結論、本当の人間の生き方を教えてもらった様な気がします。

日曜日の午後、市民会館大ホールにて、標題の映画(1時間半)と
その監督の谷津賢二氏の「中村さんを語る」の講演がありました。

映画は医師・中村哲さんのパキスタンとアフガニスタンでの医療活動と
用水路建設の苦難と喜び、本当の人間の生き方をそのお姿と言動から
伝えるものです。

とても臨場感があって素晴らしく、感動的でした。

それでは中村哲さん御自身を紹介します。

中村哲さん(1946年9月15日 – 2019年12月4日)は、日本の医師であり、
人道支援活動家として知られています。

中村さんは福岡県出身で、九州大学医学部を卒業後、外科医としてキャリアを
スタートさせました。
彼の人生の中で最も顕著な業績は、アフガニスタンおよびパキスタンでの
医療活動と、農業支援活動です。

1984年、彼はパキスタンのペシャワールで医療活動を開始し、
その後、1986年にアフガニスタンに移りました。アフガニスタンでは、
紛争の影響で医療が不足している地域で診療を行い、
多くの命を救いました。しかし、
彼は単に医療提供だけでなく、根本的な解決策を模索し、
農業支援にも力を注ぎました。

中村さんは、干ばつや戦争で荒廃したアフガニスタンの土地に
水を引くための灌漑プロジェクトを推進しました。
彼のプロジェクトは、ナンガルハール州のガンベリ砂漠を緑地に変えると
いう壮大なものであり、地元住民に農業の安定と食料の確保をもたらしました。
彼の努力により、数十万人の生活が改善されました。

彼の活動は国内外で高く評価され、多くの賞を受賞しました。
特に2003年にはアジア・ノーベル賞とも称される「ラモン・マグサイサイ賞」を
受賞し、2019年には日本政府から「旭日中綬章」を授与されました。

中村哲さんは、2019年12月4日にアフガニスタンのジャララバードで
武装勢力の襲撃を受けて亡くなりました。

しかし、彼の遺した功績と精神は、今なお多くの人々に影響を与え続けています。
彼の生涯は、医療と人道支援の重要性、そして困難な状況でも他者を助ける力
の大切さを示しています。

次に谷津監督の講演の内容です。
(携帯のレコーダーで録音と同時に文字おこしを実施し、
 携帯のChatGPTで要約しました。)

『講演は中村先生の娘さんがピアニストで音楽とピアノを通じて亡き父に想いを
届けたいと語ったことから始まります。

中村先生は非常に尊敬される人物で、その行動や思想から「巨人」と称されました。
監督は、1998年から2019年にわたり、先生を取材してきた経験を共有しました。

中村先生は、パキスタンの山岳地帯で巡回診療を行い、困難な状況下でも
人々の命を救うために尽力しました。

監督は、先生の人間味溢れる行動や患者に対する深い思いやりに感銘を受けました。
また、先生が自身の命を顧みず洪水から村を守るために行動したエピソードも紹介されました。

監督は、先生が異なる文化や宗教の人々から敬愛される理由として、
普遍的な人間愛と正義を実践していた点を挙げました。

最後に、先生の座右の銘である「 一隅を照らす」という言葉に触れ、
それぞれが自分の置かれた場所で最善を尽くすことの大切さを説きました。

講演の終わりには、参加者への感謝の言葉と、先生の思想を広めていくことの重要性を
強調しました。』

それでは小生が映画と講演で、胸に刺さった言葉を紹介します。

・中村先生は仁(他者を慈しむ)と義(正しく生きる)人であった。

・世の中にはカメラでは映らない(撮ることができない)事象がある
 撮影を止めて自分の目と心で見た。
 (中村医師が用水路のお礼に長老からお礼にお茶をいただいた時の顔)

・中村先生は、国・文化・宗教・風習を超えて人々から信頼される理由は
 人間としての投信・真心・思いやりというごく当たり前のことを持っているから。

・中村先生が大嵐で用水路入口の堰が決壊しそうになった時、重機に乗り込もうと
 した時、周りの人々は命の危険があるとして止めようとした。
 その時、中村先生は自分が死んでもかまわない、用水路を守り抜くと言って実行した。
 周りの人達は心に雷が走ったという、自分たちの村を命がけで守ろうとはしていなかった
 自分を恥じたという。

今回の映画と講演は、小生が日頃「世のため、人のため、すこし自分のため」と言っていて、
あまり行動が伴っていないことに対する戒めでありました。

改めて自分の言動を見つめ直す良い機会でありました。

ありがとうございました。中村哲様。合掌。

 

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