吾輩は読鉄である。

正確に言うと、吾輩は読み鉄であるが、本当は飲み鉄である。

世の中の鉄ちゃんの種類は
 ・車両の運用調査などの「車両鉄」
 ・模型の制作・運転などの「模型鉄」
 ・駅弁の試食やラッピング集めなどの「駅弁鉄」
 ・車窓風景を楽しみながらお酒を堪能する「飲み鉄」
 ・時刻表の収集やダイヤグラムの分析などの「時刻表鉄」
 ・駅の構造や駅名の研究などの「駅鉄」
 ・一番有名なのが写真を撮る「撮り鉄」

あのさあ~ 早く次に言ってよ(行ってよ)!

ハイハイ、読み鉄はその名の通り、鉄道に関連する物語を
読むのが好きな輩のことです。

勝手に小生が作った言葉ですが。

小生、特に好きなのが鉄道を舞台にした小説です。

日本文学史に名を連ねる様な名作です。

鉄道は、我々庶民にとって身近であり、何か切なさを感じますよね。

これから、紹介する三つの小説は、小生にとって忘れられない、
生き方までに影響しているものです。

『雪国』 川端康成
『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。』
あまりにも有名な一節です。
ここでの国境は群馬と新潟でトンネルは清水トンネルです。
そして、主人公と駒子という女性との恋愛の舞台は、越後湯沢温泉です。
鉄道風景こそが、この小説の美しさが凝縮されていると思います。
小生は、大学中にこの小説を読み、一時期川端康成文学の虜になりました。
綺麗な言葉遣いとゆったりとした展開などで、さすがノーベル賞作家と
感心したものです。
越後湯沢温泉には近くに住んでいたのでよく訪れました。

『塩狩峠』 三浦綾子
『塩狩峠の頂点付近で列車の連結器が外れ、最後尾の列車が暴走。
鉄道員の青年が線路に飛び込み、列車の下敷きになって暴走を
止めたという、1909年におきた実際の事故を元にした長編小説。』
最後のシーン、青年の許嫁の娘さんが事故のあった塩狩峠を
訪れるシーンがあります。
涙で小説が読めなくなってしまいます。
小生は、大学中にこの小説を読み、これまた三浦綾子文学の虜になりました。
その当時、三浦綾子の作品を全部読んだと思います。
三浦綾子は敬虔なクリスチャンで小説やエッセイもキリスト教に関する作品が
多いです。
小生が、毎年お正月聖カテドラル教会へ行く様になったのも、その影響が
多々あります。

『鉄道員(ぽっぽや)』 浅田次郎
『架空のローカル線・幌舞駅の終着駅を舞台に、定年を控えた老駅員の人生を
描く感動の物語』
読み終えた時、感動のあまり口がきけなくなってしまいました。
その後、今でも浅田文学は読み続けています。

鉄道.特に夜汽車はそれだけで物語になりますね。

それでは、最後にもう一つ紹介致します。

『甘く切ない夜汽車の物語』
『これは今から30年前、学生さんの夜汽車の物語です・・・
 冬、学生さんは東京の実家に帰っていました・・・
 ある夜、学生さんはおかあさんと大喧嘩をして夜汽車で
 新潟の長岡に帰ってしまいました・・・』

何か、どっかのエッセイ集であったような?

学生さんはすっかり大きくなり、その頃のおかあさんの歳を
超えてしまいましたが、読み鉄はまだまだ続いています。

  

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