誠に3月3日ひな祭りにふさわしくないお話です。

小生の高専時代の友人(生まれも育ちも今も江戸川区)が、表題の件で
とても貴重なお話をして下さいます。

以下の話は花の都東京江戸川区での出来事です。

『私の子供時代の通学路は、一面の畑と田圃に囲まれており、あぜ道を歩きながら
数々のワルサを重ねて登下校しておりました。

そんな毎日において、欠かさず行っていたのが、肥溜めの確認と石の投入です。
ワイワイ騒ぎながら大きい石を投げ込み、対戦する仲間にオツユを浴びせるという
スリリングなゲームに没頭しました。

あるときは、2B弾や爆竹も活用した実弾戦も駆使した戦いです。

暫く大騒ぎしていると、農家のオヤジが鬼の形相で追いかけてくるのを
必死に逃げるという毎日のパターンでした。

そんなある日、良家の雲高君(仮称折乃笠変更)が、「何してるの?」と
買ってもらったばかりの自転車に乗って、ニコニコしながら近づいてきたのです。

いつも通りオヤジが怒って追いかけてくるというタイミングの悪い状況です。

我々は一目散に逃げましたが、雲高君はオヤジにつかまり無実の罪を着せられたばかりか、
自転車を肥溜めに投げ込まれるという最悪のおまけまで頂戴してしまいました。

オヤジに釈放された雲高君は、自転車を引き上げて泣きながら帰っていったのです。

私たちは、雲高君を慰めようと彼の自宅まで出かけ、「あそびましょ」と声を
掛けても家から出てくれませんでした。

自転車は、おばあちゃんが外で洗っていた光景を思い出します。

以上、セピア色の想い出でした。

そういえば、肥は汲み取ってきたばかりの新鮮なものを畑に撒いても農作物は
育たないそうです。
発酵・熟成を経て、肥料として役に立つ状態にならないと散布できないとか・・・・。
発酵具合を確かめるため、お百姓は指を入れて味を確認すると聞いたことが
有ります。(真偽不明)』

先日、小生は庭の畑に鶏糞を撒きました。

さすがに、肥を撒く勇気はありませんでした。

P.S.雲高君は、その後ぐれないで真っすぐに育ったのでしょうか?

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