先日、大月市の未来に向けた大きな一歩となる(?)、生成AIに関する勉強会で講師を務めさせて頂きました。市長、教育長、そして各部長という、市の運営を担う幹部の皆様を前に、その可能性と具体的な活用法についてお話しする機会をいただきました。この日が、旧来の行政事務の姿を刷新し、真の「生成AI市役所」として新たな門出を迎える記念すべき一日となることを、心から願っています。

AI活用の実践と、そこに見た無限の可能性
小生は生成AIの可能性に気づいて以来、市役所の業務の中で、その力を試してきました。

例えば、大月市ホームページのリニューアルでは、生成AIに全国の自治体サイトを分析させ、その長所を抽出し、私たちが目指すべき姿を描き出しました 。人の力だけでは膨大な時間と労力がかかる作業が、AIという有能なパートナーを得ることで、質の高い成果へと繋がりました。

また、広報紙の記事作成では、その威力を強く実感しました。対談の録音データからの文字起こしと記事編集をAIに任せた結果、作業工数は従来の3分の1以下にまで短縮されたのです 。これにより生まれた時間は、より創造的な業務や、市民と向き合う大切な時間へと振り向けることができます。

「百聞は一見に如かず」― 驚きが確信に変わった瞬間
とはいえ、言葉を尽くしてその利便性を説くよりも、実際にその力を目の当たりにしていただくのが一番です。勉強会では、いくつかのデモンストレーションを披露しました。

プレゼン資料作成AIツールに、「大月市役所の職員がすぐにAIを使える方法」という、たった一行の指示を与えると、わずか1分ほどで、構成や文章、画像までが見事に整えられたプレゼンテーションが完成しました 。出席された皆様の、驚きと感嘆が入り混じった表情が非常に印象的でした。

圧巻だったのは、画像の解析機能です。市役所の建物の写真を読み込ませ、「防災担当者として問題点と対策を指摘せよ」と命じると、AIは外壁や窓、周囲の電線といった具体的なリスクを、専門家さながらに指摘してみせました 。さらに、「優秀な建築家として新しい市役所を設計してください」と指示を出すと、コンセプトから美しい完成イメージ図まで描き出したのです 。「怖い」「難しい」といったAIへの漠然とした不安が、「面白い」「これは使える」という確信へと変わっていく手応えを感じました。

課題を乗り越え、未来へ
もちろん、生成AIは万能ではありません。情報漏洩のリスクや、AIが事実に基づかない情報を生成する「ハルシネーション」といった課題も存在します 。しかし、これらのリスクは、明確なルール作りと適切な運用によって十分に管理可能です。

その鍵を握るのが、全庁的な「ガイドライン」の策定です 。個人情報や機密情報は絶対に入力しない、AIの回答は鵜呑みにせず必ず職員が事実確認を行う、といった基本原則を徹底すること。幸いにも、勉強会の質疑応答では、このガイドライン策定の緊急性について、出席者の皆様と完全に意見が一致しました 。

新しい門出の日に寄せて
私たちが目指すのは、まずガイドラインをしっかりと作り、無料版ツールなどを活用して「やってみる」ことから始める、着実な一歩です 。この勉強会はゴールではなく、スタートです。職員一人ひとりがAIを使いこなし、日々の業務を効率化し、そこで生まれた力を、真に市民のためになる政策の立案や、温かみのあるサービスの提供へと注ぎ込んでいく。この一歩が、大月市の未来を切り拓く大きな飛躍の始まりになることを信じています。

小生も微力ながら、貢献していきたいと思っています。

 

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