皆さん、寂聴さん、瀬戸内寂聴さんを御存じですか?

名前は知らなくても、お顔を観ればすぐわかると思います。
 https://www.jakuan.jp/

寂聴さんは、日本の小説家、天台宗の尼僧。俗名晴美。京都府在住。
曼陀羅山 寂庵という御自身が開いた寺院にお住まいです。
現在、なんと99歳でいらっしゃいます。

小生、正直言うと五年程前までは、あまり好きではありませんでした。
僧侶にしては、話が生々しくて(特に男女の関係)、お顔がお生意気で、
とても拝む気にはなれなかったのです。

転機は 書籍”利他 これからの新しい生き方 瀬月内寂聴&稲盛和夫対談書”を
読んでからです。
世界的に有名な経営者で人間学の大家の稲盛和夫さんを相手に、歯に衣着せず、
飾らず爽快な会話に惚れ惚れしたのでした。

それからはエッセイ本や小説を読み続け、2年前、ライブ・ビューイング(調布)by
京都特別講演に参加しました。
要は、京都で行われた特別講演を調布の映画館で映し出すというものです。

実は、今般、改めて小生のその時のレポートを読み直すと、悩み事も吹っ飛ぶような
爽快なコメントがあり、是非皆さんにお裾分けしたく、今回ブログに記したわけです。

それでは、レポートをお読みください。

1.第一印象 折乃笠談
寂聴さんは顔色良<て声のはりがあってお元気。
顔、手に沁みがない。
耳が遠い、若干頭の回転遅い。
それを秘書のまなほさんが上手く補っている。とても微笑ましい。

2.講演内容
1)最初のお言葉
映画館でのライブ・ビューイングは最初で最後。
5月で97歳になるが、自分に何が残ったか。
人を愛するために生きる。
人を愛したこと、愛されたことが残った。
その事を小説に書いた事が残った。
まだ人を愛したことがないのなら今日から実行しなさい。

2)Q&A
Q1.職場でのいじめや人間関係が悪い時どうしたらよいか?
A1.どこの職場も同じ。小説家になった時すごくいじめられた。死ねと思ったら、
皆死んでしまった。
Q2.動物は食べてはいけない?
A2.お釈迦さまが許してくれる
Q3.24年間一緒だった人とつい最近離婚した。中学の子供は父親が引き取った。
これからどう生きていくかアドバイスを下さい。
A3.考え抜いて自分が決めたことだと思う。前向きに進めば良い。
Q4.父が亡くなり、親友が亡くなり、毋が亡<なった。深い悲しみがある。何かアドバ
イスを下さい。
A4.私のように97歳になれば、周りの皆死んでしまった。受け止めるしかない。
いつか自分も死ぬ。つい最近、知り合いのどうしようもないショーケンが死んだ。
死ははかないもの。
Q5.本当は今日いっしょに来るはずの毋が病院の検査の結果が良<なくて来られなく
なった。母に一言を。
A5.今の日本の医学の進歩は凄い。必ず治る。そう思った方が良い。
  私も92歳で胆のうガンをやってから、病気と怪我ばかり。でも生きている。
Q6.もう一度生まれかわるとしたら何になりたいか?
A6.小説家になりたい。それも女の。女の方がおもしろい事が多い。

3)最後の言葉
これが皆さんとお会いするのは最後です。
最後の言葉として、苦労するからやらないのではなく、
やってみて苦労する方が死ぬ時に幸せだと思う。

3.まとめ 折乃笠談
・できないことは言わない。
・自分が経験したことからものを言うので説得力がある。
・何事も前向きに考える
・ー見強そうだが弱そう。秘書のまなほさんがいないと何もできない。
・講演が終わった後、清々しさが残った。元気が出た。一人じゃないのだと思った。
・講演会に参加して、本当に良かったと思う。

以上、レポートから、寂聴さんの持って生まれたひた向きさと
長い人生を歩いてきた経験からくるずしりとした深い思慮を感じますね。

是非、京都に行って、寂庵で寂聴にお合いしたいと思います。

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