小生、色々なジャンルに興味があるのですが、ほとんど知識がないようなものに
対しては先ずマンガを読みます。
いきなり原作を読もうとすると最初から嫌になってしまいますが、マンガならば
サクッと読めるんです。
効果として、「全体像」を理解することができるんです。
マンガは、いってみれば原作の「要約版」ですね。
もう一つの効果として娯楽です。
小説と同じぐらい楽しむことができます。
今は娯楽としてのマンガはほとんど読まなくなってしまいましたが、
昔は夢中で読みました。
少し古い話になりますが、今でも名作として引き継がれている
マンガについて小生のベスト3を3回に分けて紹介していきます。
今回はベスト2、手塚治虫の『火の鳥』です。
ストーリーは、インターネットより要約します。
手塚治虫が漫画家として活動を始めた初期の頃から晩年まで
手がけられており、手塚治虫のライフワークといわれています。
古代から超未来まで、地球(主に日本)や宇宙を舞台に、生命の本質・人間の
愚行・愛が、手塚治虫自身の思想を根底に壮大なスケールで描かれています。
火の鳥 は人智を超えた存在で、100年に一度自らを火で焼いて
再生(幼くなる)する事で永遠に生き続けるというものです。
元々は天界で飼われていたが、地上界に逃げ出した。
人語を解し、未来を見通す。
また、その生血を飲めば、永遠の命を得る事ができるという。
呼称は鳳凰・火焔鳥・フェニックス(不死鳥)など。
時空を超えて羽ばたく超生命体として描かれています。』
小生はこの「漫画火の鳥」は人類最高の漫画だと思います。
たぶん、未来永劫、このような漫画は出てこないのでは
ないでしょうか!
読むことにより、そのストーリ性のすばらしさ、
漫画でしか味わえない臨場感と想像性をかもし出す
コマまわし、それぞれのシリーズの関連性、
そして、想像を絶する結末・・・。
そして、何度も現われる人間とロボットの切ない想いがあります。
ロビタとチヒロの物語を是非お読みください。
『ロビタ
26世紀、「復活編」にて主人公のレオナとチヒロが結ばれて誕生。
臀部のベアリング(?)で滑るように動き(電子頭脳が大きくなりすぎてバランスが悪く、
二足歩行を断念)、腕は2本指であり、構造は非常に単純。
一方でレオナの記憶を受け継いだため、普通のロボットとい人間臭い感情を持つ。
稼動限界の後に業者が引き取って、その構造を模して記憶をコピーした物が
量産される。
技術の進歩によってより精巧なロボットが造られても、ロビタはその人間臭い感情に
よって多くの人間に好まれ数世紀に亘って量産されるが、その一方でロボットを
人間の道具と考える人間にとっては極めて不快な存在でもあった。
31世紀の頃、あるロビタが自分の家の放射能農場に迷い込んだ子供を殺した
(子供が親や家政婦よりなついているロビタに会いに来てしまった事故が真相)
という冤罪を受けるが、数十年間裁判を繰り返しついに、裁判官が個体ナンバーを
特定できなかったという理由から事件発生時に農場で働いていたロビタ全員が
溶解処置される。
同胞をそのような形で失った世界中のロビタは集団自決を行い、稼動可能な物は
全て溶鉱炉に身を投じる。
月にいて集団自決に参加できず、エネルギー切れによる自決を選んだ最後の一体
のロビタは、35世紀に猿田博士に救助され、「未来編」では猿田博士の助手として
働くが、ロックにより破壊されてしまう。』
小生、ロボットというとこの「ロビタ」をすぐ思ってしまいます。
そして、胸が熱くなってしまいます。
「漫画火の鳥」は、小生にとって世界観、宗教観、哲学、工学、芸術性に
大きな影響を与えてくれるバイブルです。
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