上記折乃笠作
はじめに
機能としては、初歩的なものですが、身近で使うにはとても便利です。
ユーザーのコミュニケーションや情報収集をより便利で楽しくする目的で開発されています。
それでは概要と設定方法についてわかり易く説明しますね。
是非是非、やってみてください。
１．背景と意義
LINEは日本で広く使われるSNSであり、AI機能を組み込むことで、生成AIを日常的に体験する機会を提供しています。特に「AIメッセージ変換」は、堅苦しいやりとりを避けたい若者や、気軽にAIを試したいユーザーに訴求。ねこ語のようなユニークな変換は、ユーザーエンゲージメントを高める工夫です。また、画像生成や質問対応は、専門知識がなくても使える簡便さが特徴で、AIの敷居を下げる役割を果たしています。
２．各種ＡＩ機能
１）AIメッセージ変換機能
概要: トーク画面で入力したメッセージを、生成AIを使って異なる口調に変換する機能です。変換可能な口調には「敬語」「タメ口」「誤字脱字修正」「ねこ語」「侍言葉」などがあります。
利用方法: LINEの「ホームタブ」から「設定」→「LINEラボ」に進み、「AIメッセージ変換」をオンにします。トーク画面でメッセージ入力後、送信ボタン横の「AI」ボタンをタップし、希望の口調を選択すると変換されます。
目的: 若い世代を中心に、LINEでの丁寧なやりとりにプレッシャーを感じるユーザーの負担を軽減し、楽しく気軽にコミュニケーションできるようにする。特に「ねこ語」や「侍言葉」は遊び心を加え、メッセージ送信を楽しくします。
特徴: 2025年2月からLINEラボで試験的に提供開始。生成AIを活用した初めてのトーク機能で、口調変換の精度は現在も改善中です。たとえば、侍言葉では「ござる」の使用頻度を調整するなど、細かなチューニングが行われています。
２）LINE AI（AIチャット機能）
概要: LINE内でAIと対話できるサービスで、テキストや画像を活用した情報収集や生成が可能です。友だちとのトークのような自然なやりとりで、質問への回答や画像生成を提供します。
主な機能:
テキスト質問: ユーザーが質問を送信すると、AIが学習データに基づいて回答します。たとえば、商品やサービスの情報を尋ねると詳細な回答が得られます。
画像認識: 送信した画像を分析し、商品の種類、ブランド、使い方などの情報を提供します。
画像生成（AIキャンバス）: ユーザーが条件（例：「青い空に浮かぶ猫のイラスト」）を入力すると、AIがその条件に合った画像を生成。生成した画像はダウンロードや友だちとのシェアが可能です。
利用方法: LINEアプリ内で「LINE AI」を選択し、トーク画面で質問や画像を送信。AIキャンバスは画面上部の専用タブから利用できます。
特徴: 特別なアプリのインストール不要で、LINE内で完結するため、AIに初めて触れるユーザーにも使いやすい。リアルタイムの情報確認は制限される場合がありますが、身近なツールとして普及を目指しています。
３）その他のAI活用例
カスタマーサポート: LINE公式アカウントでAIチャットボットを使用し、ユーザーからの問い合わせに自動対応。たとえば、予約や注文をLINE上で完結させるフレックスメッセージを活用。
業務効率化: LINEヤフー社内では、独自AIアシスタント「チャットAI」や検索拡張生成（RAG）ツール「Seek AI」を導入。コーディング支援、情報検索、翻訳などで業務時間を大幅削減（導入8カ月で約38万時間削減）。
パーソナライズ: ユーザーのプロフィール情報を基に、個別に最適化された情報を提供する機能も展開中。
３．注意点
試験提供: AIメッセージ変換は現在テスト段階で、ユーザー数が制限されている場合があります。
精度の向上: 口調変換や画像生成のクオリティはまだ改善の余地があり、ユーザーからのフィードバックを基に進化中。
利用規約: LINE AIの利用には規約への同意が必要です。詳細は公式リンク（https://terms2.line.me/line_ai_tool_）で確認できます。
４．今後の展望
LINEはAI機能をさらに拡張し、たとえばAI生成スタンプの提供や、トークの文脈に応じた返信提案など、より高度なインタラクションを目指しているとみられます。ユーザーの声を取り入れながら、日常のコミュニケーションをより豊かにするツールとして進化が期待されます。
以上が、LINEに搭載されたAI機能の主な概要です。
５．LINEのAI設定方法
LINEのAI機能（LINE AIやLINE AIトークサジェスト）を設定する方法を簡単に説明します。
１）LINEアプリを開く
最新バージョンのLINEアプリを使用してください（必要に応じてアップデート）。
２）LINEラボにアクセス
LINEのホーム画面で右上の「設定（歯車マーク）」をタップ。
３）設定メニューから「LINEラボ」を選択。
AIトークサジェストを有効化
４）「LINE AIトークサジェスト」を探し、スイッチを「オン」にします。
これでトーク画面でAIが返信文やスタンプを提案する機能が使えるようになります。
５）LINE AIアシスタントを利用する場合
LINEホーム画面の検索窓で「LINE AIアシスタント」と検索。
公式アカウントを友だち追加します（またはQRコードやURLから追加：https://lin.ee/Qg42zRu）。
トーク画面で質問や画像送信をするとAIが回答。要約や翻訳も可能。
６）注意
LINE AIトークサジェストは無料で1日300回まで利用可能（13歳以上）。
LINE AIアシスタントは無料プラン（1日5回）と有料プラン（月額990円で無制限）があります。
これで簡単にAI機能が使えます！
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LINEにAI機能が追加か～！ 全くノーマークでした。
早速、設定してお袋からのメールの返信提案を試してみました。時々、返信する際に言葉に詰まったり、表現方法や選択に悩むことがあるので、そんなときに利用すると参考になるし便利だと思います。