”人間らしく生きる”ために、先ず自身に必要なことは、自身の
”心””体””頭”を鍛えることと”人”を知ることだと思っています。

”人”を知ることは、本当に素晴らしいことだと思います。

是非、皆さんにも知っていただきたく、このシリーズを設定致しました。

人を知るって素晴らしい TAMさん

TAMさんは、小生の都立航空高専の同級生です。
現在は、栃木県でヘリコプタ―会社の社長をやられています。
会社経営をしながら、自らパイロットをやり整備士もやっています。
会社業務内容は、各種ヘリの整備、修理や管理、法定検査代行業務のほか、
スカイダイビングなどを行っていました。
現在、保有機は、AS350 Ecureuil/AStar 3機 R22 Beta II 1機。

同じ下町出身(荒川区出身、葛飾区より都会か?)で、
共に青春を過ごした高専時代の友人が、ヘリコプター会社の
社長なんて、とても誇りに思います。

TAMさんとは、1学年5クラスある中で1年生から同じクラスでした。
特に親しくなったのは3学年航空原動機工学科にクラス編成されて
からです。

TAMさんは、スター性があって1年生入学の時から勉強以外で
たいへん目立っていました。
直ぐ副委員長に推薦せれて、とても人気がありました。
今考えるに、持って生まれた”華”があるのだと思います。

そして、何んというか、廻りの人と違う思考力と行動力があって、
今となっては、ヘリコプター会社の社長というのも頷けます。

この廻りの人と違う思考力と行動力についてとても良い好例題があります。

高専3年生といえば、すっかり油がのりきって何事にも興味津々。
真夏のある日、浅草ロック座に行くことになりました。
最初は大勢で行くはずだったのですが、段々人数が減り、
最後はTAMさんと小生だけに。
2人共、そんなことにはまったくオカマなく、目が血走っていて行く気満々!

そして、遂に生まれて初めてのスト●ップショー浅草ロック座に行く朝、
なんとTAMさんは、ネクタイを締めてきたのでした。
クラス一同 ???
TAMさん曰く 
「18歳未満お断りに行くのに、俺っちは11月生まれでまだ17歳だ。
少しは大人っぽく見せねばなんねい。」
クラス一同 大爆笑
一緒に行く小生も11月生まれで17歳、ネクタイレスの普段着。

さて、いざ、生まれて初めてのスト●ップショーへ。
 ・・・ 内容は丸禁のため省略 ・・・
無事ショーも終わり、近くの大衆酒場で反省会。未成年でもいいの?
TAMさん曰く
「テレビと変わんねえな・・・」
さすがTAMさん、廻りの人と思考力と行動力が全然違う。
本件については、小生一生忘れられない貴重な思い出です。

さて、TMAさんの素晴らしいところは、いっぱいありますが、ここでは3つ紹介します。
これは、当時に思っていたことに、更に今思い出すとこうだったという印象です。

1番目は、超下町気質で、人が良く、面倒見が良く、涙もろい。
小生の友人の中で下町気質はTAMさんが一番濃いです。
高専時代、いろいろな面(精神面、お酒の面、お笑いの面)で助けてもらいました。
実はTAMさんのお父様の故郷が新潟柏崎で、長岡の直ぐ近くでした。
よって、小生が長岡にいる時にはTAMさんが柏崎に来ると親切に
柏崎の親戚の家に招いていただきました。
いつだったかTAMさんが小生の寮かアパートかに来た時に、小生の生活をみて
涙を浮かべながら帰って行った姿が今でも忘れられません。
今、TAMさんは自分のことを寅さんのタコ社長と呼んでいます。
TAMさん曰く
『自分、世間では代表取締役曰く、人によっては社長と呼ぶ方もいますが
 実態は大企業では無いので各種書類関係、整備、操縦、金融機関とのやり取り
 請求書の発行、振込み、給与計算、社会保険事務所とのやり取り等々を
 自分が行っており、寅さんのタコ社長の様なものです。
 (もっと色々な役をしているかも?)』

2番目は、たいへんな努力家ですが、いつも謙遜しています。
高専時代はあまり勉強している所を見たことがありませんでしたが、
ヘリコプターのパイロットや整備士の資格を取るのに血が滲む様な
努力をしています。いつから英語がペラペラになったのか?
TAMさんのメール
『自分は「好きな事で飯が食える!」幸せな奴だと思っています。
 結城ヘリポートは2度の水害、2015.09 2019.10を経験し膨大な
 損害が生じましたがタコ社長は何とか、しぶとく生き延びております!
 バイク5台、車5台共に楽しんでおります!』
折乃笠の返事
『ゆきちゃん(TAMさん)は、立派だと思う。
 ここまで来るのにたいへんな努力と心労があったはずでしょうに。』
東日本大震災では、物資輸送に大貢献し、マスコミに取り上げられています。

3番目は、スケベですが、姿形がかっこ良いです。
高専3年生の時、女性雑誌に写真付きでインタビューを受けています。
また、ヘリコプター会社設立前は、結婚式場の専属パイロットで、
結婚式が終わった後、成田空港や羽田空港までヘリコプターで送る任務を
遂行していたのですが、かっこ良いパイロットのため、花嫁が一目惚れ
してしまうケースが多々あったみたいです。
本当に成田離婚や羽田離婚があったとうそぶいていました。
3年前、北鎌倉の弥七(元担任の先生)の家に遊びに行った時も、
中年雑誌に出てくる様なチョイ悪オヤジ風でかっこ良かったです。
(さすがにネクタイは締めてきませんでしたが・・・)

最後になりますが、小生の高専時代は、TAMさんや同級生たちのお陰で、
とても素晴らしい青春の思い出となり、今では宝物です。

ゆっくり飲もうと約束していたらコロナ禍になってしまいましたが、
落ち着いたら浅草でネクタイを締めて会いたいと思っています。

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