10月16日(日)に沼津へ行って参りました。

沼津の一日、夢の様なできごと。

先ずは沼津駅からバスに乗って芹沢光治良記念館へ。
その後、「文学さんぽ」ウォーキングコースを歩き先生の眠る市営墓地へ。
再びバスで沼津駅前に戻り、蕎麦屋で大盛ざるそば(生卵付き)。
徒歩で沼津市立図書館に行き芹沢光治良文学愛好会の定例会に出席。
最後に大学時代の友人(沼津高専名誉教授)と懇親会。
帰りは途中小田急ロマンスカーで一人二次会。

なんか3日分の仕事をしてきた気分です。

9時、芹沢光治良記念館着。

企画展「光治良の欧州体験『孤絶』『離愁』と『巴里に死す』」をじっくり観てきました。

小生があまりに熱心に資料を読みメモを取るので、女性の事務員の方が来て
何かの取材と間違えたらしく、いろいろな資料をくださいました。

今回記念館を訪れる目的は、小説『離愁』『離愁』『巴里に死す』を読み終わり、
大きなショックと大きな疑問点を持ったのでその内容を確認したいということでした。

『A子と結婚してすぐ欧州に旅立ったが、バリに到着するまでの間に、
 私は大袈裟な言葉を使えぱ、十字架を背負うつもりでなければ、
 この結婚は不幸になることをさとった。』

この小説は芹沢先生が45歳から49歳までの間に書かれたもので、
この時既に4人の娘さんがおり、戦時中の混乱の中奥様と必死に
生きていた頃です。

芹沢先生がこの小説を書いた真意を自分の目と頭と心で知りたかったのです。

結論、展示史料からそこまでを見出すことはできませんでした。
本件については全く触れられていません。
果たして、避けているのか、あるいは小説のストーリの中で重要な要素ではないのか?

手掛かりになったのは芹沢先生自身が小説『孤絶』に対して
「私は神に自己を告発する創作をしなければならない」
と言っていることです。

また、当時の奥様の写真がありましたがいずれも穏やかなお顔で清々しい雰囲気を
持っておりました。

本件については芹沢光治良記念館の知り合いの文芸員の方(当日は休)に
手紙で問いただそうと考えています。

次10時20分、記念館を出て「文学さんぽ」ウォーキングコースへ。

しばらく駿河湾沿いを歩きましたが、日差しがぽかぽかしていて
ほんと気持ち良かったです。

久々に観た青い海はどこまでも青く、小説の件でモヤモヤしていた小生の気持ちを
吹っ飛ばしてくれました。

途中、芹沢先生が小学校の頃、富士山を見上げた神社や石碑などを観ました。

生誕地では、生まれてから大学に至るまでたいへんな御苦労をされてきたことを思うと
何か胸に込み上げるものがありました。

そして、狩野川沿い、香貫山横を歩き、先生の眠る市営墓地に着きました。
墓所はとても立派で整然としていました。
墓標には、先生のお名前と合わせて、奥様、長女様、三女様、四女様のお名前が
仲良く刻まれておりました。

小生はしばらく頭を垂れて祈っておりました。

先生の生誕地から墓所まで訪れることができて、ほんと幸せでした。

12時3分、バスで沼津駅へ。
近くの蕎麦屋で大盛ざるそばとオプションで生卵を頼みました。
いやあ~、運動した後ってこともあって、とっても美味しかったです。
蕎麦湯も最高でした。

13時30分、沼津市立図書館で芹沢光治良文学愛好会の毎月行われている
定例会に出席。

小生、5ケ月ぶりの出席で、会員の皆様からあたたかい御挨拶をいただきました。
前回の時は小生が「芹沢光治良先生と私の『過去』『現在』『未来』」を報告させて
いただきました。

今回は、別の会員の方が「芹沢光治良と白隠禅師の健康法その相似性」という
講演でした。

小生は禅について修業中でもあることから、聴講前からとても楽しみにしていました。

講演はとても興味深い内容で効き応えが十分にありました。

また、意見と質問をすることによって、より話の内容を深堀することができました。

結論は、光治良先生は若い頃ヨーロッパ留学の時に肺結核を患い、何年も高原の
療養所で仰臥式浴光絶対自然療法(寒い外でベットに横になってじっと冷たい空気を
吸い込んで肺の中を綺麗にする療法)を続けました。

また、お若い頃同じ沼津出身の白隠禅師がいたお寺で勉強の合宿をしており、
禅についてもその当時の住職からお話を聴いているとのことです。

芹沢先生が96歳という高齢まで長生きできたのは、亡くなるまで自然療法に
白隠禅師の禅の精神を取り入れ、日々精進修業をして天上界にも通じる魂に
磨きをかけ続けていたからだと思われます。

小生、この話を聞いてとても元気になりました。

15時40分気を良くした小生は再び沼津駅前に。
大学の時の友人と懇談(飲み会)の約束。

友人は沼津高専の名誉教授をしており、母校大学で工学博士取得。
(同じむじなだったのに信じられん)

知人がやっているという居酒屋へ。
入口に生け簀があり、今日沼津港に陸揚げされたという魚介類がたくさん。

超新鮮なお刺身と焼き魚と生ビール、最高~!

昔話に花が咲き、今何をやっている、これからどうする・・・などなど
あっという間に時間が過ぎて行きました。

小生のエッセイ集第二弾の本をプレゼントしたら、目ん玉飛び出させて
びっくりしていました。

最後にこれからも協力し合って頑張って行こうと握手。

帰りは途中小田原から町田まで小田急ロマンスカーで一人二次会。
今日一日の思い出にしたりました

大月駅に着いたのが21時、家には次男が来ていて、お土産の温泉たまごで
もう一杯(いっぱい)

すっかり酔っぱらって良い気分で床に就きました。

沼津の一日、夢の様なできごとでした。

 

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