昨日、大月駅前の老舗「濱野屋」にて、小山田信茂公顕彰会の忘年会が開催されました。
役員や関係者11名が集い、賑やかな宴の中で2025年度の精力的な活動を振り返りました。
小生にとって、この一年は歴史探求を通じて自分自身の立ち位置や進むべき方向性を見つめ直す、極めて意義深い時間となりました。
2025年度の主な活動軌跡

今年、小山田信茂公顕彰会は「郷土の英雄の復権」と「地域の活性化」を掲げ、多岐にわたる活動を展開して参りました。
春の躍動と組織の基盤: 4月5日には「第51回信玄公祭」に出陣し、武田軍団の一翼として勇姿を披露しました 。また、4月20日には第8回総会を開催し、井手窪先生による貴重な講演を拝聴しました 。
聖地の護持と継承: 6月28日には、初狩首塚にある「湘南塔」の嵩上げ工事を実施しました 。140kgもの基礎石を据え付け、歴史の象徴を守る活動に汗を流しました 。7月27日には首塚の清掃と法要を行い、先祖への報恩を捧げました 。
地域との絆: 8月2日の「かがり火市民祭り」に参加し、地域の方々と共に小山田氏の歴史を共有しました 。
学びと探求の秋: 10月4日には夢酔藤山先生をお招きし、「武田氏と里見氏の房甲同盟」と題した第13回歴史講演会を開催しました 。さらに11月29日には、23名で高遠城址を巡るバス旅行を実施し、武田信虎公の墓所(桂泉院)などを参拝しました 。
冬の総決算: 12月13日には大月市民会館にて、映画『長篠』の特別上映会を主催しました 。武田家滅亡の再考察をテーマとした松本憲和先生の講演も行われ、激動の歴史に思いを馳せました 。
生成AIが切り拓く歴史探求の新しい形
小生は本会の技術担当理事として、生成AIを活用した歴史探求や資料作りに注力して参りました。この試みは会員の皆様からも大きな称賛をいただき、資料の精度向上と効率化において目覚ましい効果を生むことができました。
歴史という過去の遺産を、最新のテクノロジーであるAIで紐解く。この融合こそが、次世代に正しき歴史を伝えるための強力な武器になると確信しております。今後は、武田家、小山田信茂公、そして浅利信種公まで視野を広げ、より多角的な視点で歴史の深淵に迫りたいと考えております。
顕彰会としての使命と未来への展望
小山田信茂公は、長年『甲陽軍鑑』の影響で「裏切り者」という不当な評価を受けてきました。しかし、近年の研究により、信茂公が自らの命を賭して郡内の民や寺社を救った「真の英雄」であったことが明らかになっています。
小生たちの役割は、この歴史の真実を真摯に検証し、次世代が誇りを持って郷土を語れる土壌を作ることです。それは「まちづくり」そのものでもあります。
2026年も、歴史探求の歩みを止めることなく、小山田氏一族の功績を広く伝えてゆきます。
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