今般、第39回、青少年健全育成大月市民大会が盛大に開催されました。
市長をはじめ、市議会議長、警察署長が出席される市にとってとても重要な
会議だそうです。
小生何も知らず、その中の最後に記念講演があり、それのみに参加するために、
軽い気持ちで行ったら緊張感のある雰囲気に背中が伸びてしまいました。
講演は歴史研究家・作家の夢酔藤山(むすいとうざん)先生で題名は
「”郷土の英雄”小山田信茂公の青少年育成について」です。
先生とは顕彰会の同僚として、いろいろなイベントでご一緒させていただいており、
冗談が言える間柄です。
とっても博識の高い方で、特に歴史に関しては一種独特のお考えを持っています。
また、文章もさすが小説家と思えるような言いまわしでとてもユニークです。
それでは先ず講演について青少年育成という観点で概要を紹介致します。
1.青少年育成は普遍的なテーマで、時代に応じて方法が変わる。
現代は受け身の学習スタイルを好まない。
2.育成の目的は短期間の成果ではなく、長期的に若者が学んだことを生かすことにある。
3.武田信玄の下での経験から、小山田信茂は青少年の育成における重要性を理解していた。
4.具体的な教育方法の記録は残っていないが、現在の郡内に大きな影響を残している。
三つの事例が示された:
1)興行としての勧進能や富士山信仰に基づく経済活動を通じて、信茂は貨幣経済の
重要性を学び、地域社会に影響を与えた。
2)雪代に強いインフラを構築することで、吉田の街を安定させ、地域経済を活性化させた。
3)戦国時代の都市計画を通じて、経済的に豊かな環境が人の育成に繋がることを示した。
5.自発的な学びと実践の重要性を強調し、青少年だけでなく大人も知識を積極的に
求めるべきであること。
6.小山田信茂の実践的なアプローチは、後世に生かされる実用的な教育の
モデルとして紹介された。
7.現在の環境に感謝し、次の世代により良い世界を継承する責任があることを
締めくくりとしている。
以上が青少年育成という観点で概要をです。
それに対する感想として
講演を聞いて、小生、深い感銘を受けました。
この話は単なる歴史講義ではなく、過去から未来へと続く教育の大切さを、
我々の時代にも響く力強いメッセージとして伝えています。
小山田信茂公の生き方から青少年への愛情と期待を感じ取ることができます。
信茂公は戦国時代という激動の中で、短期的な成功ではなく、長い目で見た
人材育成に注力しました。
特に印象的だったのは、信茂公が経済的な繁栄という目に見える成果を通して、
地域社会の青少年の育成にどう貢献したかという点です。
また、自ら学び取る意欲の重要性を説いた部分にも、強く共感しました。
情報が溢れる今日、自分から知識を求め、疑問を持ち、その解決を目指す姿勢は、
青少年だけでなく我々おじさん世代ににとっても必要なことだと思いました。
講演が終わって.先生とは濱野屋でゆっくりたっぷり飲ませていただきました。
御講演及びお酒の席でのお話.たいへんありがとうございました。
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小生は、ビジネス教育の講師(バイト)をやっていることから、
「2.育成の目的は短期間の成果ではなく、長期的に若者が学んだことを生かすことにある。」と 「5.自発的な学びと実践の重要性を強調し、青少年だけでなく大人も知識を積極的に求めるべきであること。」は、その通りだと思い共感しました。
受講生には今後に期待することとして下記のコメントを出しています。
自分/チームは どのような貢献ができるのか? 何を期待されているのか? 何を提供できるのか? 責任は何か? 課題は何か? 率先してできる提案はなんなのか?を考えてください。 それを実行することが、自分らしさ(自分のスタイル確立)とチームのパフォーマンス向上、結果として会社への利益貢献に繋がります。