1.はじめに 

2023年、“日本地球物理学界の異端児”田所雄介博士の予言通り、
ついに恐れていた「日本沈没」が始まった。

ほとんどの日本人は、避難のため移民として世界各国に散って行った。

日本列島は、東北地方の北部で断層が遮断されたことにより、北海道は沈没から免れた。
九州も沈むことはなかった。

田所博士は
「プレートが切れた。関東に存在するような不安定なプレート、北海道にも九州にもない。
 つまり、沈没を引き起こす大きな原動力はもうない! 日本沈没は止まった!」
と歓喜の雄たけびを上げた。

しかし、本州は青森県の一部を残して、ほぼ全土が消滅してしまったのだ。

本州沈没。

 

2.その後どうする? 折乃笠は考える

1)現状把握

・北海道と九州で全国土の30%は残っている。
・総理大臣以下政府要人や官僚の一部は、北海道札幌に首都を移転し、
 政府機能は存続している。
・大企業は、各国に移転し存続している。
・ほとんどの日本人は、世界各国でジャパンタウンという新しい
 コミュニティーを作り始めている。

2)大方針

・日本国再建のために、世界各国に散って行った日本人を呼び戻す。

『大正末期から昭和の初めにかけて駐日フランス大使を務めた詩人の
 ポール・クローデルは、大東亜戦争敗戦のはっきりした昭和十八年に、
 パリでこう言った。

 「日本人は貧しい。しかし高貴だ。世界でどうしても生き残って欲しい
 民族をあげるとしたら、それは日本人だ」』

3)国家体制

・アメリカと同じように合衆国とする。
・州は、北海道と九州(沖縄を含む)とし、独立国と同等の機能を持たせる。
 函館vs北九州の距離は、1800kmあり、海で完全に分断されているため、
 輸送効率を考えるとベストと考える。
・連邦政府の拠点は、北九州市とする。
 北海道では寒過ぎる、九州の南は台風等の災害が懸念される。
 大きな港が作れる。

4)皇居

・北九州市に小さく再建する。
・天皇陛下を始め皇室の方々には、日本の象徴として、引き続き存続いただく。
 2681年皇統126代の天皇様は、世界に誇れる。

5)経済

・世界に先駆けて、ベーシックインカムを導入する。
 ベーシックインカムとは、国民に対して政府が最低限の生活を送る為に
 必要な額の現金を定期的に支給する政策。
・その採用条件には、AI(人工知能)の全面採用が必要である。
・その両者の関係は、人間が食うため、生きるための労働はほとんど全て
 AIが担うようにする。
 人間は生きるための労働ではなく、純粋に豊かさを求める活動に
 従事することができるようになる。
 AIがもたらしてくれる圧倒的に高い生産力によって人間が必要とする財貨が
 十分に産出され、ベーシックインカムによって誰もがそれを享受することができる。
 そして、人間は、楽しく豊かだと感じられる人生を送ることができる。

6)産業

・選択と集中を実施。
・三井、三菱、住友のコンツェルンを中心とした一貫管理体制「棺桶から宇宙まで」を実施。
 三井、住友は北海道、三菱は九州に集結させる。
・日本のすべての企業は、3つのコンツェルンに含まれ、一括管理される。
・例えば、トヨタは三井、日産は三菱。日立は住友、パナソニックは三井など。
・特に集中する産業として、日本が最も得意とする分野、ロボット、人工知能、
 バイオテクテクノロジー、農業とする。
・発電は全て自然エネルギーとし、自動車はEVのみ、石油・石炭は使用停止。

7)文化

・古来から自然を敬う神道、古事記、日本書紀、源氏物語、平家物語などを
 中心に今まで以上に日本文化を浸透させる。
・消失してしまった京都、奈良、鎌倉など古都を函館、佐賀、宮崎に
 復活させる。
 世界一の木造建築物・法隆寺など、運慶、快慶などのロダンを凌ぐ彫刻作品を
 AI&ロボットにより復刻させる。
・長崎オリンピックを開催する。
・北海道日本ハムファイターズと福岡ソフトバンクホークスを中心にプロ野球を
 復活させる。日本ハムの監督は大谷翔平、ソフトバンクの監督はイチローとする。

8)街作り

・トヨタが進めていた静岡県裾野市の「ウーブン・シティ(Woven City)」を全ての都市に適用。
・ロボットやAI技術を駆使、あらゆるモノやサービスを情報で繋ぐ。
・街の30%は、緑豊かな公園とする。
・極力、大家族構成(3世帯同居)として、世代断絶を防ぐ。
 じいちゃん、ばあちゃんによる孫への道徳教育を実施。

9)運輸

・北海道函館と北九州の距離1800km。
 人の移動は飛行機、日本航空と全日空の他に国営国内線専用航空会社を設立。
 エアバス380級の1000乗り飛行機を開発。
 モノの移動は、できるだけ押える。全てのものは州完結とする。
 必要最小限のモノの移動は、10万トン高速輸送船を開発。
 州内の移動は、主流が鉄道。個人ではEV車または空飛ぶ車とする。

10)娯楽

・帯広ディズニーランド、大分USJを開園。
・宮崎に、人口富士山を造り、海と合わせて、富士箱根伊豆国立公園を再現。
・鹿児島に、東北・関東・中部・近畿・山陽・山陰・四国地方のテーマ館公園を開園。

 

3.まとめ

古来から、大きな災害に見舞われてきた日本人。
その度に、一致団結して、歯を食いしばって、復活してきた。

必ずや、世界に誇れる新しい日本国を作れるに違いない。

頑張ろう!日本!

明るい未来が待っている!

この物語はフィクションであり、折乃笠が勝手に緊急作成したものです。

 

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