約5年前にミャンマーに出張した時、50年以上前にミャンマ―仕様(当時はビルマ)
として製造されたトラックやバスがまだまだ運用されているのを見てびっくりしたことが
あります。
また、日本で長く使われていた日本仕様のトラックやバスが中古車として現地に輸出され、
やはり元気に走っています。
笑ってしまうのは、車体に〇〇運送だとか●●交通などのペイントがそのままで
走っていることです。(笑)
また、日本固有使仕様の車(低床4軸大型トラックなど)もバンバン走っています。
凄いのは、最近のトラックやバスは各装置電子制御タイプが多くなってきて、
整備が非常に難しくなってきたため、日本の販売整備会社から現地ミャンマーの
販売整備会社にインスタラクタ―を長期派遣して指導していることです。
それ程、日本の中古車は人気があるんですね。
それはやっぱり、性能が良く耐久性が優れていることとミャンマーの人たちは
物を大切に使うからでしょう。
それと同じような話題を紹介します。
鉄道車両です。
JR東日本やJR北海道など、日本各地で使われていた車両が海を渡り、
第二、第三の活躍の場を得て、ミャンマ―の大地を走っているんですって。
運転席の窓の上に掲げられた方向幕には今も「急行≒回送」と日本語が表示され、
車内には「ワンマン列車≒優先席≒出入口」といったプレートが残されていると言います。(笑)
ミャンマーが日本から多くの中古車両を輸入している背景には、日本の鉄道への信頼が
あるからだといいます。
「日本製は乗り心地がいいね≒長く乗っていても疲れないのよ」と、現地の人たちからの評判です。
ミャンマ―には、日本の良きトラックや鉄道車両に乗ってもらい、
我々日本は、ミャンマ―から物を大切に使う心を教えてもらうべきですね。
何か、ほのぼのとする、とても良い話をさせていただきました。
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小生も若い頃(30代後半)に樺太(ロシア)に出張したときに同じ経験をし、同じ感想を待ちました。
出張の目的は、当時輸出していたロギングトラックのお客様の拠点を回って、
①オイルシール類を新品に交換(新品の部品をたくさん持っていきました)
②整備方法の指導(整備環境が悪い)
③不具合、困りごとの解消 etc
その他に持っていったのが、カップヌードル、水ペットボトルやトイレットペーパなどでした。ログハウスに泊まって移動していたので、必需品でしたし、カップヌードルは現地のガイドやお客さん(ボス)たちに好評でした。
お返しにウォッカをガンガン勧められ、翌朝は仕事にならない時もありましたが・・・。
話を物を大切に使うに戻します。
現地では新品の部品が殆ど届かないor価格が高いため、廃車になったトラックを大事に保管していて、その部品を使ったり、改造して(現物合わせで手造り)有効活用していたことに驚きました。
とにかく物を大事に使っていましたが、ハブBRGの点検作業時に、外したBRGを無造作に地面に置いたので、直ぐに小生が取り上げ砂や小石を取り除き指導したことを覚えています。
現地を走っている車は、中古の日本車が人気があって多く、そのままの状態で使っているので車体に日本の会社名、救急車?も走っていたので笑ってしまいました。あと、比較的に新しい日本の大型トラックも見かけました。
話はまた股それますが、回っている途中で大統領選挙日(当時、ゴルバチョフ)があり、その日は休日になってしまいましたが、現地のボスにロシアンサウナに連れていってもらいました。
サウナの中でそのボスに束ねたシイの葉っぱで体を叩いてもらったんですが、フクヤマ仰向けになれ~と言われて・・・実話そのときに既にミニ・サイズ事件があったような? でもロシア語だったのでよく理解できず、もしかしたら、ビッグ・サイズだったかも!?
すいません。いろいろ思い出してしまい、”物を大切に使う” から話がだいぶ逸れてしまいました。