理ではカバーができないものがあると
知っておき、考える時にはそれを織り込むことが大切。』

『禅宗は「自分で考えろという宗派。
定義というものはないから、そういうところから始めなくてはならない。
定義を決めてしまえば、それで自分の姿勢は決まってしまう。
例えば、自分は科学的に考える、となると代替可能性といったものが
あるから、それこそ自分の意識さえ保てれば肉体は誰のものでもいい、
ということになる。
そういうことでいいんだろうか、と自分で考えてみることが大切。』

以上の事を如何に自分の生活、行動で実践していくか?
まだまだ道は果てしない。

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