今週は ”遠うへ行きてえ旅ブログ”の第44弾として新潟話す。

新潟はわってにとって青春の地だ。第二の故郷だ。
わっては20歳から24歳まで越後長岡の長岡技術科学大学にいました。
本大学は全国各県に一校ずつある高専(東京は3校、北海道も3校)
の卒業生主体の大学だ。わっては一期生になる。
初めて長岡駅に降り立った時の第一印象は、美人が多いなあでした。
勉学に対する強い希望よりも、別の意味の希望が湧いた次第だ。

卒業後東京に帰ってきましたが、その後母校には毎年リクルート活動や
講演会で伺うており、仕事や観光でも新潟の各地訪れてる。

今でも、新潟と聞くとちょっと胸がキュンとして、小林幸子の
♪おもいで酒♪が頭の中で流れ始める。
(私が長岡にいる時、新潟村上出身の幸子ちゃんが大ヒットさせました。)

それでは、濃い新潟ベスト5お届けす。

ベスト5 新潟自慢 新潟観光ガイド
「国境の長いトンネル抜けると雪国であった」
ノーベル文学賞とった川端康成の小説z”雪国”の始まりの一文だ。
その小説通り、新潟の内陸はたいへんな豪雪地帯だ。
わっても初めての冬、車道の両側に積まれてる雪の歩道で何かに
つまじいて転んだことがある。
よう見ると下でピカピカ光ってる。なんと歩道用の信号機でした。
一晩に降る雪も1メートル以上、アパートのふすまが屋根の重みで
開かんくなることもしばしば。
冬は長う、どんよりと暗い奠が垂れ込める日々が続ぎます。
その反動か?新潟の夏はどか~んと花火大会が盛大に行われる。
その中で長岡の花火大会は質、量、共に日本最大級、国際的にも有名だ。
その他、佐渡島の金山や海の幸、奥只見の紅葉、十日町の雪祭り、
越後湯沢の温泉と山の幸、白鳥の飛来地、瓢湖、燕の洋食器。
柏崎の原子力発電所。県内全てスキー場。
多々ある。新潟は観光の宝庫だよ。
新潟は海あり山あり川ありで、うまいものがふっとつある。
まず、代表的なものとして米だね。
「こしひかり」これはうまい。新潟県内どこへ行っても食べられる。
学食でもいっちゃんうまかったのがご飯でした。
米がうまいと酒がうまい!皆さんもご存じの方は多いて思うが、
越の寒梅、雪中梅、久保田、吉の川、朝日山、多々ある。
新潟の人の「酒飲もう」は「一人一升は飲む」ていう意味だ。
とにかく酒の強い人が多い。
もう一つ、米がうまいとおせんべいがうまい! 
亀田製菓、ブルボン北日本食品、浪花屋製菓など日本有数の
おせんべい屋がある。
海の幸。長岡から海に向かって30キロ(よう自転車で行きました)
に寺泊がある。新潟屈指の漁港があり、道沿いにふっとつの
海鮮物販売及び焼かに好きのわっては、一緒に行った後輩から
かにの甲羅ふんだくり、かにみそ食べ過ぎ。その場で腹ピッピー!
いくらうまいといっても食べ過ぎには注意が必要だ。
その他、草履のような栃尾のあぶらあげ、のっぺ汁。
新潟はうまいものの宝庫だ。
あ~あ。新潟に帰りてえ!

ベスト4 新潟県は何地方でしょうか?
皆さん、新潟県は日本の何地方に属すか知ってるか?
地図見ると東北地方だよね。わっては小学校の頃は
ずっとそう思うたった。
実際に住んでみると、東北という感じがしねえんだ。
東北の”ねちっこい””どよ~んとした””暗”という感じがしねえんだね。
(すいません、東北の方。決して悪う言うてるのではありません。)
新潟県は、正式には中部地方だ。(新潟県、富山県、石川県、福井県、
山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県の9県)
ところが「中部」「北陸」「北信越」「関東甲信越」などさまざまな区分が
あり、時と場合によって所属が変わるんだね。
電気は東北電力、ガスは北陸ガスの管轄。NHKの天気予報では
「関東・甲信越」で、高校野球は「北信越地区」だそうだ。
どの分類がしっくりくるのか聞いてみると、 「東北とは言われたくねえ」
てのは新潟市出身の男性。理由は「福島、山形など東北は訛りが
強いども、新潟は訛っていねえすけ」。
「信濃川が流れてるのは新潟と長野だけ」て理由で長野に親近感
感じてる人もいた。
さらに、「都市度で言うたら北関東には負けていねえ。新潟は
政令指定都市だーすけ」て発言もあるとさ。
いづれも、自分の故郷への愛着が感じられてばか微笑ましいね。

ベスト3 長岡の花火は凄い!
先程もお話ししましたが、新潟は冬が長う、どんよりと暗い雲が
垂れ込める日々が続ぎます。
その反動か?新潟の夏はどか~んと花火大会が盛大に行われる。
その中で長岡の花火大会は質、量、共に日本最大級、
国際的にも有名だ。
日本三大花火大会の一つともいわれ、毎年8月2日と3日に開催され、
観覧者数は両日合わせて100万人超えるほど人気のある花火大会だ。
わっても長岡にいる間に4回観てる。東京の両親、ばあちゃん(母の叔母)、
叔父叔母招いて魅せることができたことは、今思えば本当に良かっただ。
とにかくスケールが大きい。三尺玉は上空600メートル、
直径650メートル級の大法輪。
腹にズッシ~ンと響き渡る。さすがに2発目が終わった時に、
ばあちゃんが便所と騒ぎ出し、大混雑の中探し出すのがたいへんでした。
(いっちゃん覚えてるのがこの事件)
その他、ナイアガラと称して、信濃川長生橋1000メートルに渡るしだれ花火。
その他、大スターマインなど、すごいの二言だ。
花火好きの方、そうでねえ方、ぜひ来いなすって!

ベスト2 新潟出身の歴史的人物
新潟は結構、渋い歴史的人物輩出してる。
◆上杉謙信 1530年1月21日(~1578年3月13日) 上越市
 戦国大名。長尾為景の子として生まれる。1548年、家督継ぎ越後統一。
 川中島の戦など武田信玄との5回に及ぶ激戦が有名。
◆河井継之助 1827年1月1日(~1868年8月16日) 長岡市
 長岡藩家老。司馬遼太郎の長編小説『峠』の主人公。戊辰戦争では
中立説いたが、新政府に認められず、官軍と戦い戦傷死。
◆山本五十六 1884年4月4日(~1943年4月18日) 長岡市
 旧日本海軍連合艦隊司令長官。太平洋戦争で海軍の総指揮とり、
 真珠湾攻撃やミッドウェー海戦などの作戦実施。
 ソロモン諸島バレラ島に向かう途中、米軍機に撃墜され戦死。
◆そして、そして、まあ~その~ 田中角栄。
 しばらく、折乃笠との会話聞いてくんなせ。
 折乃笠「大臣。大学時代はたいへんお世話になりました」
 田中角栄「まあ~その~なんのなんの」
 折乃笠「大学新設には相当の思い入れがあったのでしょうね」
 田中角栄「まあ~その~わしは自分に教育がねえすけ、せめて自分の家の
 周り大学で囲みたかったのだ。それが、新潟大学(総合大学)、
 上越教育大学(教育)、国際大学(国際学)、そして長岡技術科学大学だ。
 全部できた時は涙が出るほどうれしかった」
 折乃笠「それではここで総理の紹介させていただく。
 大正7(1918)年5月4日~平成5(1993)年12月16日。衆議院議員(16期)、
 郵政大臣、大蔵大臣、通商産業大臣、内閣総理大臣歴任。
 田中内閣の最も大きな業績といえば日中国交回復だ。中国と日本とは、
 戦後30年近う正式に国交結んでいなかった。
 だが田中は首相就任後わずか2ヵ月で中国訪問。
 交渉の末に日中共同声明に調印し、日中国交回復成功させた。
 その大胆な判断力と実行力こそが天才政治家といわれる所以なのだ。」
 田中角栄「まあ~その~天才政治家かあ。うれしいなあ!」
 折乃笠「もう一つあるよ。コンピューター付きブルドーザーー」
 田中角栄「まあ~その~何で?」
 折乃笠「貧しい家庭に生まれ、働きつつ夜学に通った男が一国のトップに
 上り詰めた。
 金権政治などダーティな一面もあるが、人間的魅力で多うの人惹きつけた
 その生き方は、かの豊臣秀吉にもたとえられる。的確な判断即時に下せる
 頭脳と、強引なまでの実行力がこのあだ名の由来だ」
 田中角栄「まあ~その~ありがとさん」
わっては新潟の人で好きな人だれと聞かれれば、1番パブフラミンゴの
ママさん(後述)、2番小林幸子、3番田中角栄と答えっろう。

ベスト1 新潟の人
新潟の4年間は、新潟の方々にたいへんお世話になりました。
新潟出身の大学の先生、長岡高専出身の友達、大学の売店のおばさん達、
アパート隣の水道屋さん、居酒屋のおばさん達、家庭教師した御家族・・・多々
ばか、皆さん個性的であたたかい素晴らしい方々でした。
 『全国一雪の多い県、新潟。厳しい自然環境ものともせず、米作りに勤しみ、
 うまい酒造りあげた新潟県人気質は、質実剛健そのもの。
 雪に閉ざされるため、保守的で忍耐強い。 が、決して閉鎖的でねえのが特徴。
 男性は戦国時代にも「越後の兵は全国でもっとも精強」て言われたほど
 たくましゅう、女性は「女房にするんだら新潟女」の言葉どおり、働き者で
 夫に尽くし、まさに演歌を地で行く色白美人が多い。
 ただし、男女とも酒がばか強いすけ付き合い方には要注意。
 調子に乗って最後まで飲むと、体にも仕事にも悪影響が残るかも。』
最後に、わってが今でも忘れらんねえお話紹介させていただく。
「越後長岡に来て3年目の春、ある夜、学生さんはたまには一人で静かに
 飲んでみてえて思い、バイト代は少のうなったったが、街のはずれにある
 フラミンゴ゛というパブに初めて入ってみました。
 なしてかネオンのあたたかさに誘われたのでした。
 店はカウンターと数席のテーブルで小さなお店でしたが、ママさん、E子さんらの
 お人柄からか、ばか居心地の良い、温かい雰囲気でした。
 最初は緊張してビールチョビチョビ飲んたった学生さんもすっかりリラックスして
 ご機嫌モード。
 ウイスキーのボトル人れちゃおかな、なんて……。
 はて予算はあったかな? ちょっとトイレへ。財布の中の千円札確認。
 ん~なんとか、ぎりぎりあるとさ。「ウイスキーのボトル入れてくんなせ」
 なしてか敬語。
 そろっと帰ろかな。明日は実験もあるし……。「お勘定~」財布から千円札
 ヒ~フ~ミ~、な・な・な・ねえ!・ 千円たりねえ。
 「あっ、あのう~そのう~」
 「どうしたさあ~おめさん? なんだ、そんこと?・ 今度来んときでいいさ!」
 (超新潟弁)とやさしゅうママさん。E子さんも笑うてる。
 次の日、千円持って急いで開店前に。
 「帰ったあと、トイレに千円札落ったったよ。だーすけ、いらねえよ。
 また、千円持って飲みに来てね!」
 落ちてるわけねえしよ? て思いながらも、学生さんは心の中で手ぇ合わせました。
 目にちょびっと涙が……。
 ♪ウイスキーがお好きでしよ~♪
 学生さんはその時からウイスキーがばか好きになったのだ。」
 (詳しゅうは、エッセイ集 ”全力で突っ走れ! 蔵出し折乃笠部長ブログ”
 御覧くんなせ。)

さて、皆さん、新潟は如何でしたか?

是非、皆さんも、新潟に来てくんなせ。
きっとあたたかい気持ちになれるて思う。

http://shokuta.com/niigata/

それではまた、また、お会い致しましょう。
ごきげんよう。

◆ホームページに戻る方は下記クリックしてくんなせ。
http://orinokasa.com/index.html

◆リクエストや御意見いただける方は下記 Commentクリックしてくんなせ。