今回のオリンピックは特別なものでした。

猛威をふるうコロナ禍の中、全参加選手は、日本中全ての人たちに「生きる力」を
与えてくれたのではないでしょうか?

小生は、日本人の真面目さ、努力、周りへの配慮、潔さ、
そして最後まで諦めない心と体に感動・感激・涙をもらいました。

改めて、オリンピック17日間の出来事を思い出すとほんと色々な事がありました。

・日本のメダル数は、金27個、銀14個、銅17個と今までの最大数を獲得したことは
 素晴らしいことだと思います。
 それ以上に、惜しくもメダルを獲得できなかった選手の素晴らしい振る舞いに
 感動しています。

・初日、体操の内村航平選手はまさかの鉄棒落下がありました。
 練習中から彼は落下しており、たぶん体のどこかに故障があったのだと思います。
 しかし、言い訳一つ言うわけでもなく、その後まったくメデイアに現れませんでしたが、
 その後、後輩たちは内村選手のために歯を食いしばって頑張りました。
 もしかすると内村選手は自分が落下をすることにより、後輩たちを奮い立たせた
 のかもしれません。

・水泳の池江璃花子選手は2年前白血病になり、長い闘病生活をしました。
 その後復活しましたが、当時の水着姿はあまりにもやせ細っていて、
 直視できませんでした。懸垂1回もできなかったんですね。
 当人のそれこそ闘病生活よりも厳しい練習に耐え、遂にオリンピックに出場できました。
 ベストを尽くして泳ぐ彼女の姿は、世界の多くの人が感動し涙したと思います。
 そして、彼女の最大の功績はレース結果ではなく、全世界で闘病生活を送っている
 全ての人に勇気と希望を与えた事だと思います。

・小生、全ての競技の全ての試合で一番感動したのは、卓球混合ダブルスの水谷隼選手と
 伊藤美誠選手のドイツとの準々決勝の試合です。
 最終第7ゲームに突入し、一時は2-9と追い込まれましたが、ここから4連続得点と奮起。
 6-10とマッチポイントを握られた後、何度もジュースを繰り返して勝利しました。
 さすがに小生、2-9と追い込まれた時はテレビを観るのを止めようとしました。
 その後、怖いものを見る様、片目を覆って観ていましたが、心臓はバクンバクンでした。
 たぶん、この時点で勝てると思っていたのは両選手だけで、その他の全ての人は
 諦めていたと思います。何事があっても諦めてはいけないと教えてもらいました。
 そして、ドイツチームに勝利した瞬間、小生は金メダルを確信しました。

・感動は女子バスケットボールチームの全試合。小さな体で巨人と戦う姿は
 全世界の人たちに日本人のサムライ魂を広めたのではないでしょうか。
 世界ランク10位の日本が、1位のアメリカを本気にさせたのです。
 そして、試合後アメリカの選手たちは、日本チームを称賛しています。

更に、野球、ソフトボール、柔道、レスリング、スケートボード、ボクシング、水泳、
フェーシング、空手、陸上、自転車、ゴルフ、サーフィン、アーチェリー、バトミントン、
重量挙げ、テニスに感謝です。

最後の最後、日本583人の全ての参加選手に敬意を表します。

ありがとうございました。

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