小生、徒歩の旅が好きでここ数年いろいろな所を旅をし、
五感(視・聴・嗅・味・触)で感じ、文章と写真で表現してきた。
訪れた所には、宗教関係も多く、神社、寺院、教会、モスクなどがある。
また、自然と接することも多く、神秘的な光景にも何度も出会った。
今、それらの文章や写真に再び接する機会が多いのだが、
改めて五感で感じる以上に、何かを感じることがある。
また、今徒歩の旅に出ると、今まで以上に”何か”を強く感じるようになった。
下記は3年前に、高野山金剛峯寺を訪れた時の記録である。
『中に入ると更に圧倒される。
今まで観たことの無い未知の世界に「あっ」と声を上げてしまった。
金と朱色の色彩、ここは別世界だ。
しばらく椅子に座り、胎蔵界大日如来像と柱の菩薩と対峙する。
仏教、真言密教、人間、生きる・・・ まったく理解できなくなっている。
頭が真っ白と言う感じ。
そこで、高野山真言教学部長・村上保壽僧のお話しを読む。
「人間は理性と感性、宗教と道徳をもった唯一の動物です。知恵が
あるかわり、考えなくていいのに考え、迷わなくていいのに迷う。
人は考えるから間違うとも言えるでしょう。時には考えるよりも、第六感
を大事にしたほうがいいのです。そういう感覚は本来誰もがもって
います。理由はわからないけど、すごい!と感じたり、話はすばらしい
けど、何か違うと感じたり。そういった、動物的な勘が大事な場而で助け
になることは多いものです。」
なるほど。第六感。今第六感で別世界を感じているのだ。』
第六感か。
第六感をインターネットで調べてみると
『五感以外にあって五感を超えるものの意。
理屈では説明のつかない、鋭く本質をつかむ心の働き。
インスピレーション。勘。直感。霊感。「第六感が働く」』
今まで、あまり意識してきたことはなかったが、これからの小生にとって
非常に重要なファクターの様な気がしてきた。
少しずつでも、磨いていきたいと思う。
尖った感じではなく、”感性豊か”というまろやかさが良い。
P.S.
新曲「第六感」あり。「第六感」はBOAT RACEのCMソングとして
書き下ろされたもので、ボートレースに馴染み深い”6”という数字に
合わせ第六の感覚が表現されたReolらしさ満開のキラーチューン。
結構、強烈でっせ。
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「第六感」とは、その人が持っているポテンシャルみたいなもので、本能と言っても過言ではないと思っています。
また、アンバランス的な感覚でもあると思います。
つまり、
五感=バランス感覚、 第六感=アンバランス感覚(不揃い、尖った感覚)
人間は、この二つの感覚を持っていますが、第六感が優れている人間は、いろんな世界(スポーツ、将棋、芸術、音楽etc)のプロフェッショナルに多い。
第六感は生まれ持った本能に近いものかもしれませんが、いろんな経験をすることによって磨かれます。
だから、五感を土台(基盤)にして、その上に第六感を磨いていき、時には尖った感じも必要だと思うし、感性豊かになればいいと思います。
小生は、また「価値観」も大切だと思います。
価値観とは、独自性・自立性を象徴するものであり、個人のポテンシャルを引き出し、組織としてのパフォーマンスを最大限に発揮するものと考えています。
環境や状況の変化に対する反応を選択する場合、①本能による判断、②感受性による判断、③経験による判断があるが、①~③だけで判断してはいけない。
さらに、④価値観による判断をしていくことが最も望ましいと思います。価値観を本能、感情、経験に優先させ、反応を的確に選択できる人間、それが自立型人間だと思います。
はやく、人間になりたい~! じゃなくて自立型人間を目指そう。