小生、会社で48歳で部長になったのですが、内心有頂天だったのですね。
会社の外ではできるだけ言動を控えめにしていたのですが、やっぱ会話の
端々で偉そうにしていたんだと思います。

地元のあるスポーツサークルでの出来事です。
「サークルを辞めたい。」
「なんで?」
「部長になるから。忙しくなるから・・・」
「部長はそんなに偉いんかい。そんなの関係ない。ここは会社じゃないんだ!」

この時はアッパーカットを食らった感じでした。

会社以外、特に地元地域では、どんな職業、どんな会社、どんな役職に
ついているかなんて、関係ないんです。
勝負は人間性だけです。
それだけで仲良くなれるかどうかです。
「どこどこ会社の部長でござ~い」と言ったところで、「すごいね」、
内心「だからどうした!」と思われるのが関の山なんですね。

それからです。
小生、上場企業の社員であっても、部長であっても、会社の看板を外せば
自分は”ただのおじさん”と思うようになりました。

その代わり、その時から会社を辞めた今に至るまで、
「このおじさんは、”ただのおじさん”ではないな。
 何かを感じる、オーラを感じる、匂いを感じる。」
と言われる様に自分を磨いてきました。

現時点では、
「臭いを感じる。」
と言われたことはありますが、他はありません。

また、酔っ払い過ぎると、娘から”変なおじさん”と言われてしまいます。

「なんだ君は!?」
「なんだチミ(君)はってか!?  え!? なんだチミはってか!
 そうです、私が変なおじさんです。」
「変なお~じさん、だか~ら変なお~じさん♪」

これから先も、折乃笠は、”ただのおじさん”以上になれる様、
自分を磨いていきたいと思います。

ただし、たまには、羽目を外して ”変なおじさん” も有りということで(笑)。

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