世界中が、素晴らしい日本人を注目しています。
小生、そんな日本人をとても誇りに思います。

大谷翔平選手、野球投打二刀流の凄さ以上に人間としての魅力に。

オリンピック・パラリンピックのボランティアの方々の献身さに。

コロナに対し、規則をしっかり守る真面目さに。

時折、世界のニュースや新聞で素晴らしい日本人を報道されますが、
その中で歴史的なお話も多々あります。

小生が特に日本人として誇りに思っているのは、
「1890年、トルコの軍艦エルトゥールル号が台風により和歌山県沖で座礁沈没。日本の貧しい島民たちが命がけで救助した」のお話です。

皆さんご存じでしょうか?

小生、エッセイ、小説、映画などで、何度も味わっていますが、
その度に胸が熱くなる感動と大粒の涙を流してしまいます。

それでは、先ずあらすじを紹介します。

『1890(明治23)年、オスマントルコから総勢650人余りの親善使節が
 軍艦エルトゥールル号で初来日しました。
 明治天皇に拝謁し、盛大な晩餐会も行われ、無事に役目を果たした一行は、
 横浜港から帰途につきます。

 しかし、翌日の9月16日午後9時半ごろ、和歌山県串本町の大島沖で
 台風による暴風雨のために座礁沈没してしまいます。
 この事故で587人が死亡、生存者はわずか69人という大惨事になりました。

 事故を知った大島村(現在の串本町樫野)の島民たちは、暴風雨の中、
 遭難者の救助活動にあたります。
 ある者は荒れている海に濳って生存者を探し、ある者は凍えた遭難者を
 自分の体温であたため、またある者は負傷者たちの手当てをするなど
 夜を徹して救護しました。

 大島は半農半漁の貧しい村で、しかもこのとき島民は台風で出漁
 できなかったため自分たちの食料がわずかしかなかったにもかかわらず、
 卵やサツマイモ、非常用のニワトリまでも料理して、トルコの人に
 食べさせたといいます。

 その後、負傷者は明治天皇が派遣した医師や看護師によって神戸の病院で
 治療を受けたあと、日本の軍艦2隻でトルコへ無事に送り届けられました。』

この話には続きがあります。

 『トルコ人の救出から95年もたった1985年、イランーイラク戦争中に、
 イラクのフセイン大統領が「今から48時間後にイランの上空を飛ぶ飛行機は
 民間機でも撃墜する」という声明を発表しました。

 世界各国はイラン在住の自国民の救出をするために救援機を出しましたが、
 日本政府はすばやい対応ができませんでした。
 在イラン邦人は危機的状況に陥ったのです。

 そんな中、トルコ航空の飛行機2機がイランの首都テヘランの空港に到着します。
 そして215人の日本人全員が救出され、無事にイラン領空を抜け出したのです。
 タイムリミットまで、あと1時間15分という奇跡の脱出劇でした。』

なぜトルコ航空機が来てくれたのか。
このとき、日本政府はわかりませんでした。

 『後日、元駐日トルコ大使のネジアティーウトカン氏は次のように語っています。
 「エルトウールル号の遭難事故に際して、日本人がしてくださった献身的な
 救助活動を、今もトルコの人たちは忘れていません。
 私も小学生のころ、歴史教科書で学びました。
 トルコでは子どもたちさえエルトウールル号のことを知っています。
 それで、テヘランで困っている日本人を助けようとトルコ航空機が飛んだのです」』

映画は本の内容が見事に再現されていました。
以下、小生の感想です。

大島村の島民たちのあまりにも献身的な対応は、日本人としてとても誇りであった。
焼き鶏をお腹のすききった少女が、大けがをしているトルコ兵に差し出す、
トルコ兵が半分にちぎって少女に返す、国を超えた心温まる情景がありました。

トルコ兵が大島村を離れる時、全島民が港で送り出す姿に、トルコ兵全員が
涙ながらに最敬礼するシーンはいまだに頭に焼き付います。

話は変わり、トルコ政府がテヘラン空港へ救出に向かう事が決定した時、
たいへん危険な任務に対し、集められたトルコ航空のパイロットが全員志願
するシーンは、ありがたさで胸がいっぱいになりました。

テヘラン空港には、日本人の数以上にトルコ人が救援機を待っていました。
最初は、何故自国の飛行機に日本人を乗せるのかと暴動になったのです。
しかし、徐々に皆はエルトウールル号の遭難事故に際して日本人の献身的な
救助活動を思い出し、自分たちは2日かけて陸路で帰ることにし、
日本人に飛行機を譲ってくれたのでした。

映画のこの最後のシーン、さすがにに涙が溢れ出ました。
映画館の中が暗くてほんとによかったと思いました。

まとめです。
我々現代の日本人は、もっともっと歴史を勉強して、日本人の素晴らしさを
知るべきだと思います。

日本の歴史について理解を深めれば、誰もが日本を好きになり、
自分が日本人であることに誇りを持てるようになると思うのです。

歴史に涙する時もある。
歴史はロマンだ。

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