人として何が大切か、真の幸せとは何か

人間らしく生きる

折乃笠 公徳

 

今回は、下記目次の中の「2.私は何故わからなかったのか」の内容 についてです。

1.ストーリー

命題「人として何が大切か、真の幸せとは何か」に対し

1. 私は何がわからなかったのか
 ぼんやりとしている問題意識をクリアにする

2. 私は何故わからなかったのか
 問題を層別しねらいを定めるために現在の状況を事実で確実につかむ

3. 私がわかるための目標を作る
 活動の狙いを定めて、成果をはかるものさしをつくる
4. 命題 私がわからなかったことを掘り下げる
 真因をつかむために、現状把握で取り上げた問題点をさらに深く調査
5. 命題 わからなかったこととは
 真因を発生させないために、対策とその実行計画を立てる
6. わからなかったことを解決するために
 実行計画に基づき、対策を確実に実行する
7. 効果を確認する
 目標に対してどのくらい効果があがったかを把握する
8. 更なる飛躍を考える
 対策を実施した効果が元に戻らないようにする
9. 私は何がわからなかったのか
 ぼんやりとしている問題意識をクリアにする

 

2.はじめに

4つ前の「その5」では、「2.私は何故わからなかったのか」の要因を「自分」「自分以外」「環境」「思想」に分け、それぞれ要因分解を致しました。

更に「その6」 以降、「思想」について深く踏み入れ、要因の細分化を実施しています。  

先ず、以下の系統図を御覧下さい。

2つ前の「その7」では、物理科学(物理学、化学)、生物科学(生物学)を報告しました。

1つ前の「その8」では、社会科学を報告しました。

今回は、人文科学です。
ただし、その中の心理学はたいへん重いので、次回単独で報告致します。

 

3.人文科学とは

ウィキペディア(Wikipedia)から

『人文科学とは、人間・人為の所産を研究の対象とする科学、学問であり、またそれを可能にする人間本性を研究する学問である。』

何だか、とても難しくありませんか?

もっと簡単に、以下小生の考えを、小生の言葉で説明していきます。

 

4.人類学について (一部生物学とダブる)

一体人間とは如何なるものなのか。
300万年前に猿から進化した猿人が登場し、70万年前に原人が現われ、今のホモ・サピエンスになったのが10万年前。
ホモ・サピエンスへの進化は、動物学的に徐々に進化したのではなく、遺伝子の突然変異によるものだという。

遺伝子の突然変異によって、ホモ・サピエンスが得たものは何か。
それは、「理性の血」だという。
ホモ・サピエンスは、「理性の血」と「動物の血」を持つという。
人類の進化の時間の尺度でみれば、人は「理性の血」よりも「動物の血」のほうが圧倒的に濃い。
一世代前のホモ・ネアンデルタールの顔を見るとより納得できる。

次々と表出する「動物の血」は、ねたみ、やっかみ、憎しみ、怒り、利己心、自暴自棄、暴
力的な衝動など、まるでジャングルの獣のごとく、負の感情を生み出す。

我々の生活でも日常茶飯事に起きている。恥ずかしくて思わず赤面してしまう。
その「動物の血」を抑制し、コントロールするのが「理性の血」だという。
人間は「理性の血」で自分をコントロールしなければならない。
そのためには、そのことを自覚しながら、「心」を常に向上させなければならない。

 

5.歴史学について

エッセイ集 「全力で歩き通せ! 折乃笠部長 徒歩の旅」の「現在~未来へ」より

日本は、今後、どのように未来に向かっていくのか、
我々日本人はどう考え、行動していったらよいのか、折乃笠が迫った。

これからの日本人は、未来に向かって、どんな苦難があっても、
今まで以上に日本人らしく、邁進していくことが使命だと思う。
その結果、世界をリードすることが可能になるのだと思う。

今回、私は、このような多くの歴史を知ることにより、感動、涙し、また、新たな希望
を持つことができた。
私は、歴史によって魂を大きく揺さぶられた。
新たなる生きるための指針、そして、これからさらに歴史を深く学ぶ決意ができた。

これから先、日本は、必ずや明るい未来をつくることができると信じている。
自分も日本人としての誇りを持ち、その一員になりたいと思う。

歴史は、いろいろな人の生きざまを教えてくれる。
歴史を学ぶことは、人生を考えること。
歴史は、ロマンだ。

 

6.芸術について

1)芸術とは

ウィキペディア(Wikipedia)から
『芸術とは、表現者あるいは表現物と、鑑賞者が相互に作用し合うことなどで、
 精神的・感覚的な変動を得ようとする活動を表す。』

2)分類

ウィキペディア(Wikipedia)から

『表現者が、どのような手段、媒体を用いるかによって、芸術を多くのジャンルに分けることができる。
下記は、芸術の表現方法のうち、歴史的に比較的様式の定まった具体区分に、詳細な学説的分類を加えたものである。』

(1)文芸(言語芸術)
 詩
 小説・物語
 戯曲
 随筆・紀行
 文芸評論
 伝記・自伝・日記文学

(2)美術(造形芸術・視覚芸術)
 絵画(洋画・日本画)
 浮世絵
 彫刻・彫塑
 折り紙
 庭園
 書道
 工芸
 華道(いけばな)
 陶芸
 建築
 写真(芸術写真)

(3)音楽(音響芸術)
 クラシック音楽
 現代音楽
 作曲
 演奏
 歌唱
 指揮
 図形楽譜

(4)舞台芸術
 演劇
 オペラ(歌劇)
 能・狂言
 歌舞伎
 文楽
 ダンス(舞踊・舞踏)
 バレエ
 コンテンポラリー・ダンス
 パフォーマンスアート
 ボディアート

(5)映像芸術
 映画
 アニメーション
 コンピュータグラフィックス
 コンピュータゲーム

(6)デザイン(応用芸術)
 ファッション
 グラフィックデザイン
 工業デザイン
 CAD(コンピューター・デザイン)
 空間デザイン
 インテリアデザイン
 構造デザイン
 ビジュアルデザイン
 キャラクターデザイン
 ウェブデザイン
 ゲームデザイン
 ブックデザイン
 情報デザイン
 環境デザイン
 フラワーデザイン
 ガーデンデザイン
 エコロジカルデザイン
 エクステリアデザイン
 サウンドデザイン
 音響デザイン
 照明・ディメンション・デザイン
 フードデザイン
 コミュニケーションデザイン
 プロセスデザイン
 ボディデザイン
 メカニックデザイン

(7) その他
 芸能
 芸道
 武芸
 茶道
 香道
 料理
 菓子
 漫画
 アニメ
 前衛演劇
 アヴァンギャルド
 インスタレーション
 イラストレーション
 イルミネーション

3)芸術の目的 折乃笠

芸術は爆発だ!(岡本太郎)

芸術は、精神活動だと思います。

言葉やしぐさだけでは、表現しきれない心の叫びを訴える手段であり、
日常生活を送るだけでは満たされない、精神的な充足感を得ることが
目的だと思います。

表現者は、独自の手段で作品を生み出すことによって、
鑑賞者は、その作品の人為の痕跡を見出すことによって、
それぞれ精神的な充足感を得られるのではないかと思うのです。

 

7.文学について

1)文学は「自分の人生の物語を書き換える」ことができる

人が生きていく上で、重要な因子として外部からの情報入力があり、
更にその情報の中には、自分の考え方の根本となりうる思想、学問、
知識などがある。

特にその中の哲学、宗教、倫理などは、正直我々凡人には
難しくて、自分の行動まで落とし込むのはとてもたいへんだ。

私、日頃その様な機会が多くあり、決して嫌ではないが、
時々疲れて休憩してしまう。

そんな時、頭にすう~と入ってくるのが文学だ。

文学にもいろいろなジャンルがあるが、

「人の生き方」について、因子をピックアップすると
生きる場所(宇宙、いかなる国、日本各地、海、山・・・)
生きる時代(古代、奈良時代・・・江戸時代・・・現代、未来)
生きる相手(神、天皇、政治家、上司、親、家族、友人、敵、ライバル・・・)
生きるシーン(戦争、己の死、別離、再会、裕福、貧乏、飢餓・・・)
精神状態(優越感、劣等感、怒り、苦しみ、幸福、憎しみ・・)
・・・・・
などの無限の組み合わせがあり、無限の物語があると思う。

我々は、文学を読むことによって、到底自分の「生の経験」としては
味わえないことを、それも短期間に経験でき、自分のことの様に
考えることができる。

それは、仏教でいう「四苦八苦」の死、老、病、または、別れ、欲求が
満たされない等、普段経験したことのないようなことが、突然起こったが場合、
文学による経験がものをいうと思う。
絶望に陥った時の救いになり、人生、心の支えになると思う。

小生も、何回もそれによって助けられたことがある。

 

2)文学はもの言わぬ神の意志に言葉を与えること

桜美林大学の勝呂秦先生のお話から
 『神は人間が幸せになること、人間的に生きることを望んでいる。
 光治良先生はその声を聞こうとしていた。
 幸せの条件は人間的に生きることと考えていた。
 光治良先生は人間的であることを追求し  
  ・人間の生き方
  ・世の中のあり方
 を真剣に考えて文学にしてきた。

「文学は もの言わぬ 神の意志に 言葉を 与えること」

 “神シリーズ”は、神と納得いくまで語り尽くそうとしていた。
 我々読者は光治良先生から 人間的に生きること を考えるバトンを
 渡されている。
 それを受けるか受けないかは読者の判断になる。』

私、私は謹んで微力ながらそのバトンを受けさせていただきたい。
そして光治良先生の言われる 「人間としてのあるべき姿」を追求していきたいと
思っている。

 

8.まとめ

以上、人文科学について、いろいろと考えてきました。

人類学、歴史学、芸術、文学が、非常に人間臭いことがよくわかりました。

命題の「人として何が大切か、真の幸せとは何か」にアプローチしやすい分野です。

今後、分野間や他科学領域との係わりを考えながら、更に深く考えていきたいと思います。

 

9.今後の進め方

次は、「人文科学」の心理学について、深く勉強していきたいと思います。

心理学は、宗教学と同等の重みがあると思い始めています。

 

10.引用 書籍や文献

1)書籍
全力で歩き通せ! 折乃笠部長 徒歩の旅 折乃笠公徳著 文芸社

2)文献

芹沢光治良先生 と 『過去』『現在』『未来』の私  折乃笠公徳

芸術 ウィキペディア(Wikipedia)

芸術の目的

芸術の目的 その1

  

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