今回は題名からして、硬いですかね。
物事をデータから読むって非常に重要であると思っています。
専門的に言えば、品質工学、統計学、ビッグデータなどが
代表的なものだと思います。
何故、この様な話をすること言うと、先の讀賣新聞8月8日版に非常に
興味深い記事がありました。
『文部科学省科学技術・学術政策研究所が世界各国の科学技術活動の
実態を調べた「科学技術指標2020」によると、国の研究開発力を示す
指標の一つである自然科学分野の論文数で、中国が米国を抜いて
初の首位となった。
日本は前回調査(2010年)から1つ順位を下げ、3位のドイツに次ぐ
4位となった。
1 中国 305,927
2 米国 281,487
3 ドイツ 67,041
4 日本 64,874
5 英国 62,443
6 インド 59,207
7 韓国 48,649
8 イタリア 46,322
9 フランス 45,387
10 カナダ 41,071』
ここで小生考えたのは、もう少し技術を実用的レベルまで落とし込んだ
部分ではどうかでした。
たぶん、この分野でも中国は一位だろうと直感的に思いましたが。
2019年の特許出願数をインターネットで調べてみました。
『1 中国 59,005
2 米国 57,723
3 日本 52,665
4 ドイツ 19,329
5 韓国 19,085
6 フランス 7,929
7 イギリス 5,774
8 スイス 4,607
9 スウェーデン 4,189
10オランダ 4,033』
予想通りの結果でした。中国と米国が数で緊迫しています。
次に考えたのは、人類最先端レベルではどうです。
2019年までのノーベル賞自然科学分野をインターネットで
調べてみました。
『1 米国 267人
2 英国 82人
3 ドイツ 70人
4 フランス 33人
5 日本 24人
中国 1人(中国国籍)』
これもびっくりする結果ではなく、現時点の実力と読めます。
それにしても、傾向が極端に違いますね。
冒頭で述べたように、この3つのデータ因子からだけでも、
いろいろな物事が読み取れますね。
ただし、定性的であって定量的ではありません。
また、正しいかは、更なる検証が必要です。
・中国は、科学技術の成長期にある
・中国は、今後ノーベル賞受賞者が激増する
・中国は、模倣が得意で、独自性が弱い
・中国は、打倒米国で勝てるものから進めている
・中国は、数字を何らかの方法で操作している 等々
小生、エンジニアの血も流れているので、このような
アプローチはとてもしっくりきます。
人の気持ちもこのようにデータから察することができたらなあ~。
実は、幸福岳という学問領域の中で統計学的に幸せの因子を
ピックアップし、その人の幸福度を知る学問があるんですね。
(その先生とは何度かメールを交わしたことがあります。
フェースブック上でお友達です。今度内容紹介しますね。)
小生、今後、いろいろな物事の考察にこの様なデータから読む
アプローチも取り入れてより深い解析や考察をしたいと思います。
(既に東京23区のレーダチャート評価なんかやっています。)
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