人を知るって素晴らしい第一回

”人間らしく生きる”ために、先ず自身に必要なことは、自身の”心””体””頭”を
鍛えることと”人”を知ることだと思っています。

それに関しては、三年前に一年かけて文章にまとめました。

そこでは、”人”として、小生の尊敬する人、敬愛する人、感動を覚える人など
著名人を紹介しました。

”人”を知ることは、本当に素晴らしいことだと思いました。

今、思っていることは、著名人でなくても、小生の身近にも、とても素晴らしい人が
たくさんいるということです。

そこで、皆さんに本ブログで１回/週シリーズでランダムに紹介していきたいと
思います。

皆様、普通に生きる上で、とても参考になると思います。

小生としても、その方の思い出と合わせ、感謝の気持ちで書かせていただきます。

人を知るって素晴らしい第一回　ＨＴさん

ＨＴさんと私は同い年で同じ会社でした。
初めて知り合ったのは、ＨＴさんが海外サービス部署、小生は設計部署の時です。

とても親しくなったのは、ある市場問題でいっしょにタイへ出張した時です。

その前から知ってはいたのですが、はっきりものを申す人、映画監督佐々木信也に
そっくりだなあということぐらいでした。

タイの出張では、現地系列会社の社長から難題を言われて、小生がウオさをしている時、
はっきりとできる事はできる、できない事はできないと言ってくれたんですね。

夜は夜で、映画監督佐々木信也以上に大活躍をされておりました。

それから、十何年の間、会社の中で会う度に「また、いっしょにタイへ行こう！」
が合言葉になったんです。もちろん仕事で（？）。
何んというか、波長が合うとはこういうことかもしれませんね。

そして、数年前全く同じ部署になり、４年間いっしょに仕事をし、お酒を飲み、
海外出張に行きました。
仕事では、いっしょにたいへん苦労をしましたけで、お陰様で楽しかったことしか
覚えていません。

その部署は、全く新しいコンセプトで発足した部署で、発足初日に
職制全員での飲み会を設定、店のにごり酒を全部飲み切ってしまうという
幸先の良いスタートでした。
全員、ほとんど記憶が無く、ＨＴさんは小生のブレザーを小生はＨＴさんの
ブレザーを着て帰ってしまいました。

ＨＴさんは、この新しい部署でも良い味を出してくれて、仕事の進め方は、
正直＆真面目を通り越して、くそ真面目＆ばか正直でありました。
そんなポリシーを部下たちに、自分の行動で示してくれたのです。

お互い５９歳でこの部署最後の年、ケニア→アラブ首長国連邦→マレーシア
という地球半周するような大出張に行ってきました。もちろん仕事です。
お別れ旅行、基、大事な海外出張だったのです。

そして、小生が鮮明に覚えていることは、いよいよ最後に近くなった
部内会議で、小生異動先がなかなか決まらなくて半分冗談を言った時、
「もっと、自分を大切にして下さい！」
とＨＴさんが大きな声で言ったんです。
小生、その時はちょっとムッとしましたが、後から考えて時、小生を本当に
心配してくれていたあたたかさに感謝しました。

はっきりものを申す、くそ真面目＆ばか正直、あたたかさ、どすけべ。
皆様、普通に生きる上で、キーワードです。

現在、ＨＴさんは海外系列会社に駐在しています。

人を知るって素晴らしいの第一回は、新型コロナでお正月も日本に
帰国できなかったＨＴさんにエールを送るために紹介させていただきました。

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