大人の無責任で自分勝手な行動により、ご飯も食べられなくなってしまった子供達。
その子供たちの視点から作られた映画 『子供食堂』。

1時間30分、ただ黙って観ているしかありませんでした。

『小学5年生の高野ユウトは、食堂を営む両親と妹と健やかな日々を過ごしていた。
 ぶっきらぼうな性格だが心根の優しい少年だ。
 一方、ユウトの幼馴染のタカシは、母子家庭が原因でイジメにあっていた。
 わずかなお金を置いたまま、母はほとんど家に戻ってくることはなく、
 典型的なネグレクトの家庭だった。
 ユウトの両親はそんなタカシのことを心配し、タカシを頻繁に食堂に招き
 夕食を振舞っていた。
 いじめられっ子タカシを見放さないユウト。
 実家の食堂での夕食に誘う彼はある日、橋の下の軽トラで寝起きする
 姉妹を見つけた。
 最初こそ父親がいたが、程なくして捨てられた姉妹。
 ユウトとタカシは彼女たちのことが気がかりで、食べ物をあげたり、
 家に連れていったりする。
    ・・・・
 最後、その姉妹は児童養護施設に引き取られていく。
    ・・・・
 そして、食堂は、食べ物の全てを小学生以下無料としたのでした。』

今の日本は6人に1人の子どもが貧困状態にあると信じられない状況です。

何かことが起こらない限り福祉も積極的動かない現状をユウトとタカシという子供
の視点から投げかけています。

姉ミチルの自分のことは置いておいて、妹ヒカリの世話をしなければならない姉の焦燥。
無邪気な妹と異なり、おいそれと他人を信用しない用心深さがとても切ないです。

大人の無責任で自分勝手な行動により、年端のゆかない子供たちには
酷すぎる現実となってしまう。

最後、児童養護施設に連れて行かれる車に乗り込む時の姉ミチルの泣き笑い顔、
そして、車の車窓に昔母親と見た虹色の雲が現れた時、妹の前で「おかあさん~!」と
泣き崩れるシーンは観てはいられませんでした。

『子供食堂』 小学生以下無料で多くの子供を救ってもらいたい。

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