皆さん、びっくりするかと思いますが、もうすでにAIでのX(旧ツイッター)への投稿が始まっています。
簡単なプロンプトでAIがXの記事を書いて、時間指定により自動投稿します。
凄いと思いませんか?
特にここへきて、やり方が簡単になってきましたので、一度整理して実際にやってみたいと思います。
それでは、先ず能書きです。じっくりお読みください。

AI検索ツール「Perplexity AI」の進化のスピードには、目を見張るものがあります。しかし、その最新情報は公式X(@perplexity_ai)から英語で発信されるため、「手動で翻訳して共有するのは正直、面倒だ…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、Perplexity AIのX投稿を「全自動」で日本語に翻訳し、Xアカウントに自動投稿する仕組み(Bot)を作る方法に特化して、ステップバイステップで解説します。
一度設定してしまえば、あとはシステムが我々の代わりに最新情報を収集・発信してくれるようになります。この記事を読んで、AIの最新情報を届ける「情報ハブ」として、一歩先を行くアカウント運用を始めましょう!
【最重要】自動化の前に:X(旧Twitter)のスパムルールについて
設定を始める前に、最も重要な警告です。Xは、無差別に大量の投稿を行う「スパム行為」を固く禁止しています。
自動投稿は、設定を誤ると簡単に「スパムBot」と見なされてしまいます。
投稿頻度を適切に設定する(例:1時間に1回、1日数回程度に抑える)
翻訳だけでなく、ご自身のコメントを付け加える(自動化ツール上で設定可能)
リツイートのみを繰り返さない
などの対策を講じ、アカウントがスパム判定されないよう細心の注意を払ってください。
最悪の場合、アカウントが凍結されるリスクがあります。必ず、最初は「テスト用のアカウント」で試すことを強くお勧めします。
- 始める前に:自動化に必要な3つの準備
 この方法は、いくつかの外部サービスを連携させるため、事前に以下の3つのアカウント・情報が必要になります。すべて無料で準備を開始できます。
ノーコードツールのアカウント
Make.com: 視覚的でわかりやすい。無料プランあり。
n8n: 柔軟でカスタマイズ性が高い。無料プランあり。
(この記事では、この2つのどちらかを使います)
Perplexity APIキー
Perplexity(perplexity.ai)にログインし、[設定] > [API] から無料で取得できます。
X開発者アカウント と アプリ
Xで自動投稿を行うための「鍵」です。developer.x.com で開発者として申請し、自動投稿用の「アプリ」を作成する必要があります。
※これが一番の難関かもしれませんが、多くの解説記事がありますので調べてみてください。
- 実践ガイド:自動化ワークフローの構築
 準備が整ったら、いよいよ自動化の流れ(ワークフロー)を構築します。
方法A: Make.com を使う(視覚的でかんたん)
Make.comは、ブロックを繋げていくような感覚で自動化の流れ(シナリオ)を作れます。
ステップ1: 新しいシナリオを作成(トリガー設定) [Create a scenario] をクリック。最初のモジュール(円形のアイコン)として「X (Twitter)」を選び、「Watch Tweets」を選択します。
監視するクエリ(検索条件): from:perplexity_ai と設定します。
実行スケジュール: 「1時間に1回」など、間隔を空けて設定します(スパム対策)。
ステップ2: 翻訳モジュールを追加 次に「Perplexity AI」モジュールの「Chat Completion」を追加します。
APIキー: 取得しておいた Perplexity APIキーを接続します。
プロンプト(指示): 以下の「指示」と「翻訳させたいテキスト」を組み合わせます。
この英語のX投稿を日本語に翻訳して: {{ステップ1のテキスト}}。翻訳文は280文字以内に収めてください。 ({{…}} の部分は、ステップ1で見つけた投稿の本文が自動で入るように設定します)
ステップ3: X投稿モジュールを追加 最後に「X (Twitter)」モジュールの「Create a Post」を追加します。
接続: X開発者アカウントの Client ID / Secret を使って接続します。
投稿テキスト(Text): 翻訳結果と「出典」が入るように設定します。
`Perplexity翻訳: {{ステップ2の翻訳出力}}
元投稿: {{ステップ1の元投稿リンク}}`
ステップ4: アクティブ化 シナリオを「ON」にします。これで設定したスケジュール通りに、自動翻訳・投稿が実行されます。
方法B: n8n を使う(柔軟・カスタマイズ向き)
n8nは、Make.comより少し専門的ですが、より細かく強力な設定が可能です。
ステップ1: ワークフロー作成とトリガー設定 新しいワークフローを作成します。
トリガー: 「Schedule Trigger」を追加し、実行間隔(例: 1時間に1回)を設定します。
X検索ノード: 次に「X (Twitter) Search」ノード(機能)を追加します。
クエリ: from:perplexity_ai -is:retweet と設定します。(-is:retweet でリツイートを除外でき、おすすめです)
ステップ2: 翻訳ノードを追加 「Perplexity API Call」ノードを追加します。
APIキー: 取得しておいた Perplexity APIキーを設定します。
クエリ(指示): 翻訳の指示と、前のノードで取得したテキストを渡します。
Translate this tweet to Japanese: {{前のノードのテキスト}}
ステップ3: 投稿ノードを追加 「Post to X」ノードを追加し、ご自身のXアカウントに接続します。
投稿テキスト: ステップ2で得られた翻訳結果と、クレジット(元投稿リンクなど)が入るように設定します。
ステップ4: テスト&実行 ワークフローを一度手動で実行(Test Workflow)して、意図した通りに投稿されるか確認します。問題がなければ、ワークフローを「Active」にして自動化をONにします。
- うまくいかない場合のヒントと注意点
 API制限: Perplexityの無料APIプランには、使用回数の制限があります。自動実行の間隔を短くしすぎると(例: 1分ごとなど)、エラーになる場合があるので注意しましょう。
翻訳精度: Perplexityの翻訳は優秀ですが、まれに専門用語などを間違えることがあります。自動投稿とはいえ、時々はご自身の目で投稿をチェックし、必要なら手動で修正・削除することも大切です。
代替ツール: Make.com や n8n が難しく感じる場合、よりシンプルな「IFTTT」や、多機能な「Zapier」といった類似の自動化ツールもあります。
まとめ
お疲れ様でした!これで、あなた専用の「Perplexity最新情報・自動翻訳Bot」が完成しました。
Xのルールを遵守し、アカウント凍結のリスクに細心の注意を払いながら、AIの最新情報をフォロワーに届ける価値あるアカウントを運用していきましょう。
さて、小生、実践と思いきや、ブログを書いていてタイムオーバーになってしまいました。
この続き、その2実践編で近い内に紹介しますね。
お楽しみに~!
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