昨日18日(土)、山梨塩山恵林寺の坐禅会に参禅。
早朝の坐禅は、凛とした空気の中清々しい気分になれた。

今回の話は、その後の話である。
実は、塩山駅から恵林寺に向かう途中に向嶽寺というお寺がある。

小生、恵林寺の行き帰りいつも気になってはいたのだが、
なかなか朝忙しく、いつも素通りさせてもらっていた。

さすがに、「いい加減にせんかい」 と天の声が聞こえそうな気がして
向嶽寺に初参拝させていただいた。

山の懐にある静かであるが重厚なお寺である。
作務を黙々とこなす若いお坊さん一人以外だれもいない。
建物の一つ一つが重い。
全体の雰囲気に圧倒されそうになる。

そのわけは、実は向嶽寺は臨済宗向嶽寺派の大本山、山号は塩山。本尊は釈迦如来。
創建年1380年(康暦2年)のたいへん由緒ある責任のあるお寺だったのである。

こんもりと突き出た小高い山の南麓に抱かれるようにたたずんでおり
この山を『志ほの山 さしでの磯に すむ千鳥 君が御代をば 八千代とぞなく』と
古今和歌集に歌われた塩山市の象徴「塩の山」と言い、塩山市と言われる地名は
この山の名に因んでいるという。

国宝や重要文化財なども多く有している。

非公開寺院のため建物内部や庭園は原則的に拝観不可であるため、
娑婆(しゃば)にはあまり知られていない。

ここで臨済宗の各派のご本山を紹介すると
 妙心寺、萬福寺、南禅寺、建長寺、東福寺、円覚寺
 大徳寺、方広寺、永源寺、天龍寺、相国寺、建仁寺
 佛通寺、国泰寺、向嶽寺

皆さんも御存じの有名なお寺が数多くあると思う。
塩山には、このように有名なお寺と肩を並べるようなお寺があったのである。

因みに、我が恵林寺は臨済宗妙心寺派に属する寺院、
つまり、向嶽寺が1親等とすると恵林寺は2親等にある。

観光という意味では、断然恵林寺の方が有名であるが、
宗教的には向嶽寺の方が有名なのである。

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”山梨再発見の旅/大月再発見の旅””山梨ウォーキング2 塩山向嶽寺 初参拝”
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