現代に生きる我々にとってあらゆる苦難を乗り切る時、歴史から
学ぶことは非常に重要であり必要条件であると思う。

2020年の今、世界や日本はコロナ渦という第二次世界大戦以来の
苦難を迎えており、全てにおいて大きな転換期にある。
そんな時だからこそ、日本は世界のために日本人としての資質を活かし、
率先して方向性を示すべきである。

日本には.明治維新という大転換期の初期に推進構想係という
2人の偉人がいた。
残念ながら、道半ばにして2人は暗殺されてしまった。

◆横井小楠
 ・幕末に日本をデザインした男
 ・現代日本の進むべき道を150年前に示した男がいた

●佐久間象山
 ・松陰、龍馬、海舟が師と仰いだ
 ・幕末に科学技術を立国を目指した男

先ず、悔やまれるのは明治の大転換に構想係のお二人が
いなかったことである。
しかし、お二人の下記基本思想は現在の日本に絶対に
活かせると切に思う。

◆世界一等の仁義の国となり天に代わって世界の民の為に働き世界の
 世話やき国家となって大義を世界に広める。  
◆わが国日本には、「儒教・仏教・道教・禅仏教・神道」という思想哲学の
 蓄積がある。こんな思想哲学の集積地は世界広しといえども、他にはない。
 つまりこれは、「心徳の学」の伝統がある国なのである。 

●科学技術は、一部の権力者のものでもないし、専門家のものでもない。
 広く一般の市民のものである。
●「人間の幸せ、より良い人生」というこの世の原理原則があって、
 初めて技術が活かされる。ヴィジョンがあって初めてその実現の為に
 技術の意義が出てくるというもの。
 こういう社会でありたい、という構想があって、次に技術の出番となる
 のである。

二冊の良書に巡り合えて良かった。
http://orinokasa.com/%E6%A8%AA%E4%BA%95%E5%B0%8F%E6%A5%A0%E3%81%A8%E4%BD%90%E4%B9%85%E9%96%93%E8%B1%A1%E5%B1%B1.pdf

◆ホームページに戻る方は下記をクリックして下さい。
http://orinokasa.com/index.html

◆リクエストや御意見をいただける方は下記 Commentをクリックして下さい。