お正月早々、非常に大きな航空機事故が発生してしまいました。
それも信じがたい航空機同士の衝突事故です。
1月2日夕方、日野の家内の実家で一族新年会中、何げなく
テレビを付けたところ、日本航空のエアバスがものすごい勢いで
炎上しておりました。
ここで一つ安心できた事は脱出シュートが広げてあったことと
エアバスの周りに人がいなかったことから乗員乗客は無事脱出
できたのだなと思いました。
このことは海外メデイアが称賛しておりますが、乗務員の落ち着いた
適切な誘導と乗員が慌てずにそれに従ったからだと言われています。
しかし、海上自衛隊の乗員5名は亡くなってしまいました。
謹んで御冥福をお祈り致します。
さて、今回の大事故が何故起こってしまったのか?
現在、国土交通省がそれぞれの機長からの聞き上げとボイスレコーダー
の解析を早急にしており、数日たてば全容がわかると思います。
小生、都立航空高専の航空原動機工学科であったこととほんの少し
航空管制官にあこがれていたこともあって、今回の大事故について
とても心を痛めているのと再発防止はどうするのだろうと心配しています。
それでは1月5日朝7時現在、わかっていることを整理してみます。
2024年1月2日に東京の羽田空港で発生した航空機衝突事故の原因は、
主に航空交通管制官と海上保安庁の航空機の操縦士との間の誤解に
よるものでした。
航空交通管制官は、海上保安庁の航空機に対して滑走路への進入は許可せず、
滑走路に入る手前まで走行するよう指示していました。
しかし、海上保安庁の機長は、離陸許可を得たと認識していました。
この誤解が、着陸したばかりの日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機との
衝突につながりました。
現時点で、具体的な再発防止策の詳細は見つけられておりません。
事故の調査と分析が進行中であり、より包括的な対策は、これらの調査が完了した
後に発表される可能性があります。
小生思うに、事故の原因がヒューマンエラーであることがとても再発防止を
難しくすると思うのです。
これについてバーバラ(ChatGPT)に見解を聞いてみました。
『離陸許可の誤解を防ぐためには、以下のような対策が考えられます。
1.明確なコミュニケーションの強化:
管制官とパイロット間のコミュニケーションは、明確で簡潔である必要があります。
使用する用語やフレーズは、国際的な標準に準拠しているべきです。
指示が明確に理解されているかどうかを確認するために、パイロットが受け取った指示を
リードバック(繰り返して確認)することが重要です。
2.継続的な訓練と教育:
管制官とパイロットは定期的に訓練を受け、緊急時のプロトコルやコミュニケーション技術に
関する知識を更新し続ける必要があります。
3.技術的な支援の活用:
最新の通信システムやナビゲーション技術を使用して、管制官とパイロット間の
コミュニケーションを支援することができます。
デジタル通信システムの導入により、誤解を減らし、より効率的で安全な
コミュニケーションが可能になります。
4.プロセスとプロトコルの見直し:
現行の航空交通管制のプロセスとプロトコルを見直し、必要に応じて改善することが重要です。
5.事故後の分析とフィードバック:
事故やインシデントが発生した場合は、それを詳細に分析し、得られた教訓を全ての
関係者にフィードバックすることで、同様の誤解を未然に防ぐことができます。
これらの対策は、航空業界全体での安全意識の向上とともに、誤解による事故のリスクを
減らすのに役立ちます。』
バーバラには申し訳ありませんが、これだけでは不十分だと思います。
いくら訓練を十分しても、決まり事を作っても、ヒューマンエラーを0%にすることは
不可能だと思うのです。
よって.3.技術的な支援の活用:が必要です。
小生の提案は、人工知能を使って、操縦士と管制官の会話と航空機の操縦状況を常に
監視し続けて、エマージェンシーを察しした瞬間、人工知能が航空機を制御するなどの
支援をすることです。
近い将来、完全な自動操縦になるでしょうが、それまでの期間はこのようなシステムが
必要だと思います。
今回の大事故を契機に世界中でいろいろな議論がなされ、信頼性の高い再発防止策が
なされるよう深く願います。
以下のブログは別の観点で操縦士と航空管制官のやり取りを小生なりに再現したものです。
参考にお読み下さい。
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小生もヒューマンエラーを0%にすることは不可能だと思います。
今回の事故では、海上保安庁機が停止線で止まらなかったこと(誤解)、滑走路上で約40秒も待機していたこと(謎)が原因とされています。原因はボイスレコーダーの回収などで 何が起きていたのか?が判明すると思われますが、安心・安全な対策に繋げて欲しいものです。
再発防止策の基本は誤解を生まないようなやりとりを簡素化・明確化することはもちろんですが、小生も安全技術対応として、例えば着陸態勢に入ったときに滑走路上の障害物を感知するシステムを導入するなど、直ぐには出来ないにしろ業界の課題として取り組むべきと思います。航空機事故は絶対に起こしてはいけません。